プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

堂上照

2012-03-19 16:56:23 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー


球種・・・重い球質の速球、カーブ、フォーク、決め球は内角シュート。


1976年
・6年目を迎えた「ジャンボ投手」堂上の株が後半戦に入ってウナギ上りだ。8月5日・大洋戦「川崎」で敗戦処理のマウンドのはずが、その直後、味方の逆転劇で思わぬ白星が転がり込み、これがプロ初勝利。次の阪神18回戦では初セーブ。8月17日の大洋19回戦の二度目の先発に出ると2失点の初完投勝利といった具合。「この6年間、途中でどれだけ足を洗おうかと思ったかしれません。だけど、それじゃ、故郷には帰れない。いっぺん、かならずゲームに完投するまでは・・・その夢までに見た完投勝ちです」あとは言葉にならなかった。1971年、電々北陸から入団。大型に似合わず、腕の振りが小さく、目立った球速がなかったのに、今季初めて一軍に上がった堂上は、内角シュートという新しい武器を身につけていた。これが上昇した原因である。
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森浩二

2012-03-19 14:53:09 | 日記
投球フォーム・・・・オーバースローからサイドスローに改造「左打者用のワンポイント・リリーフ。球威、制球とも平凡」


球種・・・ストレートは平均136キロ程度。カーブ、シュート、スライダー。


1986年・6月21日・阪急ー西武11回戦「西宮」観衆2万2千・試合時間・2時間20分
西武500000000・5
阪急000000020・2
勝ち・東尾・・負け・山田・・本塁打・石毛6号、ブーマー14号

森投手・投球内容・3番手・8回・4安打・8三振・四死球0・自責0

・初回に、エース山田が打ち込まれて5点を失い、攻守に精彩を欠いた阪急の中で、唯一の収穫は7年目の左腕・森の好投。両コーナーを丹念に突く投球で、「中継ぎエース候補」に一躍、名乗り出た。
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小林誠二

2012-03-19 14:52:31 | 日記
投球フォーム・・・オーバースローからサイドスローに改造して頭角を現した。


球種・・・・ストレートの平均137キロ程度。カーブ、スライダー、シュート、シンカー、得意球はパームボール。


1982年・10月24日・日本シリーズ・中日ー西武第二戦「ナゴヤ」観衆2万9千194人・試合時間・3時間24分
西武420000001・7
中日000000001・1
勝ち・小林・・負け・都・・本塁打・西岡1号
小林投手・投球内容・2番手・4回3分の1・・1安打・・四死球0・・自責0

「遅咲き小林また金星」
・プレーオフで活躍した西武の小林が、日本シリーズでは勝利投手という金星をものにした。4回2死1,3塁で杉本を救援、打席に大島を迎えてボールが先行したが、フルカウントから内角高めの直球で空振りの三振に仕留め、楽になった。「大島さんの時は力んでしまったが、三振にとった球は、狙ったわけじゃないのに一番いいところへ行った。ここを切り抜けたことで落ち着いた。直球の走りがよく、コントロールもほぼ自分の思い通りだった。」という。広島から金銭トレードで西武に移って2年目。「広島時代は、日本シリーズでベンチ入りしたこともなく、ただ見る立場だったから、プレーオフでの胴上げ投手といい、日本シリーズでの勝ち投手といい、信じられません」横手投げに変えたのが成功して、つい2ヶ月ほど前から一軍で活躍し出した遅咲きのプロ七年生は、笑顔を浮かべるでもなく、ピッチング同様に淡々とした表情で話していた。
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会田照夫

2012-03-19 14:51:58 | 日記
投球フォーム・・・・速球派のアンダースロー。立ち上がりの制球に不安があった。


球種・・・下手投げ特有のホップする速球。カーブ、スライダー、チェンジアップ、決め球は落ちるシュート。



1971年
・一躍、新人王候補に名乗りを挙げたのが、ヤクルトのルーキー・会田投手だ。デビューの中日戦で、いきなり菱川に一発を喰らい、プロの厳しさを思い知らされたが、どっこい会田はムラムラと闘争心をかきたてた。横からのシュートをいつの間にかマスターし広島戦で初勝利を挙げると、大洋戦では完封勝利で3勝目。「新人王?とんでもない。これで一年分働きましたよ」と控えめだが本心ではない。福井での巨人戦で広野に歴史的なサヨナラ本塁打を打たれたが、しんみりしていたのは宿舎に帰るバスの中だけ。翌日は「ショックなんかありません。こっちは新人ですから」とケロッとしていたものだ。目下のところ、佐伯「広島」、若松「ヤクルト」が新人王のライバルだが心臓の強さからいって、会田に分がいいといっても過言ではない。
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河原明

2012-03-19 14:51:32 | 日記
投球フォーム・・・入団6年目頃にサイドスローからスリークォーター「ノーワインドアップ」に改造。


球種・・・ストレート、カーブ、シュート、スライダー。



1970年
・池永に次ぐ第二のエースとして期待された河原だったが、オープン戦の始まった初っ端から、二軍に落とされてしまった。2月28日の大洋戦に先発しながら17人の打者に7安打で自責点6、というぶざまなピッチングが原因だが、今シーズンから新設された「罰金」の第一号にもなっている。さらに3月4日の広島戦では3回を投げて5安打、自責点4と依然、本調子には程遠い。河原は「実戦を甘く見ていた」と反省の色が濃く、本番までに立ち直る決意を固めている。
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都裕次郎

2012-03-19 14:51:04 | 日記
投球フォーム・・・オーバースロー「ノーワインドアップ」


球種・・・ストレート、大小2種類のカーブ、スライダー


1982年・10月16日・大洋ー中日24回戦「横浜」観衆3万・試合時間・3時間17分
中日100101000・3
大洋010000010・2
勝ち・都・・セーブ・牛島・・負け・遠藤

都投手・投球内容・7回3分の1・安打3・・三振5・・四死球5・・自責2

「中日、ついにV王手・・・都力投、自ら勝利打点」
・終盤でまたヒヤリとしながら、中日が優勝へあと1勝と迫る、貴重な勝ち星をものにした。先発の都は、立ち上がり制球が悪く、二回に連打と死球で二死満塁としたあと、高木豊に押し出しの四球を与えた。しかし、続く基をキャッチャーフライに打ち取ってピンチを脱すると、本来のリズムを取り戻し、三回以降七回まではわずか1安打と、スイスイ投げた。八回、一死一塁で、大久保にあわや同点本塁打という大ファウルを打たれたところで、中日は大事を取って牛島にスイッチ。牛島は1点を失ったが後続を断ち切った。

「腰痛こらえ16勝」
・中日の都が、右腰痛をこらえながら、優勝へ王手をかける16勝目をマークした。二回に押し出しの四球を許すなど、先行き不安なスタートだったが、直球の切れの悪さをカーブでカバーした。「とにかく腰が心配だった。カーブだけが頼りでした」という。打っても、四回に勝ち越し点をたたき出し、これがプロ入り初の勝利打点となって「積極的に初球から打って出たのがよかった」とうれしそう。ただ、八回、大久保にホームラン性の大ファウルを打たれた時は「アカンと思ったんですがねぇ。あれは神風が吹いてくれた」と、ホッと胸をなでおろしていた。
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谷村智啓

2012-03-19 14:50:33 | 日記
投球フォーム・・・・入団当時はノーワインドアップのモーションから振りかぶりざま、クルリと背を向け、最上段から投げ込むという
変則フォーム。「ツイスト投法」などどいわれた。プロ2年目からは、オーソドックスなオーバースローに改造している。


球種・・・ストレート、カーブ、シュート、スライダー、シンカー。


1980年・4月17日・阪急ー西武前期3回戦「西京極」観衆6千5百・試合時間・3時間32分
西武000100000・1
阪急10000142・・8
勝ち・谷村・・負け・・古沢・・本塁打・蓑田2号、マルカーノ1号

谷村投手・投球内容・9回・7安打・三振1・四死球3・自責0

「谷村、移籍後、初勝利」
・阪神時代の同僚でともにパリーグへ移籍した、西武・古沢と阪急・谷村が西京極で対決。古沢が持ち前の速球でグイグイ押せば、谷村も変化球を自在に操り中盤まで互角の投げ合い。「谷村はボールの切れが阪神時代よりもよくなっている。落ち着いたピッチングだった。」古沢・・・「とにかく、援護があるまでガマンするしかないと思った。古沢は力のあるボールを投げていた」谷村・・・と、お互いに相手をほめあう両投手だったが、古沢は7回、129球で沈み、谷村は移籍後初勝利と明暗を分けた。
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古沢憲司

2012-03-19 14:50:15 | 日記
投球フォーム・・・右スリークォーター「インステップ気味に、思い切りのいい投球をみせる」


球種・・・ストレート、カーブ、スライダー、フォーク、決め球はシュート。



1978年
・球団史上最低の成績の中、夏の長期ロードも一進一退で、後半戦も不振を続ける阪神だが、わずかに意地を見せたのが8月19日の巨人戦。先発の古沢が、気合の入ったピッチングで巨人打線を封じ、久々の快勝。試合後はニコニコ顔でインタビューに応じていた。
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藤沢公也

2012-03-19 14:49:46 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー「ノーワインドアップ投法。スピードはさほどないが、多彩な変化球と駆け引きの巧さで打者をほんろうしていく」


球種・・・低目を突く伸びのある速球、シュート、カーブ、スライダー、フォーク、武器はプロ入り後に習得した、最低速度68キロの
パームボール。


1982年・10月4日・中日ーヤクルト23回戦「ナゴヤ」観衆2万1千・試合時間・2時間26分
ヤ000000001・1
中01000020・・3
勝ち・藤沢・・セーブ・牛島・・負け・松岡

藤沢投手・投球内容・8回3分の2・・6安打・・三振5・・四死球1・・自責1

「勝竜だ!逆転Vへ再出発・・・藤沢、熱投・・・チームを救う」
・信じられないシーンだった。完投できなかった投手にスタンドは総立ち、グランドが揺れ動くような拍手で迎え、おまけに五色のテープまで乱れ飛んだ。ファンには藤沢が神様にみえた。首脳陣にとってもその思いは同じだ。「ここまで投げるとは思わなかったろう。よくやったよ。ありがとう」そうねぎらいの言葉をかけて権藤コーチは静かに藤沢から完投勝利のウイニングボールになるはずの白球を受けとった。「とにかく勝つんだ。オレだって優勝争いに参加したい」という執念が乗り移ったボールを受けとった牛島が杉浦を二ゴロに打ちとって勝利が決まった瞬間、泳ぐようにナインをかき分けて藤沢は牛島に飛びついた。価値ある1勝だった。特攻回転で投手陣全体にへばりがきているうえに、巨人3連戦での死闘。おまけにローテーションの谷間。不利な条件はそろいすぎていた。そこへ、この救世主の登場だ。必ずしも首脳陣に絶対の信頼を置かれているとはいえないベテランが・・・。しかも、二日の広島戦で起こした右肩痛の後遺症が中盤過ぎから重くのしかかっていたのだ。「握力がなくなるんです。五回だったかな、六回かな。真っすぐのスピードが120キロ台しかでないんです。がく然としましたよ」それでも最低が68キロというパーム、フォークを駆使して九回二死まで投げ抜いた。「あいつは火事場の馬鹿力のようなものを持っている。ピッチングはハートだ。」と権藤コーチが感嘆したあっぱれな快投だ。三年前の新人王もいまでは窓際に追いやれつつあった。出番はローテーションの谷間、リードされた試合の中継ぎ、そして敗戦処理。しかし、藤沢はそのつど「オレはなんでも屋」と開き直ってきた。「おれだって優勝争いに参加したいよ」輪の中からはじき出されようとした男の必死の執念が逆転Vの灯を守った。
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野中徹博

2012-03-19 14:49:00 | 日記
投球フォーム・・・右オーバースロー


球種・・・ストレート、カーブ、スライダー、フォーク



1985年
・2年目の野中が3月15日のヤクルト戦でオープン戦初登板。7回からマウンドに上がり、いきなり連続三振の上々のスタート。大物ルーキー・広沢も三塁ゴロに仕留め、8回も小川にヒットを許したものの、2回を1安打、1四球の無失点に抑え首脳陣を喜ばせた。「カーブとフォーク、変化球はよかったんですが、気合が入りすぎてストレートが全然行かなかった。点数にすれば60点ぐらいです」と反省しきりだったが、0に抑えたことがやっぱり嬉しい様子。そんな野中に上田監督も「マウンドでのプレートさばきがうまい。甲子園の土を踏んでいるのは大きいね」と合格点をつけていた。
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鈴木康二朗

2012-03-19 14:48:34 | 日記
投球フォーム・・・長身を利かせての上手投げ。体格のわりには、ややスタミナ不足だった。


球種・・・ストレートのほとんどが、シュート回転、又はスライダー回転する。落ちるシュート、カーブ、スライダー、打者の手もとで落ちるシンカー。


1980年・4月5日・中日ーヤクルト1回戦「ナゴヤ」観衆3万3千・試合時間・2時間36分
ヤ110000000・2
中000000010・1
勝ち・鈴木康・・セーブ・井原・・負け・藤沢

鈴木康投手・投球内容・8回・7安打・三振4・四死球1・自責1

・ヤクルトの先発は8年目で初の開幕投手に起用された鈴木康である。序盤に2点の援護をもらった鈴木康は変化球を中心としたピッチングを見せ落ちる球が低目に決まった。後半にピンチを迎え、井原の救援を仰いだが開幕投手の重責を果たした。
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松谷竜二郎

2012-03-19 14:48:08 | 日記
投球フォーム・・・ワンテンポ、腕が遅れて出てくるので、非常にタイミングが取りづらいフォーム。


球種・・・ストレートのMAXは145キロ程度。カーブ、シュート、決め球はスライダー。


・1989年、6月7日、イースタンの大洋戦「平塚」では同リーグ史上11人目のノーヒットノーランを記録。


1991年・5月22日・ヤクルトー巨人8回戦「神宮」観衆4万8千・試合時間・3時間15分
巨000003051・9
ヤ001000000・1
勝ち・松谷・・負け・加藤・・本塁打・村田5号、駒田5号、上田1号

松谷投手・投球内容・9回・6安打・三振11・四死球2・自責1

「松谷、プロ初先発初勝利」
・なんとかやりくりしてきた先発投手がとうとう底をつき、松谷がプロ初先発。3回に味方の拙守で先制を許したが、動揺をみせず、見事に立ち直った。140キロ台の直球と武器であるスライダーを信じて「キャッチャーのミットめがけて、一球一球を全力で投げ、逃げずに向かっていくだけです」と、試合前に話していた通りのピッチング。次第にリズムに乗り、ローテの谷間に巡ってきたチャンスをしっかりものにした。
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御子柴進

2012-03-19 14:47:13 | 日記
投球フォーム・・・・アンダースロー「球威はないが自在の変化球を魅せる」


球種・・・ストレートのMAXは138キロ程度。カーブ、シュート、スライダー、シンカー。


1988年・5月8日・阪神ーヤクルト4回戦「甲子園」観衆5万2千・試合時間・2時間46分
ヤ010000000・1
神00020001・・3
勝ち・御子柴・・セーブ・中西・・負け・尾花・・本塁打・岡田4号

御子柴投手・投球内容・3番手・4回・1安打・三振6・・自責0

「御子柴、見事な中継ぎ」
・前日、一軍へ上がった御子柴が見事な中継ぎを演じて、5年ぶりの勝利を飾った。「先発が伊藤さんで、きょうは出番ないと思っていたのに・・・。久しぶりの勝利でうれしい」と笑顔。カーブが思うように曲がらなかったそうだが、その分、ヤクルト打者のタイミングを狂わせたようだ。ウエスタンリーグで5日に完投しており、中二日の登板に「疲れはあるが、一軍に来ると、そんなこと言っておれない」と、意気込みも違っていた。
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