フォーム・・・打者のタイミングを狂わす独特の投球フォーム
球種・・ストレート、カーブ、ドロップ
1958年
渡辺は中国大会では肩の不調で球の切れが鈍かったが、すっかり回復して打者のタイミングを狂わす独特の投球フォームからカーブを主とした変化球に十分期待がかけられる。
1965年
プロ初勝利
六回から巽に代わった左腕渡辺のカーブを打ちあぐんでいるうちに、巨人は足もとをすくわれた形。渡辺はプロ初勝利。
もう一人のヒーロー、渡辺投手は「この前の巨人戦(八月十六日の19回戦)は、みっともなかったんで(ボークで1点とられ、一回もたずに降板)アダうちのつもりだった」と語る。この春阪急をやめ、湯之元のスワローズのキャンプにテスト生で参加し左投手だから、とっておいて損はないよと員教で入団した渡辺が、まさか勝利投手になろうとは、この夜の砂押監督の筋書にもはいっていないうれしい誤算だったろう。渡辺が投げ勝って、宮田の球宴、NO砲の5安打が出た巨人が負けるー信じられぬことづくめの三時間十分のロングゲームだった。
球種・・ストレート、カーブ、ドロップ
1958年
渡辺は中国大会では肩の不調で球の切れが鈍かったが、すっかり回復して打者のタイミングを狂わす独特の投球フォームからカーブを主とした変化球に十分期待がかけられる。
1965年
プロ初勝利
六回から巽に代わった左腕渡辺のカーブを打ちあぐんでいるうちに、巨人は足もとをすくわれた形。渡辺はプロ初勝利。
もう一人のヒーロー、渡辺投手は「この前の巨人戦(八月十六日の19回戦)は、みっともなかったんで(ボークで1点とられ、一回もたずに降板)アダうちのつもりだった」と語る。この春阪急をやめ、湯之元のスワローズのキャンプにテスト生で参加し左投手だから、とっておいて損はないよと員教で入団した渡辺が、まさか勝利投手になろうとは、この夜の砂押監督の筋書にもはいっていないうれしい誤算だったろう。渡辺が投げ勝って、宮田の球宴、NO砲の5安打が出た巨人が負けるー信じられぬことづくめの三時間十分のロングゲームだった。