1970年
旧冬広島の秋季練習に参加、早くも大器の片リンを示して王二世の下馬評を裏付けた。左打ち、一八〇センチの長身から練習不足にもかかわらず左右へシャープな打球と飛ばすバッティングには、投手をつとめた安仁屋も舌を巻いたほど。ファーストミットを持っての守備練習でも、軽快な身のこなしを披露した。練習を見た根本監督も「バランスがとれているし、バッティングに柔軟性がある」と高く評価。渋谷の先輩衣笠をつかまえて、「ボヤボヤしてるとすぐ追い越されるゾ」とハッパをかける始末。王二世にかける広島関係者の期待は新春にふさわしくでっかい。
旧冬広島の秋季練習に参加、早くも大器の片リンを示して王二世の下馬評を裏付けた。左打ち、一八〇センチの長身から練習不足にもかかわらず左右へシャープな打球と飛ばすバッティングには、投手をつとめた安仁屋も舌を巻いたほど。ファーストミットを持っての守備練習でも、軽快な身のこなしを披露した。練習を見た根本監督も「バランスがとれているし、バッティングに柔軟性がある」と高く評価。渋谷の先輩衣笠をつかまえて、「ボヤボヤしてるとすぐ追い越されるゾ」とハッパをかける始末。王二世にかける広島関係者の期待は新春にふさわしくでっかい。