国民健康保険料(税)や後期高齢者医療保険料は、人数と所得によって決まる。
世帯割、均等割という定額部分と、
所得割や資産割という一定の料率をかけて算出する部分とで成り立つ。
そして、低所得者への配慮ということで、低所得者の保険料(税)には
9割・8.5割・7割・5割・2割といった軽減がかかる。
福岡県後期高齢者医療の場合、均等割は50,930円。
9割軽減がかかると、5,090円。
8.5割軽減で7,630円。5割軽減で25,460円となる。
さてここで。
収入が年金のみで167万円の高齢者がいた、とする。
公的年金控除120万円+15万円の控除を差し引いた結果、軽減対象所得は32万円となる。
これは、33万円(基礎控除額)以下となり、8.5割軽減の対象となる。
この高齢者が2反の田んぼで米を作り、その米を売ったら18万円となった。
肥料や機械の賃料、燃料代として、10万円ほどかかった。手元に残ったのは8万円。
この場合、後期高齢医療保険料の軽減対象所得は32万円+8万円=40万円となり、
8.5割軽減が5割軽減となる。
保険料は、7,630円から25,460円になる。
高齢者が汗水垂らして増えた所得が8万円。これに対する保険料の増額は17,830円。
この高齢者にかかるのは、後期高齢医療保険料だけではない。
所得税がかかり、住民税がかかり、介護保険料がかかる。
ちょっとでも所得があると、そこに様々な税金や保険料の納付書が殺到する。
かつて、ある有名なニートはこう言った。
「働いたら負けかなと思ってる」
これは、ある意味で当たっていると思う。
働いた成果は、所得再配分や社会保障の名目で、行政機関に持っていかれてしまう。
イナゴの大群が押し寄せたかのように食い荒らされてしまう。
働くことは悪いことだ。働くと罰金を徴収される。
働かないことは良いことだ。働かない人には様々な恩恵やサービスが待っている。
それが所得再配分であり、社会保障なのだ。
イナゴの大群を退治し、稼ぐことは良いことだということを再認識するためには、
政府の所得再配分を弱め、社会保障を限定し、減税するしかない。
ところが、麻生内閣がやってきたことや、民主党のマニフェストをみる限り、
どうも逆方向へ全力疾走という感が否めない。
イナゴが栄えるばかり。
・・・と、社会保障に巣食うイナゴの一匹が言ってみるテスト。
世帯割、均等割という定額部分と、
所得割や資産割という一定の料率をかけて算出する部分とで成り立つ。
そして、低所得者への配慮ということで、低所得者の保険料(税)には
9割・8.5割・7割・5割・2割といった軽減がかかる。
福岡県後期高齢者医療の場合、均等割は50,930円。
9割軽減がかかると、5,090円。
8.5割軽減で7,630円。5割軽減で25,460円となる。
さてここで。
収入が年金のみで167万円の高齢者がいた、とする。
公的年金控除120万円+15万円の控除を差し引いた結果、軽減対象所得は32万円となる。
これは、33万円(基礎控除額)以下となり、8.5割軽減の対象となる。
この高齢者が2反の田んぼで米を作り、その米を売ったら18万円となった。
肥料や機械の賃料、燃料代として、10万円ほどかかった。手元に残ったのは8万円。
この場合、後期高齢医療保険料の軽減対象所得は32万円+8万円=40万円となり、
8.5割軽減が5割軽減となる。
保険料は、7,630円から25,460円になる。
高齢者が汗水垂らして増えた所得が8万円。これに対する保険料の増額は17,830円。
この高齢者にかかるのは、後期高齢医療保険料だけではない。
所得税がかかり、住民税がかかり、介護保険料がかかる。
ちょっとでも所得があると、そこに様々な税金や保険料の納付書が殺到する。
かつて、ある有名なニートはこう言った。
「働いたら負けかなと思ってる」
これは、ある意味で当たっていると思う。
働いた成果は、所得再配分や社会保障の名目で、行政機関に持っていかれてしまう。
イナゴの大群が押し寄せたかのように食い荒らされてしまう。
働くことは悪いことだ。働くと罰金を徴収される。
働かないことは良いことだ。働かない人には様々な恩恵やサービスが待っている。
それが所得再配分であり、社会保障なのだ。
イナゴの大群を退治し、稼ぐことは良いことだということを再認識するためには、
政府の所得再配分を弱め、社会保障を限定し、減税するしかない。
ところが、麻生内閣がやってきたことや、民主党のマニフェストをみる限り、
どうも逆方向へ全力疾走という感が否めない。
イナゴが栄えるばかり。
・・・と、社会保障に巣食うイナゴの一匹が言ってみるテスト。