道の駅キラメッセ室戸から安芸行きのバスに乗り、唐浜で下車。
バスを待つ間、カウボーイハットのシニア男性が話しかけてきて、バスの中でもしつこい感じで不快になりました。
唐浜で降りるとトイレがあり便利です。
27番 神峯寺へは山道を往復することになるため、麓のお土産屋さんでリュックを預かっていただけるようですが、何となくそうしませんでした。
村の方が、遍路で怖いことなかった?と聞いてきたので、ありませんと答えたのですが・・・
その後またあのカウボーイハットの男性が追いついてきて、しつこくしてくるので、これからひとけのない山道を歩くのを恐怖に感じるほどでした。
私は車道を歩くことにきめ、ひたすらアスファルトを小走りに上りました。
高知に入ると、登った道を降りるという往復が多くなるため、歩き遍路の女性はできるだけ年齢や顔がわからないようにしたほうが安全かもしれません。
やっとたどり着きました。
お勤めを終えた歩き遍路さんが「野営で遍路しているの?」がいきなり挨拶だったので笑。
「僕野営だけど、荷物の量おんなじだよ。野営じゃないのなら何が入っているの?」また笑。
「頑張ってね~~」と励ましを頂きお別れしました。
彼は、逆回りをしています。
私の顔がこわばっていたのか、少しの時間、和ませていただきました。
何としても、あのカウボーイハットが追いついてくるまでにお寺を後にしなくては!
神峯寺は邪心を持った人は先に進めないという第19番・立江寺に続く土佐の「関所寺」。
厳めしい関所寺にふさわしく、630mの神峯山・山頂付近にあります。
神峯寺の始まりは神功皇后の時代と伝わっています。
神功皇后が三韓征伐の折、戦勝を祈願して天照大神をはじめ諸神を祀り、のちに行基が十一面観世音菩薩を刻み、本尊として開基。
後の大同4年(809年)、聖武天皇(在位724~749年)の勅願に奉じて、弘法大師が諸堂を整え、四国霊場・第27番札所に定めたそうです。
水子地蔵尊横に湧き出ている水は、「神峯の水」と呼ばれ、土佐名水のひとつ。
境内も小走り
不動明王が凄い貫禄ありますね。
山の上から海が見えます。
カウボーイハットが追いついてきて、私のほうを見ているので、足早にこのお寺を立ち去りました。