1970年「阪急時代」
・レギュラーの座を虎視眈々と狙っているのが、若手の正垣だ。昨年は代打要員として活躍していたが、ミートのうまさは三年目のことし「阪急の誰とくらべてもヒケはとらん」西本監督・・・といわれるほど冴えている。168センチの身体とは思えないほど腕力も強くパワーがある。「外野陣の編成に頭が痛いわ。あのバッテイングをベンチにおいておくのはもったいないから、なんとか使いたいと思っているんだ」と西本監督に言わせるように、他の外野手を脅かす力は、充分持っている。「レギュラーに使いたいくらいの選手だから思い切った代打攻撃もかけられる。この調子を続けてくれたら、不動のレギュラーになるのは間違いない」西本監督は、こういって一軍入りどころかレギュラーの切符さえも約束しているのである。
1979年「広島時代」
・赤ヘルの代打の切り札・正垣の活躍が光った。大洋との札幌シリーズ第1戦、1点リードされた9回表、二死一、三塁の場面で、リリーフの佐藤から三村が同点の左前安打。なお一、二塁で今度は代打の正垣が決勝の左前安打を放った。「左殺し」と異名をとる正垣が「右殺し」に変身?「いやあ、佐藤とはパリーグのときから相性がいいんですよ。それにもう球威がさほどないし・・・。だからスライダーのタイミングで待っていた。これがドンピシャリで・・・」テレる正垣は、佐藤の大学時代の先輩。それだけに試合後は佐藤の姿を見つけると「悪かったなァ」と声をかけていたが、最近はここ一番の勝負どころで打てなかっただけに喜びもひとしお。この正垣、相手投手のクセを見破る目はチーム一。しかも先の阪神戦ではベンチの誰もが気づかなかった相手内野陣の「隠し球」を発見するなど、その働きぶりはなかなかのもの。首脳陣の評価も高い。
・レギュラーの座を虎視眈々と狙っているのが、若手の正垣だ。昨年は代打要員として活躍していたが、ミートのうまさは三年目のことし「阪急の誰とくらべてもヒケはとらん」西本監督・・・といわれるほど冴えている。168センチの身体とは思えないほど腕力も強くパワーがある。「外野陣の編成に頭が痛いわ。あのバッテイングをベンチにおいておくのはもったいないから、なんとか使いたいと思っているんだ」と西本監督に言わせるように、他の外野手を脅かす力は、充分持っている。「レギュラーに使いたいくらいの選手だから思い切った代打攻撃もかけられる。この調子を続けてくれたら、不動のレギュラーになるのは間違いない」西本監督は、こういって一軍入りどころかレギュラーの切符さえも約束しているのである。
1979年「広島時代」
・赤ヘルの代打の切り札・正垣の活躍が光った。大洋との札幌シリーズ第1戦、1点リードされた9回表、二死一、三塁の場面で、リリーフの佐藤から三村が同点の左前安打。なお一、二塁で今度は代打の正垣が決勝の左前安打を放った。「左殺し」と異名をとる正垣が「右殺し」に変身?「いやあ、佐藤とはパリーグのときから相性がいいんですよ。それにもう球威がさほどないし・・・。だからスライダーのタイミングで待っていた。これがドンピシャリで・・・」テレる正垣は、佐藤の大学時代の先輩。それだけに試合後は佐藤の姿を見つけると「悪かったなァ」と声をかけていたが、最近はここ一番の勝負どころで打てなかっただけに喜びもひとしお。この正垣、相手投手のクセを見破る目はチーム一。しかも先の阪神戦ではベンチの誰もが気づかなかった相手内野陣の「隠し球」を発見するなど、その働きぶりはなかなかのもの。首脳陣の評価も高い。