プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

久保文雄

2012-01-24 23:24:54 | 日記
投球フォーム・・・オーバースロー

球種・・・重い速球と緩いカーブ主体の投球


1982年
・和歌山・伊都高からドラフト外で入団して2年目。大器がその片鱗をのぞかせはじめ、いまキャンプ地の草薙でちょっとした「シンデレラ・ボーイ」になっている。高3の夏、県大会決勝で箕島に敗れ、全国的知名度は得られてないが、巨人のスカウトも手を伸ばしていたというから実力は相当なものだった。同期入団の左腕・広瀬新太郎が教えられたフォームを崩していたのに比べ、久保は指摘された所をきちんと守り、自分のものにしていった。具体的には右手の使い方を直されて、腕がスムーズに大きく振りぬけるようになった。182センチの上手投げ、真っ向からの重い速球が実にコントロールよく、捕手のミットにおさまる。「夏場過ぎには一軍で投げられれば儲けもの」といっていた関根監督だが、キャンプイン1週間もすると「開幕から中継ぎでいけるかもね」に代わり、キャンプ中盤過ぎたいまは「ひょっとすると抑え役でいけるかもしれないぞ」に代わった。慢性的な「左腕不足」に悩む大洋投手陣の救世主になれるか注目である。

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植村秀明

2012-01-24 20:34:23 | 日記

長身生かした速球

両リーグを通じ外人選手を除くともっとも大きい一八八㌢、八五㌔の本格派投手。
恵まれたからだから投げ込む速球が魅力である。奈良・郡山高二年のとき夏の甲子園へ出場、
二回戦で横浜一商に敗れたが、力いっぱいの投球は 大器 として注目を集めた。広島東洋が
二位にリストアップしたのももちろんその素質にほれ込んでのこと。まだ荒削りだが「そこが魅力」
と備前コーチ。「じっくりと鍛えこむ。キャッチボールを見ただけでよくわからないが、下半身のバネ
をつけさせたい。一年生に期待するのはコクだが後半戦あたりから出てくれれば・・・」
植村は「一日も早くプレートを踏みたい。聞いてみると速いだけではだめだということですし、
シュートを覚えようと思います。ライバルは阪神にはいった野上君(和歌山市商)。僕とよく似たタイプですし
負けたくありません。それとチーム内の全選手。自主トレーニングに二日ほど参加してきつかったことより、
やらにゃかんと身がひきしまる思いでした。」
根本監督は「小細工を覚えさせないでよさを伸ばし、威圧感をあたえる大型投手に育てたい」という。
この若ゴイをじっくりと鍛え上げようとしている。


郡山・植村秀明投手 惜しくも大記録逃す

郡山・植村投手の快投が続く。ズシッと木村のミットにおさまる球は、見るからに重そうだ。
小千谷は球威に押されて内野へのゴロが精いっぱい。四球で出た二人の走者も、併殺と二盗を
しくじり、三人ずつで七回を経った。記者席のあちこちから「ノーヒット・ノーラン」の声が
かかる。八回も二死になった。これまで四十七度の大会で、十五人の投手しかやったことのない
記録、しかも開会式後の第一試合では、昭和7年第十八回大会の明石中楠本投手以来三十四年ぶりの
快挙だったのに、ここで広川の三塁右でちょっと不規則バウンドした内野安打が出た。
「本当に、ノーヒットだったのは知りませんでした。それよりいま何回をやってるのかも気がつかなかった
です」と植村は身長が1㍍86もある大きな体に似ぬ小さい声で、はずかしそうに話した。
植村は二年生で、まだカーブの投げ方を覚えるところまでいかず、シュートと著球で勝負する投手、との評判が
早くから伝えられていた。コツコツ当てていく打者をそろえた小千谷は「うちの好きな型の投手」と意気込み、
プレートの二㍍ほどまえから投げさせて打撃練習、植村に備えた。郡山の森本監督はこの練習ぶりから「外角に
強そうなので、思い切って内角のひざ元をシュートで攻め、外角はボール一つはずれる球を投げるように」と
バッテリーに作戦をさずけた。小千谷はこの配給にまんまとひっかかった。シュートにつまり、これではいけない、
外角球を打とうとあせるので、ついボールに手を出した。小千谷の柴山監督は「北陸大会で打ちすぎたことから、
みんなに引っ張ろうとする悪いくせがつき、得意の右翼打ちが出たのは九回だけ」と反省する。
もう一つ植村を元気付けたのは一回の先取点だ。郡山は奈良県予選からジャンケンに勝つと必ず後攻をとった。
小千谷はそこまで調べて、この日にたとえジャンケンで負けても好きな先攻になれると思いこんでいた。
ところが郡山は「守りにつく選手が少しでも落ち着けるように」と先攻をとり、ここでも森本監督の読みが
当り、小千谷の堅い立ち上がりをついて一点を拾った。すべてにうまく先手をとったといえる。植村は九回の
二死から石坂を四球で出し、2-1と追い込んでいた関に投げたドロップを右前に適時打された。大会を前に
やっと覚えたドロップ、三球しか投げなかったうちの一球で完封を逃しただけに、バッテリーサインを送る森本監督は
「速球でいくべきだった」と残念がった。

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伊東勇

2012-01-24 20:19:27 | 日記
フォーム・・不明  球種・・・スライダー、カーブ、シュート


西鉄4-2ロッテ

西鉄は三回一死後、伊東投ゴロ失、基と船田がいずれもうまく右へ打って同点、二死後広野が
0-1から木樽のカーブを右へ三点本塁打して引離した。
伊東は一回アルトマンに打たれて一点を失ったが二回からは調子をあげた。球速こそなかったが、
シュートとスライダーをコーナーに投げ分けた。七回やや制球力を乱し一点を取られ与田の救援を
受けたが、プロ入り初の勝ち星をあげた。ロッテは四連敗。


オープン戦 広島4-4西鉄

投手難にあえぐ西鉄にとって伊東、福永の出現は光明といえる。
三年目の伊東はシュートとカーブで好投、2イニングで四球1を許したが、
2三振を奪うなど無難に投げた。ただモーションが大きいので二塁に走者を
置いたとき盗塁される危険性がある。新人の福永はバネのきいた投法で低めに
よくコントロールされていた。両投手ともオープン戦で経験を積めばおもしろい存在だ。
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岡村佳典

2012-01-24 20:09:31 | 日記
フォーム・・オーバースロー 球種・・カーブ


岡村(浜田)は上手投げの本格派。重い球質でカーブも鋭く早くからプロにねらわれていた。
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中村順二

2012-01-24 20:08:08 | 日記
フォーム・・? 球種・・・スライダー、シュート

正月返上で体力づくり

プロ入りに踏みきったものの、大丈夫かなという不安は残りますが、入団した以上は、早く第一戦で
でられるよう、力いっぱいやります。私にはネームバリューなんてありませんが、社会人野球でやった
経験の積重ねがあります。永淵さん(近鉄)ともいっしょにプレーしたましたし、ある程度の目安は立ちます。
直球、シュート、スライダーを投げますが、直球をいま以上にきれのあるものにしたいと考えています。
いま、ランニングを主体とした体力づくりをしていますが、身体だけは自信があります。
早く第一線飛び出すために、この冬が大事だと考え、正月も返上というところ。
社会人時代でも、一年ごとに少しづつ進歩していましたから、プロの世界でもあせらずやっていくつもりです。
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