2001年
青波に秘密兵器が誕生ー。昨年十月、投手に再転向したオリックス・今村文昭投手(23)が十一日、紅白戦に登板し、2回を1安打1三振無失点に抑える好投を見せた。本格的な投球練習からまだ日は浅いが、落ち着いたマウンドさばきに、首脳陣の評価も上々だ。「ストライクが取れるか、不安だった」(今村)という初登板だったが、カウント不利でもスライダーで簡単にストライクを奪った。そこに戎、加藤ら教わったシュート、MAX138㌔のストレートを効果的に交えて零封。「初めてにしては上出来」と白い歯がこぼれた。九州学院時代まで投手だった。三年の夏にはMAX145㌔の速球で熊本県大会決勝まで進出。だが非凡な打撃センスを買われ、内野手として95年ドラフト1位で入団した。当時はイチロー二世とも騒がれた。昨秋、投手への復帰を首脳陣から打診された際には「かなり悩んだ」というが、今は未練を断ち切り、投手一本の決意を固めた。立場はまだ二軍。今回はテスト登板だったが小気味いい。打者に臆せず向かって行く」と仰木監督も一軍昇格を示唆。「とにかくチャンスを生かしたい」まだまだ発展途上の今村が、青波投手陣に殴りこみをかける。
青波に秘密兵器が誕生ー。昨年十月、投手に再転向したオリックス・今村文昭投手(23)が十一日、紅白戦に登板し、2回を1安打1三振無失点に抑える好投を見せた。本格的な投球練習からまだ日は浅いが、落ち着いたマウンドさばきに、首脳陣の評価も上々だ。「ストライクが取れるか、不安だった」(今村)という初登板だったが、カウント不利でもスライダーで簡単にストライクを奪った。そこに戎、加藤ら教わったシュート、MAX138㌔のストレートを効果的に交えて零封。「初めてにしては上出来」と白い歯がこぼれた。九州学院時代まで投手だった。三年の夏にはMAX145㌔の速球で熊本県大会決勝まで進出。だが非凡な打撃センスを買われ、内野手として95年ドラフト1位で入団した。当時はイチロー二世とも騒がれた。昨秋、投手への復帰を首脳陣から打診された際には「かなり悩んだ」というが、今は未練を断ち切り、投手一本の決意を固めた。立場はまだ二軍。今回はテスト登板だったが小気味いい。打者に臆せず向かって行く」と仰木監督も一軍昇格を示唆。「とにかくチャンスを生かしたい」まだまだ発展途上の今村が、青波投手陣に殴りこみをかける。