プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

高橋英樹

2021-03-19 14:20:01 | 日記

1992年


桃太郎侍といわれているのが南海の喜界島からやってきた広島の高橋英樹投手。入団して2年目だが、ようやくプロの投手らしい体付きになって、球に力が加わっている。注目したい投手の一人だ。TVドラマ「桃太郎侍」の主役を演じる、高橋英樹と同姓同名の投手が広島に入団したとき、ずいぶんと話題になった。「名前もいいが、身体もいいし、投手として素晴らしい素材の少年ですよ」広島の関係者からそういう話を聞かされたことがあるが、名前だけが一人歩きをして、体格はよくても体力はなく、技術の方も島のエースに過ぎなかった。彼は昨年一年間を体力づくりに費やした。聞くところによれば、寮の自室にゴムチューブを持ち込み、それを使って肩の筋肉を中心に鍛えてきたという。いまも、これを実行しているそうで、さらに地元にいるときはトレーニング・クラブに通っているそうだ。技術の方はコーチ陣に聞くと「かなりよくなった。この間なんか、安心して見ていられた。いいピッチングをしたんですよ」と。この間のピッチングは8月16日のオリックス戦。一死も取れずに降板した先発の足立のリリーフとして投げ、5イニングを被安打6、自責点2で、勝利投手になった試合。記録を見ると、これが2勝目である。昨年は2試合に投げただけ。今シーズンは8月24日までで18試合にも投げているのだからコーチ陣の期待のほどが分かろう。「ボクの目標はあくまで真っすぐに球の力をつけること。フォーク、スライダーも覚えましたが、いまは、真っすぐとカーブしか投げていない。この二つでいかに打者を抑えるか、を勉強している」と桃太郎投手。山本投手コーチが、そういうアドバイスをしているのだろう。彼のピッチングをじっくりと見せてもらったが、低めに球を持っていく制球力がまだまだという感じがする。投球の際の球離れの位置を、まだしっかりと自分のものにしていないからだろう。とくに投球イニングが長くなるに従って、それが目につく。これは体力面のこともある。コーチ陣の話によれば、2勝目をあげたオリックス戦では4回二死後、打者をカウント2-2と追い込みながら、次の投球が高めに入って本塁打を浴びている。本人は低めのストレートで勝負にいったのが、抑えが効かなかったという。しかし、ここでカーブを投げず、ストレートを投げたことは、山本コーチのアドバイスを守ったのではなかろうか。「高橋には、小細工のピッチングは望んでいない」こう語るコーチ陣の言葉を高橋は忘れず、力で押していくピッチングを、今後とも見せてもらいたい。私もそれを望んでいる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井上一樹

2021-03-19 13:01:30 | 日記

1992年

2年前のジュニア日本選手権で、巨人を相手に好投して話題になったのが中日の左腕・井上一樹投手だ。当時は鹿児島商から入団したてのルーキーだったが、その井上も早や3年目。肉体面でも恵まれたサウスポーに、中日首脳陣の期待は集まっている。中日の二軍コーチに報道陣がこんな質問をしていたのを、耳にはさんだことがある。「若手投手で、いま一番注目されているのはー」「そうだな。3年目の井上かな。彼は力のある球を投げるよ。球の威力だけなら、上(一軍)の者にヒケはとらん」このやりとりを聞いたのはつい最近のことで、水谷コーチも先日、井上について同様の話をしていた。彼は鹿児島商の出身で、中学時代に大相撲から熱心に誘われたというだけあって、体格は素晴らしいが、入団当時は体にパワーがなかった。そのパワーがようやく付いてきた。ブルペンで投げている井上を見ると、たしかに球の威力は一軍投手クラスである。フォークボールだってなかなかのものだが、じっくりと観察してみると、まだ球離れの位置がしっかりと決まっていない。左腕が投球の際に遠回りして出てくるフォームが、球離れの位置の悪い原因の一つになっているのではなかろうか。彼はルーキー時代の一昨年、ジュニア選手権で巨人を相手に好投して、ずいぶんと注目されたことがある。「二、三年たてば、第一線投手として働くだろう。サウスポーだから、出てくるのは早いのではなかろうか」そういった声がウエスタン・リーグ関係者から出たが、3年目の今シーズンは1勝しただけに終わっている。左腕が遠くから出てくるという欠点があることを先に述べたが、ほかにも気になる点がある。それは下半身を遣わずに、まだ上体の力に頼っていることだ。これをなんとか矯正させてやろうと、コーチたちは付きっきりで指導してきたそうである。今シーズン、1勝しかできなかったのは、力で相手打者をねじ伏せてやろうとして打ちごろのコースに甘く投げてしまい、それを狙われたからなのであろう。彼は、10月3日の巨人とのジュニア選手権(川崎)では、貴重な左腕投手として、ベンチに入る。戦況によっては、登板のチャンスがあるかもしれない。その時、どういうピッチングをするかー。私は、彼の出番に注目するとともに、恒例の教育リーグ、「黒潮リーグ」でフォームの徹底的矯正の成果が出せるかどうかをも、見たいと考えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡本吉守

2021-03-19 13:01:30 | 日記

1985年


主戦は右本格派の岡本。二年生の時から抑え役としてマウンドを踏んでいるだけに、経験は豊富。183㌢の長身を利かした角度のある速球、カーブが武器。制球にやや課題を残すが、岡本の肩にかかる期待は大きい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小林敦美

2021-03-19 12:56:00 | 日記

2003年

宇部鴻城野球部OBで元阪急(現オリックス)の投手だった小林敦美さん(41)=美祢市=が、母校を訪れ、後輩たちを激励した。宇部鴻城時代、エースで4番、主将も務めた小林さんは、社会人野球を経てドラフト2巡目指名で阪急に入団。引退後は三菱樹脂美祢工場に勤務し、昨シーズンはマスターズリーグの福岡ドンタクスで投手を務めた。小林さんは高校時代を振り返り「部員9人の時もあった。甲子園じゃなくて宇部商に勝つことが目標だった」と笑い「甲子園では普段通りの力を出してほしい」と話した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芦刈芳久

2021-03-19 12:28:48 | 日記

1989年 

ドラフト6位。粗削りだが球威は十分。鍛えかたしだいでは、一流投手に化けるだけの素質の持ち主か。打力もあるのでおもしろい。3、4年みっちりファームで野球を覚えさせれば、将来のエースになるかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山崎修二

2021-03-19 12:24:51 | 日記

1981年

奈良・郡山高 昭和32年2月8日
握力の強さ、右92㌔、左88㌔。制球難で、プロレス級の握力を生かしきれないが、小さく固まろうとしないところがいい。19歳。先はまだまだ長いのだから。

 

1982年

明るい性格で、なにをやらせても器用なため人気者になっている。上手投げからサイド投法に切り替え練習中。マスターするにはいま一息だが、器用さを本職のピッチングに生かせるか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする