プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

氏家雅之

2012-01-23 21:12:18 | 日記
フォーム・・?  球種・・・カーブ

1971年ファーム時代
・中日球場でのウエスタンリーグの試合。ナイターの公式戦とは違って昼間のスタンドはガランとしている。それでもファンは結構いるもので、常連がたいてい百名ぐらいは熱心に観戦している。南海を今季初めて名古屋に迎えての一回戦。
ビッグ・ルーキー島本講平「南海」が登場するとあってスタンドはいつもよりファンの数が目立って多かった。本多チーフコーチは「お客さんへのサービスだよ」とばかり6回からドラフト1位の氏家をマウンドに送った。島本対氏家の見せ場は6回にやってきた。だが、勝負はあっさりと島本に軍配が上がった。二走者を置いて、島本の一撃は右翼スタンドへ弾丸ライナーとなって突きささるスリーラン。マウンドの氏家はいくらかひるんだが、試合後「島本君はやっぱりいいバッターですね。完全に負けちゃった」と、さっぱりしたものだった。氏家は学校の関係でキャンプ参加が極度に遅れたのが原因で、遅れを少しでも取り戻そうとして無理を重ねた結果、腰を痛めてしまい十分な練習をやっていなかった。ウエスタンではこの日が二度目の登板だった。中日は昨年、ドラフトのクジ運に恵まれず9位を引いた。見渡したところ即戦力になる投手は全部、他球団に指名されてしまった。それなら、二、三年先に大成してくれる本格派投手をとろう・・・というわけで、愛知県の大府高という無名高から氏家を指名した。交渉に当たった山崎スカウトは「みなさんがドラフト1位ということで、すぐ使わなくてはいけないことをいわれる。だけど彼を小手先のピッチングで小さくまとめたくない。氏家は二、三年先を目標に大きく育ってくれるでしょう」こんな立場に置かれた氏家は見方によっては「幸福な新人」といえる。


腰を鍛え速球で勝負(氏家雅之)

高校では速球七、カーブ三の割りで投げてきました。プロでも体力を生かして堂々と速球で勝負するつもりだし、そういったタイプの投手になりたいと思っています。そのためには、より速い球が投げられるよう、暮れから自宅近くの山道を毎日約6㌔走って足、腰を鍛えています。プロはどんな練習をするのか、それについて行けるだろうか。またプロの投手のスピード、コントロールはすばらしいので、ボクの力で大丈夫だろうかといった不安も確かにあります。だが体さえ鍛えておけばいい結果になると思い、当面の目標は体づくりにおいています。
ともかく一日も早く一軍の投手になることで、何勝という目標はありません。ナイターの光景が輝くマウンドで思い切って投げれたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

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藤田賢治

2012-01-23 21:11:15 | 日記
球種・・・ストレート、カーブ、シュート


1970年
・「御当所」ということもあって、今年入団した藤田投手が去る4月4日の近鉄戦「富山」で登板した。投げたのは九回の一イニングだけで、その内容も被安打3、四球1とさっぱりのデビューに「この球場は高校のときにいつも使っていて、よく知ってるんですが、初めての登板だけにまったくドギマギしちゃって・・・」と苦笑い。それでも、「やっぱり実力のないせいですよ。力があれば、あがるなんてこともないし、だいいち、もう少しいいピッチングができたでしょうが・・・」と自分の至らなさを反省していた。しかし、人気のほうは、相手の
近鉄・太田幸司以上の「フジタさーん」の黄色い声援を浴び、ナインからは「たいしたもの」と冷やかされていた。

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