プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

藤原真

2012-01-26 23:32:30 | 日記
藤原真投手

フォーム・・記載なし  球種・・スライダー、シュート、カーブ

勝負度胸は満点・下半身の鍛錬を

大胆にど真ん中にストレート、勝負球には外角へのスライダー、王も長島も手を焼く
憎い新人のデビューぶりだった。四月十二日の開幕第一戦、巨人ーアトムズでのこと。
藤原はこの一勝をきっかけに快調な投球を続けた。四月中に巨人から二勝、中日から
一勝、五月五日には阪神からも勝星をあげた。プロに入って間もない頃、スピード不足を
心配していたコーチ陣も、すっかり信頼を寄せ、アトムズのエース格になった。スピード不足
を見事に補ったのは、投球術のうまさだ。これももって生まれた勝負度胸のよさと慶大、鐘紡と
アマ球界の第一線で、もまれたせいだろう。外角をよぎるスライダーは打ってもファウルが多く、
一流打者もバットのシンにとらえるのが難しかった。
投手の生命はスピード。めっぽう速いのならともかく、速球一点ばりではなかなか通用しない。
制球と配球のコツの大切さをかれのピッチングが改めて示したようでもあった。
「変化球がコーナーに決り、満足のいくピッチングができた」と藤原も当時を振り返る。
しかし順調だったその右腕も日が立つにつれおかしくなった。
五月十日の広島に先発、三回でKO。以後は黒星の連続になった。現在四勝三敗。勝星から一ヶ月
以上も見放された状態だ。
「マウンドにあがっても打たれるような気がする」と藤原。開幕当時のはつらつさはない。プロの壁
だれもが一度はつき当って悩む。179㌢、70㌔。やや線が細い上、アマと違ってプロは長期の連戦、
その疲労度も段違いだ。これが下半身の柔軟さをなくし、制球と球威を鈍らす原因となる。
夏場に向かってますますその負担は大きい。下半身の鍛錬と気力。打開策はこの二点だ。
「開幕して二ヶ月、いろいろ勉強できた。このままでは終わりません」という藤原のピッチングに注目したい。
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渡辺泰輔

2012-01-26 23:13:45 | 日記
高校、大学を投手としての渡辺は常に球界の話題となった。
慶大入学当初はフォームが乱れて天性の剛球は影をひそめ、
彼自身もフォームの是正に人知れずに悩んだことだろうか、
見事それを克服した。春の対立大戦のパーフェクト・ゲームは
彼の投手生活に輝かしい一ページを残したといってよい。
恵まれた体から速球をうまくあやつり、シュート、それに十八番
のパームボールを配合して貫禄ある投球を見せた。フォームは完全に
本来のものとなったが、なぜか速球に今一段のノビを失っている。
変化球を数多く投げようとするからであろうか。渡辺は変化球よりも
むしろ豪速球を内、外角にビシビシ決めるように努力することが、
プロ投手として一流になれる早道のように思うのだが・・・
プロ野球界で現在低めの直球がホップするような投手は見当たらないが、
渡辺も大学時代のような速球では安心出来ない。
現在日本のプロ野球がもっとも欲しているのは本格派の大投手の出場である。
南海は従来好投手が早く潰れる球団といわれているが、これはやはり本人の
心構えがくずれてるからではないか。
渡辺が快速球と得意のパームボールが思うところにコントロールされれば
十勝は堅いと見る。杉浦、木村が大学から南海に入団早々二十勝以上を
マークしたことを思えば彼の素質から見て最低はこれくらいかせいでもらいたい
と思う。二十二歳、身長1㍍79、体重76㌔。
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岡正光

2012-01-26 20:25:18 | 日記
ドラフト制発足第一号契約選手の岡投手(保原高)が注目される。
長身の左腕。ヒジを痛めてからカーブが多くなったといわれるが、
速球で勝負できるようになれば、将来性は十分ある。
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前田四郎

2012-01-26 20:18:51 | 日記


フォーム・・不明 球種・・カーブ


一回戦=第一試合 高岡商業14-1沖縄

試合にのまれたは自滅する。沖縄はこの大敗を通じて、無心になることの
むずかしさ、プレーの上にそれがどれほど必要なものであるかを痛感したことだろう。
比嘉投手は決して非力ではなかったし、野手もそう未熟とはおもえなかったが、一回は
およそ落着きというものを欠いていた。比嘉はいきなり三島にストレートの四球。次の
吉田は三振させたが、浮足立った内野手が比嘉の足を引っ張った。塩田の二ゴロを野手が
はじいて安打にし、土肥の左飛で一点。永井の遊ゴロも勢頭がファンブルして生かした。
比嘉のコントロールがまた乱れる。バックに不安を感じて力んだからだろう。
高岡商は前田、屋根が四球を選び、山谷が高目のカーブを中前安打。さらに平田の遊ゴロ
悪投。三島の右前安打で大量六点をあげた。
二回から沖縄も落着きをとりもどしてきたが、高岡にはゆとりがあある。四回は平田の適時打で
二点。以後も比嘉の速球をのびのび打ち込んで圧勝した。
沖縄もカーブのいい前田によく向かっていったが、ここ一発になるともろさが出る。
四回仲村巣の内野安打、上間の右翼線長打で抑えた無死二、三塁も比嘉以下が凡退。
八回勢頭の二塁打と仲村巣の遊ゴロ不規則バウンドの安打でやっと一点を返した。
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吉江喜一

2012-01-26 20:04:53 | 日記
フォーム・・記載なし 球種・・・カーブ

長野 塚原が初出場

塚原4-1塚原天竜 決勝(長野市営)

塚原は二回川口の左翼二塁打を足場に、捕手のけん制悪投。犠飛、中田の適時打などで
二点を先取し、八回にも風間の三塁打やスクイズでダメ押しの二点を加えた。
天竜は、県下一の好投手塚原吉江の左腕から打者のヒザ元にはいる大きなカーブは打てず、
散発五安打に抑えられた。

勝運なく敗れた左投手では吉江(塚原)が一番魅力があった1㍍73、73㌔。タンクのように
がっちりとした体つきで、速球とカーブを武器に真向から勝負していくピッチングは平安の門野に劣らない
力強さが認められた。
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淵上澄雄

2012-01-26 20:00:53 | 日記
フォーム・・右の本格派 球種・・大きなカーブ、外角低めの速球に威力あり。切れの鋭いシュート

甲子園の出場高校紹介から


岐阜短大付属は右の本格派三羽ガラスの一人淵上の一本ヤリだ。
淵上は外角低めの速球に威力があり。このタマでカウントを有利にしたあと、
切れの鋭いシュートで勝負してくる。


大洋5-1中日(14回戦)

淵上の先発と打線の組替え。苦肉の策とも思われる大洋の作戦が当り七連敗をまぬがれた。
第一試合、6人の投手をつぎ込んだ大洋は淵上を登板させた。今シーズン4試合に登板、
三回三分の一を投げて被安打5、自責点3の成績。彼の先発は6月2日の対広島8回戦以来
二度目。このときは一回ももたなかったが、この日は大きく曲がるカーブをうまく使い、
正確なコントロールで低めに球を散らして好投、九回完投を目前に代わったが、中日を五安打
におさえプロ入り初勝利だった。大洋は四回一死後、松原が左翼ボールすれすれの本塁打。
アグリー四球のあと、スチュアート、林がともに三遊間を抜き江藤の失策とスクイズで四点を
あげ、六回にも林の適時打で一点を加えた。この二度のチャンスにはいずれも打線が下位に
回って来たが、打線を組替えていたのが結果的に成功で、うまく得点に結びついた。


夢中で投げ初白星

プロ入り三年目の淵上が完投こそ逃したが見事なピッチングで初の白星をあげた。
今シーズンは4試合登板しているが二回を投げたのが最高。それだけにこの日の快投には
みんなが驚いた。「六回ぐらいまでもってくれればと思っていたが・・。コントロールが
よかったね」と別当監督が目を細める。「なにがなんだかわからない。ただ夢中で投げただけ」
という淵上の言葉には初勝利への実感がこもっていた。
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牧重見

2012-01-26 19:46:49 | 日記

フォーム・・不明 球種・・シュート

興南対宮崎大宮 甲子園予選決勝

素晴らしい牧のピッチングに興南は手も足も出なかった。
外角いっぱいにきまる速球と内角へのシュートの使い方がうまく
興南の快打は最後まで出ずじまい。八回内野安打一本を許しただけ。
一回大宮は四球の大田原が投手悪けん制球で三振したあと、
児玉の左前打で先行。続く中嶋も右前打して一、三塁。このあと
興南捕手が一塁走者の動きにつられて無用の二塁送球をする間に
児玉ホームイン。二回も二長短打で試合を決めた。
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新井克太郎

2012-01-26 19:36:59 | 日記
フォーム・・オーバースロー 球種・・スライダー、フォーク


「高校(埼玉・大宮工)一年の夏だけで野球はやめちゃった。あとは軟式ボールで遊んでいただけ」。
ちょっと珍しい球歴の投手が突然先発してアレヨ、アレヨのうちにプロ初の完投勝利を記録した。
大洋の新井克太郎、二十一歳。五十二年秋、太陽の新人テストに合格。四年目の今季、一軍昇格で五試合、
十回3分の一投げて勝敗に無関係の自責点6。「先発は昼過ぎて球場へ来てからいわれた。一度は先発で
投げてみたいと思っていたんですよ」
争奪合戦のあげきドラフト一位、数千万円の契約金で入団しても一勝もあげず消え去った者はゴマンといる。
「(高校三年の)秋にたまたま新聞を読んでいて新人テストのことを知った。面白そうだな、と参加したら
六十㍍走とピッチングだけで合格しちゃいました」
大洋では完全試合を記録した島田源太郎(現解説者)以来のテスト生の初勝利。今季の開幕早々プロ二年目で
巨人戦に先発勝利の前泊、ヤクルト相手にプロ十二年目で初完封の佐藤の例と似て弱投球団ゆえに与えられた
チャンスながら「二軍でコツコツ努力した成果です。私には内心自信があった」と山根コーチからも認められる
努力家である。
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