プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

有沢賢持

2012-01-01 10:24:57 | 日記
投球フォーム・・・左スリークォーター「同僚だった安田猛や梶間健一と似たようなタイプで中継ぎ向き」


球種・・・ストレート、カーブ、シュート、スライダー、チェンジアップ、シンカー


1980年
・ヤクルト・有沢が2年目で晴れてジュニア・オールスター戦に出場する。もちろん3勝0敗、防御率2,14という「リリーフエース」の実績を買われてのものだが、球宴9日後の7月27日には30歳になる年齢は、出場選手中の最古参。この有沢、ドラフト3位指名で昨年、28歳と6ヶ月でプロ入り。ノンプロ・日産サニー札幌時代には1ヶ月に5台も車を売った敏腕セールスマンだっただけに、「いまさらプロに入って冒険しなくても・・・」と、けい子夫人は大反対。しかし、「野球が大好きだし、一度はプロで力を試したい」と、9年間のサラリーマン生活を振り切ってまでプロ入りしたガッツマンでもある。「来年なんか待てない」「実働期間が短いんだから、一年一年が勝負」というのが有沢の口ぐせでもある。今年はスライダーを覚えてピッチングに幅ができ、7月早々で昨年の勝ち星に並んだわけだが、169センチ・70キロと、ひと回り小さい「安田2世」が晴れ舞台でどんなリリーフを見せるか楽しみだ。

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片岡建

2012-01-01 10:24:00 | 日記
・1971年
片岡が、3月28日の中日とのオープン戦で初先発、大きく割れるカーブと、外角一杯に決まるストレートを武器に6イニングを投げて2失点となかなかの好投を見せた。昨年、リッカーからドラフト1位で東映に入団、投手陣建て直しの切り札として期待されたが、途中入団と故障のため、ついに1勝もあげないまま不本意なシーズンを送った。それだけに、今シーズンはキャンプ中から意欲的だった。「水中カバ」のニックネームどおり、体中から汗をポタポタ落としながら、懸命に調整につとめた。「今シーズンはなんとか1勝をあげないと格好がつかないですからね。今日みたいに長いイニングを投げたのはプロに入ってから初めて。逃げないで真っ向から勝負することだけを考えて投げました」片岡はこういって、順調な仕上がりに、メガネの奥の細い目をほころばせる。両高橋、杉田らの誤算続きで、先発投手さがしにやっきになっていた田宮監督は、この状兵の台頭に思わぬ拾い物をしたという顔つき。「いいピッチングをやってくれた。中継ぎばかりで投げさせたが、先発投手としてのメドも十分ついた」と、ローテーション入りもほのめかしていた。土橋コーチは「今日の好投で足腰さえしっかりしてくれば、投げられるという自信がついただろう。これからの課題はスタミナだ。走るのがきらいな奴だが、これからもどんどん走りこませるよ」と、片岡の成長を楽しみにしている。安心して先発を任せられるのはエース金田しかいない田宮監督にとって、中原勇とともにこの「2年生コンビ」の台頭は、明るい材料に違いなさそう。

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