1972年
主戦格に台頭した上林が、松浦を助ける。松浦がワザなら上林は力のピッチング。スリークォーターから投げる速球は重く「ストライクさえ投げていれば打たれない」(吉田監督)第二次準決勝の新日鉄光戦で2安打、1四球のまとまった投球で完封勝ちし、すっかり自信をつけた。
投打に一日の長があるクラレの順当勝ち。新日鉄・大町、クラレ・上林両投手とも好調なスタート、三回まで淡々と進んだ。しかし二巡目にはいった四回、当たりの出たしたクラレ主軸打者につかまった。先頭の安川が中前へ今大会初安打、林田四球で無死一、二塁。和田はつまりながらも左前へ持ってゆき、安川がかえって1点、さらに川田のバントで一死二、三塁としたあと、藤田が二塁後方に落として2点目をあげた。六回には敵失を足場に3安打で2点、七回にもスクイズを決めてソツなく加点した。上林はこのリードに速球、カーブをのびのびと投げ2安打、1四球と新日鉄につけ入るスキを与えなかった。
主戦格に台頭した上林が、松浦を助ける。松浦がワザなら上林は力のピッチング。スリークォーターから投げる速球は重く「ストライクさえ投げていれば打たれない」(吉田監督)第二次準決勝の新日鉄光戦で2安打、1四球のまとまった投球で完封勝ちし、すっかり自信をつけた。
投打に一日の長があるクラレの順当勝ち。新日鉄・大町、クラレ・上林両投手とも好調なスタート、三回まで淡々と進んだ。しかし二巡目にはいった四回、当たりの出たしたクラレ主軸打者につかまった。先頭の安川が中前へ今大会初安打、林田四球で無死一、二塁。和田はつまりながらも左前へ持ってゆき、安川がかえって1点、さらに川田のバントで一死二、三塁としたあと、藤田が二塁後方に落として2点目をあげた。六回には敵失を足場に3安打で2点、七回にもスクイズを決めてソツなく加点した。上林はこのリードに速球、カーブをのびのびと投げ2安打、1四球と新日鉄につけ入るスキを与えなかった。