プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

早川実

2017-08-20 23:34:19 | 日記
1973年

西濃運輸

投手陣は主戦投手の小林(ヤクルト)が抜けて懸念されたもののベテラン柴田、早川の二人で苦しい台所を切り回してきた。柴田は安定した投球でナインの信頼は高い。五年目の早川(福岡電波高)も右腕からの速球、カーブに時折チェンジアップを織り交ぜ、予選では打棒のトヨタ自動車を3安打完封したのを含め三試合、16回を投げて自責点1。この柴田、早川の両腕で本大会を乗り切る構えだ。
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中前健児

2017-08-20 23:17:06 | 日記

県尼崎

1963年

三十一年に優勝戦後は毎年のように優勝候補にあがっている。昨秋の県大会では準決勝で市西宮に惜敗、春の甲子園出場を逃したが、今春の選抜西脇大会では西脇工、市神港、県芦屋を連破して優勝、さらに県大会では姫路東、県兵庫を破り、準々決勝で市神港を延長十七回、準決勝で鳴尾を延長十八回のすえ、いずれも1点差のすえ倒した。さらに豊岡との決勝では延長十四回両校無得点で引き分けたあと、再試合は延長十二回のすえ惜敗した。この間県下屈指の好投手中前は三日間で49回、一日で32回を一人で投げ通す快投をやってのけ、51イニングス連続無失点も記録した。172㌢、61㌔と投手としては小柄だが、高校生ばなれしたスタミナと、左腕からの威力ある速球、カーブで抜群の好投をした。しかしその中前が大会を前に不運にも二週間近くも戦列を離れている。左手人さし指と足に死球を受けた個所が化のうしたための治療、さらにその後コウトウ炎を再発し試合までに本来のコンディションを取り戻せるかどうかが心配。中前の占める位置が大きかっただけに中前のカムバックなるかどうかは大いに注目される。第二投手の清本や、春季大会で不振をきわめた中谷、清本、角田、猪口、三好らの打線は相当奮起をせねばなるまい。いずれにしても中前の動向は優勝戦線を大きく動かす。
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島田軍治

2017-08-20 22:59:13 | 日記
1960年

県神戸は島田投手の出来一つにかかっている。長身の島田は今春外野から転向したばかりで制球が不安だが、スピードは十分。控えの左腕菱川は試合経験がないのであまり期待できない。打線では松岡、島田が3割台を打っている。しかし「チャンスに打てない」と坪田部長がいっているように走者数の割りに点が取れない。
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岩本泰英

2017-08-20 22:51:21 | 日記
1960年

最近は南山が圧倒的に強かった。六月二十日NHK杯県下大会では瓊浦が2-1で南山を破って初優勝した。この日南山は延長十三回の準決勝を行った直後の試合なのでこの点を考慮に入れる必要がある。この大会での印象は各校の実力差はほとんどなくなったということ。瓊浦のダークホースぶり、長崎西の躍進などすでに南山の独断場はすぎ去った感すらあった。しかしこの大会での戦績がそのままことしの県下の実力を示すものとはまだいい切れない。岩本投手の不調からチーム全体の打率が落ちた南山に調子づいた各校が立ちふさがったのが現状だ。やはり南山を甲子園代表に有望視するムキは変わらない。頼みのツナは岩本投手、今春の九州大会予選以来フォームがくずれているが外角低目をつく速球、シンカーをおりまぜ、鋭いドロップも威力がある。県大会の優勝を逃したが、諫早商から14、長崎商から8、瓊浦から8三振を奪っているあたり調子さえ回復するとチームのまとまりからいって他校に一段の差をつけることだろう。
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高山勲

2017-08-20 21:09:03 | 日記
1959年

宇都宮学園

毎年、優勝候補の一角と予想されながら、きわどいところで優勝を逸して万年優勝候補の汚名に甘んじているが今年はエース高山(勲)の充実したピッチングに加え打線に厚味が増したので作新欠場の本大会では唯一の私学代表として是が非でも決勝に進出したいところ。高山(勲)は外角低目にコントロールされた速球、シュート、ドロップにシンカーを配する多彩なピッチングで控えの山口、佐藤と並ぶ投手陣は県下でA級。守備は二塁を除いて内外野ともまとまり、ソツがない。今年24戦して12勝12敗の星は不調だが、これは持てる力を十分発揮しなかったシメリ勝ちな打線に原因している高山(勲)沢田が折角、出塁しても肝心な得点減である吉田、白久の三、四番打者がチャンスに弱く一発の決定打が出ない。優勝をねらうにはまず打線の向上。

宇学園ー石橋高

互に安定した投手力を持っており両チームとも今季すでに20戦以上を消化して実戦のカンがすっかり身についている。この日一番の好カード。宇学は外角低目にコントロールされた速球とシュート、ドロップ、シンカーを投げ分ける右腕高山、一方石高の左腕栗原はこれまた外角のドロップ、カーブ、シュートをバラエテーに富んだピッチングで、試合は両投手の投げ合いとなる公算が大きい。投手力とは反対に打線は両チームとも低調石高がスタートの悪い宇学高山投手の立上りを攻めて先取点を上げると中盤以後の宇学の追撃から試合は面白くなる。打線にやや厚味のある宇学が僅かに有利。
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渡辺澄雄

2017-08-20 20:50:37 | 日記
1964年

芸南高校

昨年秋からの戦績は13勝16敗6分でパッとしないが、秋春季リーグ戦では、いずれも強豪呉港を相手に1対1で引き分け試合をするなど投手陣の好、不調がこのチームに大きく左右している。投手は強肩をかわれて外野から転向した渡辺が主戦、速いタマを武器に立ちあがりはよいが、中盤でくずれることがある。控えには、コントロールと切れ味のよいカーブを武器の西との継投策となるが、西がAクラスの打線に通じるかどうかが問題、打順はこのチームのけん引車で、三割二分四厘をマークし、長打力もある主将で四番の沖野を中心に一、二番の俊足とシャープなバッティングの松浦、平岡につづいて三番渡辺、五番松田が攻撃力だが、下位打線の弱いのが悩みのタネ。守備は捕手の沖野の強肩、好リードがとくに光っているが、全般的には荒さが目立つ。このチームは、ことしはチームづくり三年計画の二年目、レギュラーは村尾と植木をのぞいた全員が三年生。ナインは一丸となっており、藤川部長も「ことしは一戦一戦を積極的に打って出る」と強気。それだけに打撃の練習に力がはいっている。

芸南の渡辺はシュート、カーブをうまく使いわけて海田の四回の反撃も2点に押さえた。海田は毎回、走者を得点圏内に進めながらも渡辺のペースにはまって適時打がでなかったのが敗因。
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