想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

森に抱かれて

2016-07-04 17:08:06 | Weblog

天気予報は外れて、たいした雨も
降らずそれほど蒸し暑くもなく、
初夏の森はさながら楽園のようで
子猫もすくすく育っている。

昨年は雨に打たれ子猫が死んで
その亡骸を見つけたときは脱力した。
縁側からすぐ見える桜の若木の根元
に埋めた。
ちょうどその子くらいに育ってきた
今年の子猫が大雨に降られないか、
ちょっと不安なのである。

おっかあ猫から離れるでないよ…



大好きなチェリーセージ。植えて
二ヶ月ですこし背丈が伸びて一輪
咲いた。根付いて丈夫になるのは
来年の夏までかかる。
写真は3年もの、1株が直径1m
余りの茂みになった。
穂先から15センチくらいを切って
少しだけ葉を残して水に挿し、
根が出たら新しい土に植える。



ローズマリーも同じようにして
増やす。この香りが頭痛に効く。
虫除けにもなる。



森の一画を庭にしているから
虫がいても殺虫剤を使わない。
ニームを撒く程度なので、バラ
の大部分が虫のごちそうになる。
月曜日には蕾だったのが
週末に戻ると、たべかけのまま
咲かずに茶色になっていたり、
でも化学薬品を使えば野鳥や
ほかの生きものたちに悪い。

花好きのわたしにはいかんとも
しがたい難題なのだが、
そのうちばあさんになって
毎日見張って虫を追っ払える
ようになるだろうから、まあ
いいや、と今は諦めている。

選挙演説の応援もネットで
つぶやいただけで過ごした日曜、
空の青がだんだんと暮れなずむ
夕刻、20年来使ってきた
ボロ椅子に腰かけて
「ビンテージ」といいながら
だらっと過ごし楽園を満喫した。

ここにいると人も虫もおんなじ、
みな森に抱かれる命に戻る。






コメント
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