プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

アイケルバーガー

2020-09-11 06:21:46 | 日記

1989年

 

「栗山、笘篠、池山、パリッシュ、広沢、荒井・・・・(あえてここから先はいわない)これはどう考えてもAクラスだ」ズラズラっと名前を挙げてニンマリしているヤクルトファンもおられることでしょう。確かにこの攻撃力はAクラスのそれ。あとは投手陣がそろえば、8年続いた涙のBクラスにもめでたく終止符が打てることになる。そこで、先発の頭数を数えてみたが、尾花、高野はいいけど、そのあとが宮本、中本、それからエート・・・、と、やっぱりちょっと心もとない。でもでも、ここに昨年最多勝の伊東が加われば…、というのが、ファンと、そして関根監督の皮算用なのである。その皮算用が現実の物になるかどうかのカギを握る男、抑えに予定されている新外人・アイケルバーガーが25日のロッテ戦(神宮)で初登板した。一死を取ったあと四球を連発し、「またギブソン病のピッチャーか?」と関根監督をヒヤリとさせたが、球を低めに集めて後続を打ちとり、1イニングを切りぬけた。左ヒザが早く開いたあと、腕が遅く出てくる感じで、タマの出所が見にくいのが武器かなというフォーム。来日4日目ということで、ほとんどストレートだけのピッチングに終始、変化球投手としての本性は見せずじまいだったが「打ちにくくもないし、球速もそれほどではないね」と高沢がいうように、調整不足を差し引いても、迫力はイマイチ。本格的な値踏みは次の機会だろうが、とりあえずこいつが出てきちゃもうダメだと相手に思わせる切り札でないことだけはバレてしまったようだ。

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ウエスト

2020-09-11 06:12:28 | 日記

1997年

 

昨オフの外国人補強の最大のポイントが、巨人が獲得したヒルマン(元ロッテ)のような、大型サウスポーだった。そして、このウエストに白羽の矢が立ったのだが、197㌢の長身はともかく、111㌔の巨漢には、来日当初から「?」がいくつも付いていた。メジャー通算31勝。9シーズンもメジャーにいたのだから、「それなりのものは持っているはず」と現場、フロントは不安の色は見せなかった。王監督に至っては「最低でも15勝は期待している」とまで言い切った。ところがオープン戦に入ると一進一退の繰り返し。3月19日の大阪ドームトーナメントで横浜打線を5回、被安打3で0封したかと思えば、3月26日の名古屋ドームトーナメントでは中日を相手に2回1/3、5失点。中でも6与四球には「これでは安心して使えない」と首脳陣もガックリと肩を落としたものだった。投手陣の台所事情が苦しいゆえの見切り発車で開幕を迎えたが、自身初登板となった4月8日の日本ハム戦では福岡ドームの4万3000人の大観衆に「自分の開幕でもあったし、大勢のファンの前で、珍しく緊張してしまった」と体のサイズに似合わないチキン・ハートのせいか、4回4失点でマウンドを降りた。2度目の先発登板となった4月13日のオリックス戦(福岡ドーム)は、5回2失点で早々と来日初勝利。そして、4月18日のロッテ戦(マリン)が、「これぞ、ウエスト!」と言わせる快投、いや、怪投を見せた。この試合、1回に5安打を浴びて5失点。ベンチも一時はサジを投げた格好だが、何と6回までに、6連続三振を含む13三振を奪い、ロッテ打線を抑え込んだウエストは、味方打線の大爆発もあって、2試合連続の白星をマークしたのだ。このあたりから、首脳陣のウエストの評価は「投げてみないと分からない投手」で一致。しかし、「ウエストが投げると不思議と打線が点を取ってくれる」という「強運伝説」まで生まれつつあった。6月21日のロッテ戦(福岡ドーム)でも、5回3失点で降板しながら、リリーフ陣が6回以降、ゼロに抑えて、おいしい7勝目が転がり込んできた。この時点で、7勝はハーラー・トップ・タイ。防御率5.72の最多勝投手がウエストのウエストたるゆえんだった。もっとも「投げてみないと分からない」は相変わらずで、6月27日のオリックス戦(神戸)は4回6失点のていたらくで3敗目。「今日はコインの裏が出たな」と王監督にジキルとハイドぶりを皮肉られた。それでも、7勝3敗はチーム・トップ。ウエストが今季の躍進王ダイエーの一翼を担っていることは間違いない。

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マレット

2020-09-11 05:55:22 | 日記

2003年

大リーグ・ドジャース傘下の3A所属のブライアン・マレット投手(28)(右投げ)が16日夕、来日し大阪ドームで入団会見。マレット投手は「優勝に貢献するために自分は呼ばれた。アグレッシブな投球を披露したい」直球は最速151キロ。梨田監督は「抑えをやってもらう」と明言。月内には一軍登録する予定。

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