こねこが一匹足りない、シマシマがいない。
大雪の後、縁側食堂に現れた常連さんは三匹とジョリ姉さんで
シマコにそっくりの子猫がみえないのが心配である。
昨年夏の子、おかっぱさんも元気でいたようで、雪の後には
新しい子猫たちに混ざってお母さん猫の江戸ちゃんの元に帰ってきた。
五匹がぞろぞろと集まって、ほっとしたり少し心配だったり、
ともあれ三週間がたち大雪もだんだんと融けて根雪15センチくらいに
なったけれど、自然の中で生きているこの子たちには感心する。

会えないあいだにちょっと大きくなっているし。
雪の下を走る野ねずみを狩ったりしていたのかな。
ヒトは自然の前では無力さを感じるばかりだからね。

折れました、風の痕。

戦争をしないですむ方法はいくらもあるが、一人勝ちしたい者が
いつもいて、ただそれだけのために多くの犠牲をはらってきた歴史、
人は賢くはなくなった、とうの昔。
奪われてしまったと思えば腹立たしいが、歴史をなぞっていくと
同じことのくりかえしで、人は愚行しかしていない。
滅びたり栄えたり、最も虚しい言葉が「復興」である。
何を興すかによると思うんでありますよ。
心を捨ててしまったんだからどうしようもない。
興さねばならないのは何であるか。
猫に訊いてる日曜日。