想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

夜が明けたら

2012-04-06 10:37:57 | Weblog
夜中に書いたものは、感情が露わになって一夜明けると
消したくなります。
ごまかしたいので、ぱーっと明るい親分の顔で‥(昨年の春のです)、
昨夜は愚痴ってごめんなすって。



懐かしいシマコちゃんの昼寝画像もご一緒にどうぞ。
いまここは江戸猫が引き継いでいます。
命が引き継がれるのを見ていると、心休まります。

曇りのち晴れのお天気。
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マツコ松の木

2012-04-06 00:05:29 | Weblog
松の木にしがみついている猫の名は今ではマツコです。
我が家の食客の一匹ですがまだシマデブなんて呼んでいた頃もあり
人生、谷あり山あり、なんて年寄りみたいな言い草ではありますが、
この時、マツコを樹の上まで追い上げ、それでも足りずに隣の物置の
屋根の上へ追いかけていき、そこから樹の方へ向かってうなり声を
あげて威嚇し続けていたブチャは今はどこでどうしているやら、
もう常連客ではなくなって旅に出ているもようです。

森庭の猫たちの栄枯盛衰、おだやかに縁側で過ごしているのは
江戸猫、そこにたま~にこっそりマツコもやってきます。
縁側にマツコがくるようになったのはうれしいことですが、マツコが
用心深いのには理由があります。
気の毒なことにもっと若い、小さな頃からあまりにも母猫の
シマコにそっくりなもんだからよく間違えられていました。

縁側にやってくると「あら~シマちゃん来たのね~」と優しく
迎えられます。じゃあってんで、ご飯をよばれましょ、と食べてる。
するとその背後に本物のシマコも現れちゃって、あれれ?
じゃあ、あんた誰? イケナイ子ねーととたんに冷たくうさこに
あしらわれ、間違えたのはオマエじゃんか、と言い返す間もなく
疑いの眼で見つめられ、すごすごとひきさがる。そんなことが度々
ありまして、そのうちシマコに似て非なるシマコの子だと判明し
来てもシッシッと追っ払われるようになったのでした。

縁側は無理だけど物置食堂はシマコ一家は出入り自由なので
たまにみかけていましたが、それをブチャが威嚇して‥とまあ
図体でかいのに弱虫なマツコは姉妹の中では割を食ってたようです。

みんな家族です。
シマコはもういないけれど、シマコが遺していったこどもたちが
森の庭へ集まります。
どこかへ行ってしばらく見ないと思っていても、またふらりと
やってきます。江戸はもうシマコ席を陣取っているし。



今夜は環境省の放射能降下マップであちこちの線量を確認しながら、
帰りたいよなあ、みんなふるさとに帰りたいよなあ、と
しきりに涙が出てなりません。
除染作業が中断したのが残念で、口にはしないけどやはり待つ
時間というのはたまらないものです。

なすすべなく行くところもない人たちの絶望感を思うと、生きる
ことの意味を考えます、
なんど考えても、中世ではないのだから、2012年なのに、と。
科学文明の進歩は人間を愚かにしていくだけのように思えます。

安穏と家族と住み慣れた我が家にいられる幸福のすぐそばで、
東電と国に故郷を奪われた人々の悲しみもある、今の日本の現実。

アホバカ学者が半減期ってのがあるからだいじょうぶ、と宣うて
あげくガレキはだいじょうぶ、高温で燃やすからと付け加えて
いました。ぜんぶ嘘っぱち。死人がバンバンでるんですから。
学者なのに科学的知見もうっちゃって、研究費欲しさに東電の金を
もらって、はて、何の研究するんだろう。
それを学問とは言えない。

明日は猫餌を買ってこよう。
あ、親分は元気です、鍼を打っていただいて、上機嫌です。







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