若年寄の遺言

リバタリアンとしての主義主張が、税消費者という立場を直撃するブーメランなブログ。面従腹背な日々の書き物置き場。

なんでデマ流すかなぁ、毎日新聞

2012年10月01日 | 地方議会・地方政治
行橋市:保育園開設へ 希望者増加で14年春に /福岡 毎日新聞 2012年09月02日 地方版
=====【引用ここから】=====
保育園の入園希望者が年々増加していることから、行橋市は同市南大橋に90人規模の新しい保育園の開設を決めた。
【山本紀子】〔京築版〕

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という、毎日新聞記者【山本紀子】がお送りしたデマでした。

なんで「デマ」かって?
予算案が計上された段階では、決定とは言えないから。

首長が予算案を作成し、議会に上程し、委員会で審査し、本会議で可決して、その段階で初めて「決めた」と言えるようになる。それまでは、あくまでも消える可能性のある「案」でしかない。


行橋市:一般会計補正予算案を撤回 保育園新設など再協議 /福岡 毎日新聞 2012年09月11日 地方版
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 行橋市の八並康一市長は10日の市議会で、保育園新設と改修の費用約2億5000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を撤回すると述べた。議会に提案後に議案を撤回するのは異例。関係機関との調整が不十分だったうえ、新聞報道の先行に議会から反発が出たため。今後は有識者による第三者機関を設け、既存園の定員見直しから議論をやり直す。新設する場合は運営事業者を公募する方針。

【山本紀子】〔京築版〕

=====【引用ここまで】=====


このような「撤回」はかなりレアケースだが、他にも「予算案の否決」「予算案の修正可決」などがあるのだから、議決前に決定事項として報道したのは記者として未熟だったと言わざるをえない。デマでないとしても、不正確な報道で読者に誤解を与えるものである。