プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

西岡剛

2012-03-17 22:42:12 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「186センチの長身から投げ下ろしてくる」



球種・・・ストレートは平均140キロ程度。シンカー、カーブ、フォーク。低目の制球が課題だった。



1987年・10月17日・巨人ーヤクルト26回戦・後楽園球場。観衆4万5千・試合時間・2時間29分
ヤ000000000・0
巨000000001・1
勝ち・槙原・・負け・西岡

西岡投手・投球内容・8回3分の2・・5安打・・三振6・・四死球1・・自責1

・後楽園球場で行われる最後のナイトゲームだった。ヤクルトの先発・西岡は伸びのある直球とフォークボールの高低の変化で巨人打線を抑え込んだ。両チーム無得点で迎えた9回ウラ巨人は2死2塁の場面で原が左前にサヨナラ安打を放ち投手戦にケリをつけた。

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鈴木伸良

2012-03-17 20:27:16 | 日記
投球フォーム・・・・185センチの長身をいかした本格派。


球種・・・・重い球質の速球とカーブ。


1978年「イースタン」
・巨人のルーキー「マンモス」こと鈴木伸がぐんぐん調子を上げてきた。「まだ無我夢中で投げている」そうだが登板4試合目の5月7日・日ハム戦「佐伯」で4安打の初完投、初完封をマークして3勝目。先の日ハム1回戦の先発勝利、ロッテ戦の救援勝利に続いて、ルーキーとは思えぬ見事なマウンドさばきである。「ファームの中では飛び抜けて球威があるし、投げれば投げるほどよくなる感じ。末頼もしいピッチャーですよ」と、岩本二軍監督も手放しの喜びようだ。これで25回3分の1を投げ自責点1.。とくに初完封の日ハム戦は5三振の無四球ピッチングで打っては7回2死1,2塁で右中間に2塁打を飛ばすなど2打点の活躍ぶり。評判どおりの「打って良し、投げて良し」を実践している。まだ球種は直球とカーブしか持ってないが「タマが重いし、真っ向から勝負する本格派に小細工は不要。今のままで十分」と首脳陣の期待は高い。

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山口哲治

2012-03-17 20:26:51 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「ストップモーションからズバリと投げ込むスタイル」


球種・・・ストレート、カーブ、スライダー、決め球はシュート



1979年
・素晴らしい快進撃を続けていた「近鉄特急」が一時はストップし、どうなることかと思わせたが、若きヒーローが飛び出して、まずは窮地を脱した。6月19日の日ハム12回戦「藤井寺」でのことだが試合は延長10回ウラ、伏兵・吹石のサヨナラ3ランで勝利したが、投の立役者は10回を一人で投げきり2失点の好投をみせた2年目の山口だ。柳田、村田、井本らの先発陣が8連続KOを食っていただけに価値のある投球だった。山口のグラブには「南無智弁尊女」の6文字がマジックで書かれてある。この文字に目をやりサインをのぞきこむ。「気持ちがスッとして自信がわいてくるんです。智弁学園を卒業しただけで、別に弁天様の信者ではないんですが・・・」だが、この6文字が心の支えになっているのは、いうまでもない。
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平沼定晴

2012-03-17 17:22:28 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「プロ入り後にノーワインドアップに改造」


球種・・・ストレートのMAXは142キロ程度。シュート、カーブ、スライダー、フォーク。変化球のコントロールが優れている。



1983年・3月3日・オープン戦・中日ー広島「串間」
広島000009301・13
中日000040000・4
勝ち・鍋屋・・負け・市村・・本塁打・宇野1号、加藤1号、堀場1号、及川1号

平沼投手・投球内容・先発・3回・安打0・・・自責0

平沼、3回を無安打・・・合格デビュー
・中日というチームは、高校出の投手が他より早く一軍入りするケースが多い。鈴木、小松、牛島と、中日では、一種の「伝説」になりつつある。そして「今年も」と期待させたのが、この日先発した平沼だ。千葉商大付高時代の三年間、プロの注目を集めた右の本格派で、昨年のドラフト2位。近藤監督が「ある程度、球は速いしコントロールもいい」と評価しての一軍キャンプ入りであり、チームのオープン戦2試合目のでの先発だった。その投球内容は期待通りのものだった。まず1回、内外角に制球よく球を散らして三者凡退と落ち着いた投球でスタートした。三回の先頭打者、長嶋清には力んで四球を与えたが、これも併殺で切り抜け、終わってみればノーヒットで3回を9人の打者でピシャリ。球数も33球と少なかった。中日入りしてからチームの方針でノーワインドアップに変え、制球力がついたそうで、上出来の投球に平沼は「ほっとしました」と色白の童顔をほころばせた。シュート、直球、カーブとストライクゾーンいっぱいに投げる球種もまずまず。いま勉強中のフォークボールもワンバウンドにはなったが、2球試してみるなど、積極性も十分。近藤監督は「若いのにブルペンでの投球をそのままやった。いい度胸と投球内容でした」と、ほめちぎっていた。

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有倉雅史

2012-03-17 17:21:47 | 日記
投球フォーム・・・・右オーバースロー



球種・・・ストレートのMAXは142キロ程度。カーブ、武器のフォークボールは「三振を取れる」自信があり、首脳陣も高い評価をしていた。

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呉憲助

2012-03-17 17:21:30 | 日記
投球フォーム・・・アンダースロー


球種・・・下手投げ特有のホップするストレートと内角を突くシュートが武器。カーブ、シンカー、スライダー。実戦的なコントロールを身につけるのが課題だった。

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大屋好正

2012-03-17 17:20:18 | 日記
投球フォーム・・・右サイドスロー


球種・・・ストレート、カーブ、シンカー、シュート、チェンジアップ



1978年
・「78年型」のホープとして一軍入りした3年目の大屋だが、どうやらプロの厚い壁にぶち当たってしまったようだ。ここまで2試合に中継ぎで出ただけだが、サイドハンドからのシンカーが決まらず、半速球を狙い打たれるケースが目につく。当たれは長打になる球威不足のため、危なくて使いにくい状態になっている。「力んでしまうから、本来の味のあるピッチングが死んでしまう。クセ球でかわせないようでは、大屋の球は通用しない」と根本監督の評価も日に日に厳しくなっている。

入団当時はスリークォーター。コントロールが良く、速球とシュートで打者を打ち取る。 入団3年目にサイドスローに変更。球種はシュート、カーブ、チェンジアップ等。
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藤城和明

2012-03-17 17:17:59 | 日記
投球フォーム・・・・・右オーバースロー「ワインド・アップ投法。プロ入り後に変則2段モーションから正統派の上手投げに改造」


球種・・・ストレート、カーブ、スライダー、フォーク


1982年・4月25日・阪急ー西武前期6回戦「西宮」観衆2万6千・試合時間・3時間31分
西武200001000・3
阪急00000501・・6
勝ち・藤城・・負け・杉本・・本塁打・石毛2号、福本3号

藤城投手・投球内容・9回・9安打・三振7・四死球3・自責3

藤城「新天地」で初白星・初登板で西武打線を封じる
・9回2死、スティーブを遊撃フライに打ち取ったとき、藤城の顔にやっと笑みが広がった。つい先日「勇者」の仲間入りを果たしたばかりの男が、初登板で完投勝利を飾った。「この日のために酒も控え、節制してきましたからね。なにしろ勝ちたかった」1昨年6月以来という完投の味をゆっくりとかみしめた。しかし、155球、被安打9が物語るように、決して楽なマウンドではなかった。1回、先頭の石毛にいきなり本塁打の洗礼を浴び、さらに田淵のタイムリーで2点を失う不安なスタート。6回にも3連打で1点を奪われた。「プロ入り初登板の時よりも緊張しましたよ。もうどうなるかと思っていましたが、バックが本当によく打ってくれました」と、打線の援護に感謝した。プロ入り6年目、これまで大物投手と期待されながら飛躍できなかっただけに、今季にすべてをかけていたという藤城。キャンプ、オープン戦では必死に野球と取り組んできた。それが、開幕した途端、未知の球団へトレード。普通ならくさりかけるものだが、藤城はこれを発奮材料にした。その心意気が8回に表れている。1死後、山崎に二塁打された直後だった。マウンドに歩み寄った上田監督に対し、片岡捕手に自分の球威を確認したうえで「行かして下さい。最後まで投げます」とキッパリいい切ったのだ。上田監督は「スタミナもあるし、いいスタートを切ったので、やってくれそうや。フォークボールがいいね」と手放しのほめよう。弱体投手陣に悩む阪急にとって、藤城の力投は一筋の光明になったといえるだろう。だが、ネット裏では日ハムや近鉄のスコアラーが藤城の投球をつぶさに観察していた。藤城の真価が問われるのは、相手が研究してくる次の登板になる。

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レーシッチ

2012-03-17 05:38:38 | 日記
投球フォーム・・・193センチの長身から長い腕をくねらせて、スリークォーターとサイドスローを使い分ける。


球種・・・ストレート、カーブ、シュート、スライダー、ナックル、シンカー、フォーク。2種類の投法なので同じカーブ一つをとっても微妙に変化の仕方が違う。



1984年・3月6日・オープン戦・広島ー阪急「広島球場」
阪急000000720・9
広島012010000・4

勝ち・小林・・負け・川口

レーシッチ投手・投球内容・4番手・1回・安打、自責0

「レーシッチ、無失点お披露目・・・抜け目なく審判チェック」
・抑えの切り札が登場するにはちょっぴり寂しい場面だった。4-9と大きく負け越した9回。雨と寒さを耐え忍んで声援を送ってくれた二千人の地元ファンにサービスの意味も含めてレーシッチの登板となった。下位打線から始まり、7番の福原にはいい当たりの中堅ライナー、木下を遊ゴロに打ち取り、山森には2-3後から四球を与えたものの、有賀も中堅ライナーで無失点のデビュー。ただ、地元ファンは「七色の変化球ピッチャー」という触れ込みだっただけに、三振のないピッチングは期待はずれだったようだ。「気持ちよく投げられた。感じのいい球場だし、これならいいシーズンを迎えられそうだ」とわずか1イニング、天候、点差からしてもレーシッチは初登板の緊張感はあっても、燃えるような材料はなかったという。「スピードは90パーセント。初めての登板だし、自分の投げる球と、相手がどういう球を打ってくるかに集中していた。投げたボールはストレート、カーブ、スライダーの三種類。アンパイアも相当きわどい球を投げたが、いい判定をしてくれた」とチェックしなければならないところはちゃんとテストしていた。上田監督がいうように全力を出し切っていなかった、というのが阪急ベンチの大方の印象だった。レーシッチも「走者を置いたきわどい場面で投げるとき、自分の真価が発揮できる」とその役割は十分に認識している。

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畠山準

2012-03-17 05:37:04 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「ダイナミックなフォームが売りだったが、プロ入り後は上体がそっくり返るクセがあり、そのため制球を乱す場面が再三あった。試行錯誤の末、3年目のシーズンにはサイドスローに改造するなど最後まで安定したフォームをものにできなかった。


球種・ストレートのMAXは138キロ程度。カーブ、シュート、フォーク、チェンジアップ、外角へ小さく沈むスライダー。



1984年・5月12日・阪急ー南海8回戦「西宮」観衆1万4千・試合時間・2時間41分
南海212102010・9
阪急000030000・3
勝ち・畠山・・負け・今井・・本塁打・門田7号、福本1号、久保寺1号、香川3号

畠山投手・投球内容・9回・4安打・三振3・四死球6・自責3

「畠山、初完投・2勝目・・・大量点で気楽・同期の藤本修には負けない」
・これじゃ完投しなければ笑われる。バックが14安打で大量9点。「前半に点をたくさん取ってくれたので楽でした」と気楽なマウンドで、畠山はわずか4安打3失点。プロ入り初の完投勝利は、ただひたすら打線に感謝だ。140キロ台のストレートはもうない。せいぜい138キロ。だが、カーブにシュートと、フォークがある。ガムシャラにシュート回転のストレートを投げる子供のピッチングから大人のピッチングへの変身が、完投勝利につながった。「阪急打線はつかみどころがなかったのでは。打者有利のカウントからのチェンジアップが打者の目を狂わせたと思うが、ゴロを打たせて取るピッチングをよう考えとった。粘り強く投げられたね」とは河村投手コーチの話だった。同期入団ながらドラフト5位の藤本修が早くも2勝。8日の西武戦「和歌山」では4安打の完投勝ちさえやっている。「ニャンコのことは気にならない」とドラフト1位の方は突っ張るが、それはウソ。「使えるやつがどんどん出てきて、使えんやつが一人おるなあ」というのは、このところの畠山の常とう句で、それが闘志の裏返しであることははっきりしている。78キロの体重が71キロに減り、徳島・小松島の実家で田植えの手を休めテレビにかじりついていた母親・ツミ子さんは「やせてきているのが心配で・・・。それにスピードもないし。完投はうれしいですが、これからが大変でしょう」と、うれしさより先行きの不安がいっぱいだが、畠山も完投勝ちのうれしさの中で反省点を忘れてはいなかった。「先頭バッターに四球を出して、それからホームランを打たれるようでは」5回、小林晋、福原に四球のあと、福本にホームランされた投球は、完全に子供から大人へなり切っていない証拠。穴吹監督もそこを責めて「0-2のカウントが多いし、よっぽどの援護がないと9回は乗り切れん」と言い、上田監督は「大量差だったのでウチのバッターが打ちあせったのが敗因」と言った。いいところ、悪いところを織り交ぜての完投勝利。首位返り咲きの白星は打線爆発の方が優位に見えてくるが、なんせプロ入り初のものだから、帰りのバスの中で大ハシャギも、まあいいか。

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