プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

牧憲二郎

2012-01-05 21:21:23 | 日記
フォーム・・・ノーワインドアップなのは確か 球種・・・カーブ、シュート

牧(高鍋高出)が思い出多い甲子園で見事なデビューをした。四イニングを投げて無安打、村山より
内容はよかった。胸を張り小さいモーションから投げ下ろす速球は素晴らしかった。投球数は40
、そのうちカーブは8つ。落差のある大きなやつである。二回山内が高目、遠井が低めのそれぞれの
ボールの球で凡打したが、スピードとカーブの大きさに幻惑されて悪球に手を出したのだろう。
杉浦コーチは「本格派投手の上に超がつく」といい、めったに人をほめない野村捕手も「うちの
投手陣の中で軸になる選手だ」と目を細めていただけのことはあった。素質は十分だから今後は
打者とのかけ引き、追い詰められた時のタイミングの取り方などを研究していかなければならない。
試合後牧は「マウンドに立っても別にどうということもなかった。怖い打者はいなかった。シュートは
一球も投げなかった代わりに内角低めの直球で勝負した」と余裕を持って話した。鶴岡監督も「なにも
いうことはない」と投球については満足していた。

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橋本孝志

2012-01-05 21:04:42 | 日記
投球フォーム・・・不明 球種・・・カーブ、シュート

大型で柔らか 

近鉄はよい投手をとった。すぐに役立たないことはないが、一、二年たつうちに、
きっと第一線に出てくる逸材だと思う。体も大きいし、投手としてのセンスも
あるようだ。身長1㍍80、体重80㌔下半身の強くない高校生の年代では、
こんなに大きな体は使いこなせないものだが、橋本は理想に近いフォームをしている。
上体のこなしに柔らかみがあり、前傾姿勢もいい。下半身のバネがもう一つ不足だが、
踏み出した左ヒザにそれほどの堅さはない。球にウエートをよくのせている。
投球は直球とカーブ。今春のセンバツ高校大会では準決勝まで進み、二ヵ月後の新潟
国体では見事に優勝した。この時の印象ではカーブの使い方がうまくなっていた。
技巧に走ったというのではない。考えるピッチングに進歩してきたものと見た。
自信がゆとりを生み、ゆとりが考える投球になったのだろう。
制球力もまずまずだ。これで直球に一段と鋭さをつけ、シュートが切れてくるとプロでも
一人前である。肥満型なことと人柄がおとなしい点、気がかりでもあるが、努力の二字さえ
忘れなければ、だんだん光かがやいてくるタマである。

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岩崎清隆

2012-01-05 20:56:53 | 日記
投球フォーム・・不明 球種・・・カーブ

博多工ー堀越

投打に互角 接戦を予想

博多工は試合ごとに調子をあげてきた。岩崎投手も二回戦の玉島商戦からカーブの切れがよくなり、
投球が安定してきた。また岩崎、今久留主、橋本を中心とした打線もよく振れている。
堀越の左腕但田(たじた)はていねいに投げ、内角に決るカーブをうまく使っている。打線では
但田が好調で、古河、佐々木もしぶとい打撃をする。両チーム打線が、岩崎、但田のカーブに対し
どんな攻撃を見せるか。投打に差がないだけに接戦になりそう。
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野上俊夫

2012-01-05 20:51:11 | 日記
投球フォーム・・・不明 球種・・・カーブ、シュート

※内外野とも好守を誇る
市和歌山商

チーム創立は三十二年。三十九年、四十年の大会では準優勝している。
カギを握る左腕の野上投手は、カーブ、シュートを織り交ぜて安定している。
ただ決め球を持たないうえ、球質が軽く、素直すぎるのが難。井田捕手との呼吸は
ぴったりだ。守備は遊撃土山を中心に、内外野とも堅い。
打撃は三番井田、四番野上に期待がかけられる。井田は力、野上は技、長打コンビ。
トップの寺井、二番の左打者的場は好機に強く、岩崎、山口、白川も好調。
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吉岡邦広

2012-01-05 20:44:45 | 日記
投球フォーム・・・不明 球種・・・シュート カーブ

三田学園(出場校の横顔)


チーム打率三割四分。四番藤村は四割八分四厘をマークし、長打力もあり好機に強い。
一番の遠山も四割打者。安井、杉本、吉岡、大山の四人も三割打者だ。一試合に十一本弱の
安打を放っている。吉岡投手は左腕からシュート、カーブをうまく投げ分ける。けんせいは
うまいが、やや制球に欠けるのが不安。昨秋こわした肩も復調した。控えは藤村、安井、山田。
継投策で勝った試合が多い。失策は三試合に二個の割合。打力をいかに得点に結びつけるかが
課題だ。
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及川宣士

2012-01-05 20:43:38 | 日記
投球フォーム・・オーバースロー 球種 スライダー カーブ シュート

阪神の先発がバッキー。大洋が新鋭の及川。四連敗と元気のない大洋だけに
阪神の有利が予想されたが、いざフタをあけると内容はまったく逆だった。
心配された及川がブレーキの大きいカーブとシュートをうまく使って好投した
のに反し大丈夫とみられていたバッキーが二回に早くも打ち込まれてしまった
からだ。大洋はこの回まず長田が中前打、中堅並木のトンネルで一挙三塁、一死後
松原が一、二塁間に適時打して一点。二つの四死球で満塁から近藤昭も三塁間を抜いて
二点。さらに三回にも三安打で二点を追加。大きく差をつけた。バッキーは球が高めに
浮いていたがそれにしても大洋打線はよく打った。及川は大量点にも守られ、ボール数が
多くなったが好守にもりたてられ、初勝利を完封でかざった。

及川、沈む球に威力

大洋から移籍した太平洋の及川が、オープン戦3試合目の登板で初勝利。
5回投げて無失点。打者15人に1安打。3三振、1四球と立派な内容。
スライダーに加えて内角への直球が打者の手元で自然に沈むのが効果的。
「第1球は必ずストライクをとろうと心がけたのがよかった。自分でも
満点の出来だ」と明るい表情。
河村コーチも「こんなに投げるとは・・・。スピードがあるし変化球も
いいので期待できる」とローテーション入り確実を裏付ける評価をしていた。
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斉藤芳明

2012-01-05 20:10:03 | 日記
フォーム:不明 球種 ドロップ

1965年 北関東決勝 鹿沼農商 農大二 4-1

鹿沼は一回四球と右飛失で、一、二塁。一死後鈴木が左中間を抜いて二点を奪った。
農大は不調の樫出を小林に代えて防戦したが、攻撃面であせり出した。二回加藤の二塁打、
小林のバント二塁失で一点を返したものの、あとは得点に結びつかない。三回は本盗に失敗、
四回は一死の三塁走者がけん制球でアウトになった。
後半は斉藤のドロップに大振して試合は鹿沼のペース。八回鹿沼は落合安打、鈴木の右飛は
野手がころんで三塁打、豊田も安打して二点をあげた。斉藤投手の落着きと鈴木の好打が目立った。

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奥田直也

2012-01-05 19:56:00 | 日記
投球フォーム:サイドスロー 球種 シュート カーブ

大鉄は二度、三度と訪れた好機を決定打不足から得点出来ず苦しい経過をたどった。
九回、奥田、山本恒が無死から連安打、境の一ゴロでつかんだ一死二、三塁も、
打者太田の一球目に二塁走者山本恒が捕手のけん制球に刺され二死。せっかくのチャンスも
消えかかった。満員の三塁側大鉄・応援席から大きなタメ息がもれる。だがそのタメ息は次の瞬間
大歓声に変わった。二球目を太田が右翼線に殊勲の一打を放った。作新学院はわずか一安打で
三塁も踏めなかった。大鉄・奥田が横手から球質の重いシュートを投げ、カーブが大きく曲がって
打ちにくかったこともあったが、前半はボール打ちが目立ち、後半にはいってもその打法に工夫がなかった。
しかし、作新にも見るべきものはあった。捕手川中の強肩、三併殺を見せた堅い守りの内野陣など、
打撃さえあったら、と惜しまれるチームだ。

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石井邦彦

2012-01-05 19:43:49 | 日記
投球フォーム・・・アンダースローの速球派投手。185センチ、80キロの巨体を折り曲げるようにして投げ込んでくる。当時、下手投げ投手に弱かった王者・阪急打線用の「秘密兵器」として獲得した。


球種・・ストレート、カーブ、シュート、シンカー


1977年
「江川はダメだったが、文字通りラッキー7だよ。どの選手も入団してくれそうだし、非常にいい補強になる」11月22日のドラフト会議が終わって、大沢監督は大喜び。1位指名の石井邦彦は首都リーグの大東文化大という野球にはなじみの薄い大学で、名前は売れていないが、大洋が指名した門田投手と並んで、江川に続く即戦力のトップクラス。「下手投げでカーブのキレがよく、シュートもいい」・・・三沢スカウト。「高橋直といういい手本もいることだし、きっとエースになれる素材」と太鼓判を押す大沢監督。石井投手も日ハムの指名に大喜び。「日ハムさんは球団経営に非常に情熱を注いでおられるようですし、いい球団に指名して頂きました」と即日ОKの感じだった。

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