25番津照寺から26番金剛頂寺まで、徒歩4.5キロ。
山道をひたすら登ります。
誰ともすれ違うことがなかったのですが、突然男性の歩き遍路さんが現れて、驚いてしまいました。
お話したいみたいで、野営で歩き遍路していること、逆打ちをしていること、など話してくださいました。
これから公園とか野営できるとこ、ありそうですか?と聞かれ、確か途中に公園ありましたよ、と答えて別れました。
私のように宿をすべて決めているのも、ある意味無理しないといけない面もありますが、野営というのも、お遍路道にキャンプ場などないし、毎日そういうのに似た場所を探すのは大変だと思いました。
やっとたどり着きました。
金剛頂寺は嵯峨天皇の勅願により、大同2年(807年)弘法大師が開基しました。
大師が刻んだ本尊の薬師如来像(秘仏)は完成と同時に自ら扉を開けて本堂に入り鎮座したといいます。
平安時代には、現在の室戸市の大部分を寺領とするほどの大寺院だったそうです。
山門
室戸岬の最御崎寺を「東寺」と呼ぶのに対し、行当岬にあるこの金剛頂寺は、「西寺」といわれています。
一粒万倍の釜
癌封じ
大師堂
霊宝殿には弘法大師使用の旅壇具や金銅製の密教法具、朝鮮高麗時代の銅鐘、木造阿弥陀如来座像、板彫り真言八祖像、高知県最古の仏像銅造観音菩薩立像のほか多数の国指定の重要文化財が残っているそうです。
この日は、この金剛頂寺の宿坊に泊まります。
高知に入ると、山や長い階段が多いです。