太龍寺は標高618mの大龍寺山頂近くにあります。
若き日の弘法大師が一人の僧に出会い、虚空蔵求聞持法を授けられた際に「阿波国大滝岳」や「土州室戸崎」で一心不乱に勤行したのですが、この地(大滝岳)は、弘法大師が19歳の時に山岳修行したところとして有名です。
六角経堂。
太龍寺は古来より「西の高野」として、篤い信仰を集めています。
現在は、道の駅「鷲の里」に車を駐車し、平成4年に完成したロープウエイで、山頂まで行くことができるようになったようです。
納経所は修繕中でした。
納経所の右側、持仏堂の天井には龍の絵が描かれています。
とても敷地が広いので、今まで巡ったお寺の2~3倍の時間は見積もっておいたほうが良いかもしれません。
とても木本が良い場所なので、むしろそそくさと立ち去ってしまうのは勿体ないです。
大師堂に行ってみましょう♪
重厚な建築物です。
歴史の色香を感じます。
本堂が落ち着いた雰囲気を醸し出していて、心静かに般若心経を音萎えすることができました。
まるでパワースポットのような、優しく包まれるようなエネルギーを感じました。
太龍寺は延暦17年(798年)、桓武天皇(在位781~806年)の勅命により、阿波国司・藤原文山が伽藍を建立し、弘法大師が刻んだ虚空蔵菩薩を本尊として開基しました。
その後、一時荒廃しましたが弘法大師が52歳のとき、淳和天皇(在位823~833年)が、さらに後には白河上皇が東寺の別当長範に命じて再興させたそうです。
もっとゆっくりしていたいのですが、お昼ご飯も食べ忘れてしまっているし、ロープウエイの最終時間も近づいているので、下山することにしましょう。
ロープウェイは定期20分毎(毎時0・20・40分)で上り17時まで営業しています。