1986年
近鉄の第三の外人、ウォルシー・ライス・ジュニア投手(24)が七日午後、故郷のハワイに帰国した。帰国の理由は「精神的な原因で体調を崩したため」ライス党首は四月末に来日。テスト生として採用され、ファームで練習して先月三十日に支配下選手登録。しかし「日本の生活になかなか慣れることができない」と悩んでいたという。球団側はライス投手獲得の窓口となったブリュワーズと話し合って今後の処遇を決めるといっているが、古巣のメキシカンリーグ・モンテレーに戻す可能性も強いという。
1986年
近鉄の第三の外人、ウォルシー・ライス・ジュニア投手(24)が七日午後、故郷のハワイに帰国した。帰国の理由は「精神的な原因で体調を崩したため」ライス党首は四月末に来日。テスト生として採用され、ファームで練習して先月三十日に支配下選手登録。しかし「日本の生活になかなか慣れることができない」と悩んでいたという。球団側はライス投手獲得の窓口となったブリュワーズと話し合って今後の処遇を決めるといっているが、古巣のメキシカンリーグ・モンテレーに戻す可能性も強いという。
1997年
近鉄は一日、四人目の外国人となるジョニー・ラフィン投手(25)の入団を発表した。ラフィン投手はアラバマ州バトラー出身で、大リーグのシンシナティ・レッズで主に中継ぎとして131試合に登板し、成績は10勝6敗。現在はボストン・レッドソックスの3Aポタケットに所属している。身長190センチ、77キロ。九日に来日した。
1992年
「いいかげんに慣れてよ」朝、奥さんからいわれた。「いつまでたっても先発の日は緊張する。気が小さいから」でも試合がなかった前日は言葉とは裏腹、思い切って完全休養にした。三歳の子供と近所の散歩で気分転換。「(東京・大田区の)家から千葉の球場まで遠いしね。練習時間より通う時の方が長いようでは…」サラリーマンが聞けばうらやましい開き直り。これがチームの連敗を止めることになる。緩いカーブ、スライダーでカウントを稼ぎ、シュート、直球で打ち取る。左のやや横から投げるタイプで打ちにくい上に、緩急の組み合わせも抜群。すいすいと4安打の完投。しっかり捕らえられたのはマーシャルの本塁打だけだった。牛島、伊良部のけがと不調で回ってきた今季二度目の先発。巡ってきた好機に力まず気負わずで、今季初勝利だ。八木沢監督と握手をしてから小さな声でいったのは、「きのう休んで本当によかった」