カーナビに「だるま」と出ていたので、好奇心でそこに行ってみることにしました。
着いた場所には駐車場のあり、車を停めて散策することにしました。
この場所には「だるま講石造物群」があるとのこと。
この場所から見回したところ、そのような講石造は視界にはなかったのですが、どうやら現在は本堂にて保存されているようです。
この地で産科医の五十嵐分(ぶん)水さんが、この周辺を霊場に「だるま講」という安産信仰を広めたそうです。
蔵王町内・平沢地区には「弥陀の杉」と呼ばれる、東日本一とも言われる、高さ50m、幹周り10mという巨木があります。
「だるま杉」とも呼ばれているそうです。
明治の廃仏毀釈で廃寺となるまで、ここには、丈六山無量寿院安養寺というお寺があり、大杉の立つ辺りはその参道の一部で、20本以上の巨木が参道並木としてあったそうです。
明治時代に現在の一本を残して全て切られてしまいました。
ぶん水は明治初頭の並木伐採を惜しんで
「村役方、この木を永世伐らせないで下さい」と刻んだ「戒石銘」を残したそうです。
現在、宮城県の天然記念物に指定されています。
「だるま杉」は、日本で二番目に高い五重塔、奈良・興福寺の五重塔 の高さが50.1mとほぼ同じ高さ。
見事というより言葉がありません。
本堂。
階段をのぼってみましょう。
鳥居の向こうに石碑。
石碑の向こうに、何か不思議なものが・・・。
何だろうとウロウロ。
覗いてみたり、横から眺めたり・・・
そうしている時、ハッと気づきました。
これは女体を模しているのですね!
大きなお腹が丘です。
般若心境の石碑は、初めて見ました。
道祖神もお祀りされていました。
昔は、他県からも「だるま講」に訪れる方がたくさんいて、賑わっていた時代もあったそうです。
■だるま堂神社
住所 宮城県刈田郡蔵王町大字平沢字丈六