プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

森口哲夫

2018-01-26 21:32:10 | 日記
1955年

小柄な右腕森口と大柄な左腕中西の両先発はいかにも若手らしく最初からかなり力の入ったピッチングをみせた。そのスピードには差がなかったが、コントロールでは森口がはるかにまさっていた。

さる十七日の六回戦に五安打の二点にトンボを迎えた森口はこの夜も好調なすべり出し、内角低目に速球を投げおろし高目いっぱいのシュートで打ち気をさそったり、外角には小さなカーブをきめていた。レッカを食当たりで欠いたトンボ打線はその球速に押されて七回まで一人の走者も出せなかった。

森口投手談「七回を終わって一人の走者も出していないことに気がついて八回はカタくなった」

藤本監督談「森口を入団前にみたときはいいドロップを持っていたので印象に残った。キャンプ中にシュートをおぼえたが、これがきょうはよかったそうだ。投げ終わったあと身体が立ち気味のフォームだが、フォロー・スルーが十分にいけばもっと球速がますだろう」
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森口哲夫

2018-01-26 20:10:15 | 日記
1955年

新人森口は五尺六寸のあまり大きくない体ながらドロップスライダーそれにホップする球と多彩な投球で七回まで三者ずつ処理(外飛5、内飛2、内野ゴロ10三振4)する好投だった。
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スピアマン

2018-01-26 07:44:31 | 日記
1955年

フォームはオーバー・ハンドできき腕の振りは強く目は目標から離れず、腰の位置は動かず、投手としての素質は十分もっているが、踏み出しがオープンで腰のひねりがほとんどないので打者に威圧を与えない。一見きれいなまとまった投手。球質も軽く素直で打力のあまりきかない東映に伸び伸びと打たれて七回で九本の安打を許した。スクルー・ボールを投げると聞いているがこの夜はそれらしきものはなかった、シュートは相当速く大きいのをもっている。ヒット数のわりに得点を少なくくいとめたのは本場仕込のコンビネーションによるものだろう。コントロールのいいこと、これは目を目標から離さないところに起因している。この点彼をリリーフした梶本が球威がありながら目が離れがちでコントロールに難があるのと対照的だった。天候のハンデもあり、今夜の夜をみてこんごを占うのは冒険だが球威の点ではたいしたことはないというのが第一印象。
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