投球フォーム・・・オーバースロー
球種・・・ストレートの平均135キロ程度。スライダー、カーブ、シュート、シンカー。「球速はないがコントロールと配球のうまさが光る」
1986年・5月5日・近鉄ー南海4回戦「藤井寺」観衆2万6千・試合時間・2時間36分
南海010100000・2
近鉄000000000・0
勝ち・西川・・負け・加藤・・本塁打・デビット7号
西川投手・投球内容・9回・4安打・三振5・・四死球3・・自責0
・南海のルーキー西川がスライダー、シュートで両サイドを丁寧につき、二塁を踏ませなかった。西川は4月29日の西武4回戦「大阪球場」の五回以降、15イニング無失点で、防御率争いのトップ。南海の左投手の完封は53年8月の平沢以来8年ぶり。
「強運・西川、タカにカツ」
・猛打の近鉄を完封した西川は「できるとは思わなかった。とてもうれしい。」と控えめながら喜びいっぱい。「スライダーが良かった。打たせて取る投球に徹した」と振り返るように、投球数117球中、7割を占めた変化球の切れが抜群で、三回の無死二塁が唯一のピンチ。五度目の登板で早くも2勝。法大時代、東京六大学新記録の16連勝をマークした「強運男」だけに低迷するチームに次はどんな幸運をもたらすか。