山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

22番 平等寺

2016年08月10日 | 神社・仏閣

21番太龍寺ロープウェイ下の宿から、徒歩12.6キロで22番平等寺にたどり着きます。

国道沿いの平坦な道をひたすら歩くのみ。

歩いている間はいろんなことを考えています。

夫の自営のこと、将来の事、仕事のこと・・・

連日の山登り遍路で足が思うように進みません。

長い長い道のりでした。

そんな時、私の前に軽トラックが止まり「乗りなさい」と。

お遍路で受けた接待に対して断ることはしないと決めていた私はそうすることにしました。

Mさんはお孫さんたちに囲まれて幸せに暮らしている方で、今までも何人もの歩き遍路さんを助けてこられた方でした。

私を20代と勘違いされて、若いのに足も痛そうで思わず車を停めて下さったようですが、実際の年を明かすと驚いておられたので、思わずすみませんというしかありませんでした。

そして10分ほどで平等寺に着きました。

「次の薬王寺へは、歩きは止めて電車を使いなさい」と諭されたので、ご接待頂いたMさんに感謝して、その言葉に従う事にしました。

手を振って別れた後、Mさんの家内安全と身体健全を祈り、祈願札を納めました。

 

22番 平等寺

山門から本堂に五色の紐が繋がれていました。

平等寺の開基は弘仁5年(814年)、弘法大師が41歳の時です。
弘法大師がこの地にやって来たとき、五色の雲がたなびき、梵字が出現したといいます。
梵字はやがて薬師如来の姿になったそうです。

それで、大師は寺の建立を決意したと伝えられています。

その時、加持水を求めて大師が錫杖で地面を掘ったところ、乳白色の霊水が湧き出てきました。
大師は霊水で身を清めて100日間修法した後、薬師如来を刻み、本尊として安置しました。

人々が平等に救済されるようにとの願いを込めて平等寺と名付けたといいます。

大師堂

弘法の堂

女坂

開運や厄除けを願い小銭を一段一段置いて上る坂です。

私も適当に小銭を置いて上りました。

護摩堂

本堂

平等寺の持仏堂ではイベントが開催されていました。

お遍路道の写真の展示

平等寺から歩いて25分ほどのところに「新野駅」があり、そこから「日和佐駅」で下車すると、薬王寺は目前です。

ですが、電車の数が少ないです。

2時間も時間が空いてしまったので、歩こうかなという気持ちが何度もわいてきたのですが、平等寺のベンチで祈願札を何枚も何枚も書きつづけ時間をやり過ごしました。

お昼になりましたが、食事できるお店もなくて、日和佐駅から少し歩いたところのコンビニで軽く食べ物を買いました。

新野駅

日和佐駅まで360円

のどかな景色を見ながら日和佐駅へと向かいます。