投球フォーム・・・オーバースロー
球種・・・重い速球と緩いカーブ主体の投球
1982年
・和歌山・伊都高からドラフト外で入団して2年目。大器がその片鱗をのぞかせはじめ、いまキャンプ地の草薙でちょっとした「シンデレラ・ボーイ」になっている。高3の夏、県大会決勝で箕島に敗れ、全国的知名度は得られてないが、巨人のスカウトも手を伸ばしていたというから実力は相当なものだった。同期入団の左腕・広瀬新太郎が教えられたフォームを崩していたのに比べ、久保は指摘された所をきちんと守り、自分のものにしていった。具体的には右手の使い方を直されて、腕がスムーズに大きく振りぬけるようになった。182センチの上手投げ、真っ向からの重い速球が実にコントロールよく、捕手のミットにおさまる。「夏場過ぎには一軍で投げられれば儲けもの」といっていた関根監督だが、キャンプイン1週間もすると「開幕から中継ぎでいけるかもね」に代わり、キャンプ中盤過ぎたいまは「ひょっとすると抑え役でいけるかもしれないぞ」に代わった。慢性的な「左腕不足」に悩む大洋投手陣の救世主になれるか注目である。
球種・・・重い速球と緩いカーブ主体の投球
1982年
・和歌山・伊都高からドラフト外で入団して2年目。大器がその片鱗をのぞかせはじめ、いまキャンプ地の草薙でちょっとした「シンデレラ・ボーイ」になっている。高3の夏、県大会決勝で箕島に敗れ、全国的知名度は得られてないが、巨人のスカウトも手を伸ばしていたというから実力は相当なものだった。同期入団の左腕・広瀬新太郎が教えられたフォームを崩していたのに比べ、久保は指摘された所をきちんと守り、自分のものにしていった。具体的には右手の使い方を直されて、腕がスムーズに大きく振りぬけるようになった。182センチの上手投げ、真っ向からの重い速球が実にコントロールよく、捕手のミットにおさまる。「夏場過ぎには一軍で投げられれば儲けもの」といっていた関根監督だが、キャンプイン1週間もすると「開幕から中継ぎでいけるかもね」に代わり、キャンプ中盤過ぎたいまは「ひょっとすると抑え役でいけるかもしれないぞ」に代わった。慢性的な「左腕不足」に悩む大洋投手陣の救世主になれるか注目である。