プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

衛藤雅登

2017-04-25 17:02:19 | 日記
1974年

昭和22年4月15日生 (26歳) 2年目 182㌢76㌔ 右右

大東文化大学時代、岡田コーチのもとに指導をうけた。その当時をふり返って岡田コーチは、「とにかく努力することでは、人一倍である」という。昨年末日拓ホームを自由契約になったが、「とにかくもう一年」と歯をくいしばっている。
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橋本敬包

2017-04-25 16:52:42 | 日記
1959年

橋本はいいのか悪いのかはっきりしないピッチング。5回で5安打1死球とピンチの連続だった。文字通りよろめきピッチングそれでも結局阪神をシャットアウトしたんだからたいしたもの。最後の打者浅越を三振にして帰ってきたときの橋本の最初の言葉は「あっぷ、あっぷのピッチングでした」ムリもない。鼻の頭にいっぱい汗をかいている。「五回を零点に切り抜けたときやれやれと思った。五回までに交代させられるのはどうもみっともないですからね。ブルペンをみると長谷川さんと備前さんが肩ならしをやっている。シメタ、これでもしあとが悪くなっても代わって投げてくれるだろうと思った」とのんきなことをいっている。「監督に試合前にいわれたようにドロップを多く使った。だからシュートの効果が増したような気がします。五回の二死一、二塁で、大津さんを遊ゴロにしたのもそのシュートです」報道陣にかこまれるのはニガ手らしく、下を向いてボソボソと語る。スキがあれば逃げ出そうとする。通路の方へ歩きだしてまたつかまってもどされたりしている。「打者のコンビネーションとスタミナの配分に気をつけて投げたんです。本当はこの前大洋に打たれたのもそんなに悪い出来じゃなかったんです」と妙なところで大洋戦の話が出てきたり、いささか異音のテイだ。昨年は試合の前半目のさめるようなピッチングをやると思うと、後半はガタガタにくずれたり、コンスタントの出来ではなかった。広島でただ一人といっていいくらいのオーソドックスな力の投手。長谷川、備前など変化球の投手につぐ第三の投手として白石監督は最も期待している。その白石監督は「きょうのハシ(橋本のこと)はうまかった。コンビネーションをかえて、相手の打者にヤマをはらせなかった。もっとも田中のリードがよかったせいもあるんだが・・・」と黒い顔に喜びをいっぱいにしていた。

きょうの橋本はスピードはとび抜けてあったとは思えない。まずふつうのスピードだったろう。しかし直球が低目にきまりドロップのコントロールも非常によかった。だから主な武器のシュートがますます効果をあげていた。広島の投手陣では橋本の体力は図抜けたものだ。昨年はそのスタミナの配分がまだ十分出来なかった。今年はオープン戦でもたしかに試合完投しているし、この日もうまくスタミナを配分して完投した。この調子なら長谷川、備前につぐ投手としてかなりやれそうだ。
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的場裕剛

2017-04-25 16:17:35 | 日記
1962年

ネット裏の記者席でみていた森代表がからだをのり出して「ウム・・・」とタメ息をついた。「うまい。高校を出たばかりの新人とは思えないね・・・」一回的場が幸田のウイニング・ショット落ちる球をみごとに左前安打したときである。1㍍70、65㌔、プロの外野手としては小柄な方だ。的場が銚子キャンプの紅白試合でデビューした十二日、そのシャープな握りをみた岩本がいった。「野球のセンスを生まれながらにして持っているんだ。あと一寸(3センチ)でも身長があるか、内野ができたらな・・・」的場はその前夜、三原監督からも「おまえ、内野の経験はあるのか」と聞かれたそうだ。「西鉄の高倉の若いときに似ている」と的場の実戦的なバッティングを買っている三原監督も、桑田が負傷したあとだけになんとかその力を内野で生かす道はないかと考えたらしい。的場は茨城県取手一中時代は投手だったが、法政二高にはいってからはずっと外野だった。中堅手、八番打者としてスタートした的場は毎試合確実に安打を1本出して、いまは一組の五番にあがっている。「まだ練習は十分できていないようだが、一打席ごとにうまくなっていく。野球根性があるんだな」森や近藤(和)も的場に注目しはじめた。「柴田が本格的なカーブ・ピッチングをやり出したというし、是久も三塁に抜てきされそうだし、ボヤボヤしていると、ぼくだけおいていかれますからね」同じ田丸学校でしのぎをけずった柴田(巨人)と是久(東映)へのライバル意識は大変なもの。大洋は右翼森、中堅近藤(和)ときまっているが、左翼はまだ確答が出ていない。的場が体力的なハンディを克服して金光、黒木、長田らの競争にわりこんでいけるかどうかみものだ。
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