プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

早川靖雄

2014-04-05 12:11:18 | 日記
1963年

浪商では第二の張本と鳴らしたものだったが、1年遅れてプロ入りしてからの3年間では、たった11試合に出ただけで、それも11打数無安打というのでは張本との比較など問題外だ。ただむやみやたらに振りまわしている印象しか残っていないが、事実11打数で7三振で、たった一度四球で出塁したときも、簡単に二盗に失敗してしまった。昨年八月二十八日の神宮での東映戦の八回、代打に起用されたとき、3年後輩の尾崎と初対決したが、1球目ボール、2球目ファウル、3球目空振り、4球目ボールの2-2後、また空振りして、あえなく後輩の前に屈してしまったのだ。2年 打率・000 本塁打0
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太田枝雄

2014-04-05 12:04:54 | 日記
1963年

プロ歴6年といいながら、一軍に登用されたのは4年目の一昨年からのこと。しかし昨春のオープン戦では26試合に・245、3ホーマーで14打点と打ちまくり、いよいよ待望の大型三番打者誕生と戸倉監督を喜ばせたものだった。カーブにはもろいが、うまくミートさえすればとてつもなく遠くへ飛ばし、リキの点では阪急随一との定評あるこの太田も、実際に公式戦に入るとその粗けずりな打法ではやはり通用せず、77試合で・182、ホームランなど1本も打てずじまいで、ただ・350という三振率の高さだけが目立った。今季も十二日現在8打数で無安打、4三振をくりかえしているにすぎない。2年 打率・180 本塁打1
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脇坂隆志

2014-04-05 11:58:30 | 日記
1963年

脇坂は身長1㍍82という堂々たる体格の持主。打撃のすばらしさはもちろんのこと、ものすごいファイターであるといわれる。とくに脚力は快脚で、一試合平均3盗塁を確実にマークするという。試合によっては5盗塁もしばしば記録、猛烈なヘッドスライディングにいたっては「プロ野球の選手に見習わせたいほどだ」と柴田スカウト(中日)はいっていた。脇坂選手を現役のプロ野球選手のタイプになぞらえると、「ちょうど江藤のような選手。江藤の学生時代よりはるかにすご味がある」といっていた。
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白石静生

2014-04-05 10:37:58 | 日記
1966年

左投手難の球界にあって左腕王国を出現させようとするチームがある。巨人打倒を目標にして意気込む広島である。広島には巨人キラーの左腕大羽と森川がいる。これにルーキーの白石(四国鉄道)が加わって左腕トリオが完成した。とりわけホープ白石にかける期待が大きく、長谷川監督も、「期待の先発、救援、なんでもOKの投手。二年前から目をつけていただけに、投手陣に一本シンが通った感じだ」とまで語っている。この白石はノンプロ球界屈指の左腕と高く評価されており、昨年五月の鉄道大会ではノーヒット・ノーランを演じ、19三振の記録を作っている。この快速球を引っ下げてのプロ入りだけに、対巨人用投手として首脳陣が期待するのは当然で、広島の誇る左腕トリオの一番手として新春早々から各チームの注目を集めている。白石はこうした世界に対し、「期待されているのはよくわかるが、あくまでも相手はプロでやっているだけのスタミナと球威をつけるのが目標」とルーキーらしからぬ落ちついたプレートさばき?を見せ、いっそうの好感を呼んでいる。
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園田喜則

2014-04-05 07:20:31 | 日記
1968年



ケガがつきもののプロ野球にあって、今シーズンを棒に振ったのが、東京の園田内野手。園田は去る七月四日のファームの練習中、右ホオに打球を受け、骨折で全治一か月の重傷。さらにこの影響で右目の視力を失い再起不能説まで飛ぶありさま。その後、東京医科歯科大病院で治療を受けた結果、視力も0.6まで取り戻した。園田は大阪・北陽高出身の二年生。昨年は一軍戦に二十二試合出場して四安打を飛ばし、イースタンでは二割七分四厘、一ホーマー、打撃十二位。首脳陣は「脚あり、打撃のセンスもあり、来季のホープ」と期待を寄せている。このオフ、園田と同期の岩崎、川畑がアメリカの教育リーグへ参加するという恵まれたシーズンを送っただけに棒に振った園田の口惜しさも人一倍といったところ。「とにかく、いまは体の回復が第一ですから・・・」と暇さえあれば高円寺の合宿で素振りに汗を流している。逆境に負けず立派に再起してほしい園田である。
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福田信夫

2014-04-05 07:08:25 | 日記
1961年

中日入りが内定していた立大の福田信夫投手は七日、名古屋市中区西川端の同球団事務所で中日と正式契約した。福田投手の勧誘にあたった柴田スカウトは、「立教の練習を見にいってあー、あれが福田かとすぐわかった。目立って、いい投手なのにどうして立教は彼を神宮で使わなかったのか」といっていたが、契約を終えた福田は翌日から二軍選手といっしょに中日球場で練習した。以下の福田のピッチングを視察した石本コーチの価値判断。「荒っぽい投手と聞いていたからどんなフォームで投げるか、と心配していたが、フォームはいい。別に注文をつけるところはなかった。体もいいし、球威もありそうだ。それにチョット話してみたところなかなかいい根性をもっていそうだ。陸橋で第一線に登用するよう育てなかったのが不思議だね。育てようによっては六大学一の投手になっていたかもしれぬ。欠点?そりゃあ欠点はありましたよ。まず第一にバック・スウィングから投げる体勢に入る際、腕が縮む。つまり関節が折れることだ。球威があって途中でくたびれたり、制球難なのもここに原因がある。彼が正しいフォロー・スルーをマスターしたら、これは来シーズンの大きな戦力になりますぞ」ところでこの福田、練習には児玉のユニフォームを借用して参加していたが、これがまた別誂えのようにピッタリ体にある。福田が心に期することが一つある。それは、「巨人に入った村瀬、アイツだけには負けたくない。来シーズンは奴と競争だ」ということだ。互いに大学中途からプロ入りという似たようなケースをたどったわけだが、村瀬とは、福田が育英高、村瀬が関大付属高時代からの好敵手なのだ。どちらに軍配が上がるかは来シーズンのお楽しみだが、これでまた来年から巨人ー中日戦には呼びものが一つできたわけでもある。福田はプロ野球の感想を「わずか三日間の練習でしたが有意義な勉強をさせてもらいました。オフの間は、石本さんに教えられたことを復習して、足腰をきたえ、来シーズンに備えるつもりです」と語っていた。
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石原碩夫

2014-04-05 06:52:50 | 日記
1961年

「たとえオープン戦だからといっても、一軍は一軍だ。4イニング投げて1四球に押えることができたんだから、来シーズンもきょうのつもりで投げるんだ。きょうのピッチングを忘れんなよ」十一月十二日、大津での対阪神戦に先発した石原投手(七月東洋紡岩国から入団)は、コーチや選手にこう激励された。ローテーションで4イニング投げることになっていた石原はその責務を完全に果たした。そのあとはローテーションにしたがって高野、橋詰、富永に予定どおり交代したが、橋詰が打たれ、3-2で逆転され勝利投手にはなれなかった。「たいぶ自信がつきました」と石原は語っていた。西村、多田両コーチとも、「スピードはあるし、カーブも切れるし、これからもっと伸びるだろう」と来シーズンに大きな期待をかけていた。いままで東映にはこの横手投げがいなかったので、この石原の好投には水原監督もごきげんだった。
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大森秀男

2014-04-05 06:24:19 | 日記
1961年

高校球界きっての好捕手中京商の大森秀男選手(1メートル75、69キロ)の入団が決定した。大森はことしの春と夏の二度甲子園に出場、強肩強打、すぐれたインサイドワークで各球団スカウトの注目を浴びた。阪急はさきに中日入りが決定した山中投手とバッテリーを組んでいたのに目をつけ、山中ー大森のバッテリーで獲得しようと猛烈な巻き返し攻勢を演じたが、山中の方は中日入りをくつがえすことができなかった。しかし大森はスケールの大きい打てる捕手だからいままでの新入団選手のなかではピカ一。岡村、松並、木村と捕手の正位置をめぐってさっそく激しいポジション争いを演じることになりそうだ。
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松崎勝志

2014-04-05 06:18:56 | 日記
1961年

七日に正式契約した日大一高の松崎勝志一塁手(1メートル81、75キロ)はハワイ選抜軍との試合でオール東京の四番を打った好打者。手首が強く、スラッガーの素質十分と期待をかけられている。岡野代表は、「滝田が抜け、故障がちの岡本のいる一塁だからチャンスは十分一日も早く定着するよう」と注文した。
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日下正勝

2014-04-05 06:11:55 | 日記
1965年

パ・リーグの新人王になった池永正(西鉄)が、このオフに両親を日光、箱根へ親孝行旅行に連れて行ったという話をきいて、「全くうらやましいネ」と大きなため息をついているのは、大方の若手選手たち。「だけどボクなんかオヤジの顔も知らないんだから・・・」とさびしそうにいっているのが大洋の日下。海軍にいた父親の孝雄さんは、昭和二十年の三月、日下が生後五か月のとき、南方で戦死してしまった。それ以後、母親の春子さんが女手一つで育ててきたわけだが、末っ子の日下はなに不自由なく大きくなったという。「でも五か月の間に二度オヤジに面会してるらしいんです。それがせめてもの慰めですけど・・・」父親の話がでる毎に、日下はこういって自分自身を慰めている。入団した当時から日下は、「早く一人前になることが、なにより親孝行」と精進をつづけた。昨年はイースタンの二冠王(ホームラン、打点)に輝いてことしは一軍入り確実、といわれていたが、キャンプの終盤に右肩を強打してまたフイにした。それでも、打点26(二位)、ホームラン7本(一位)をマークして今年も有望株らしい活躍をみせた。しかし、念願の一軍入りができなかっただけに残念でならないらしい。「来年こそは絶対に神宮や後楽園で、思いきりばりばりやりますヨ」といまから四年目の来シーズンに親孝行と野球生命のすべてを賭けている。
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皆木敏夫

2014-04-05 06:02:05 | 日記
1971年
・巨人の皆木敏夫投手「22歳」が今シーズン限りで退団し、来季からは第二の尾崎を目指してゴルフに転向する。「3年間はガムシャラに練習するだけです。どうせ野球で失格したんです。今度はとことん頑張ってみますよ」巨人に4年在籍し、公式戦はもちろん未登板、イースタンリーグでも10試合に出ただけで1勝2敗。ゴルフに転向といえば聞こえはいいが、実際は自由契約選手として整理されたのだ。現役時代の年俸は100万円。栄光に背を向けたバッティング投手というカゲの存在に甘んじるならば、あるいは来年もまだ100万の年俸をとることができたかもしれない。だが皆木にはそれが我慢ならなかった。「阪急との日本シリーズの前に下手投げをやれっていわれたんですよ」転向を決意させたのは、この下手投げ指令だったという。巨人は自分を単なる投げる機械としてしか評価してない。すでに限界を知りつつあった皆木の心は、このときはっきりと決まったという。現在、3年後に行われるプロテストに向けてスタートをきっているが、「いまはまだハーフ45か
46ぐらい。これを合格点の36か37に持っていくには、大変な苦労があると思います。でも多摩川で練習に励んだことを考えれば、なんだってやれる」皆木はプロゴルファーとしての成功を決意した。
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サディナ

2014-04-05 05:50:42 | 日記
1959年

「まず投手の補強を・・・」といっていた山本監督に、おそまきながら吉報が入ってきて喜ばせている。それが、かねてから話題になっていたサルディナ投手の入団決定であり、このほど近鉄を去った榎原好投手、阪急を去った原田孝一投手の入団である。サルディナ投手の話は、すでにシーズン中からのものであり、具体的な交渉は昨年十一月ころからはじめられており、今季ストーブ・リーグは惨敗を伝えられる南海にとって、唯一の光明だったもの。それが、このほど、サルディナ投手の所属チーム、ハワイ朝日軍のオーナー前原氏を通じて南海橘代表あてに「よろしくたのむ」旨の書類が届いて、決定的となったのである。橘代表は「正式契約は、ことしの二月頃になるだろう」と語っていた。このサルディナ、正式にはジョン・サルディナといい、当年とって二十七歳、身長1メートル85、体重85キロというから、半田選手に比べれば体が大きい。サイド・スロー投手で、かなりの速球を投げるということだが、いくぶんコントロールに欠けるうらみがあるとのこと、だが、変化球でも、相当威力があるカーブ、シュート、ナックルなどを投げるということで、早くも期待をもたれている。外人選手問題のかまびすしい折だが、これで南海が打倒西鉄に一歩でも近づけるとしたら、ファンにとって嬉しい話である。
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