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Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

20年ぶりのニッポンー奄美の自然

2025-04-21 17:03:54 | 旅行

奄美の2日めの午後、民宿のおじさんは彼の車で奄美大島世界遺産センターへ連れて行ってくれた。

入場無料、中は亜熱帯のジャングルの模型とここで生息する鳥や小動物の模型が展示されていて壁に映る素晴らしい花に魅了された。

説明書によれば此の花 サガリバナ は夏の夜一晩だけ咲き、幻の花と呼ばれている。

素晴らしい木工細工。

 

大島紬の染料を採るシャリンバイの木。

素晴らしい模様の数々、着物離れの昨今此のような高級布が生き残れるのだろうか?

ソテツの実は真っ赤に熟したものを毒素を抜いて粉にし食料にしていた。

これも一応観光の1つ 石抱きカジュマル 巨大な石の上に生育した木が石を根で覆って成長したもの。

 

 

モダマ自生地として有名な此の周辺には太いツルが縦横に伸び、長さ1.5メートルにもなる豆のさやに豆のサイズも巨大で直径4.5-7.5cmほどの豆が実る。豆の真ん中は空洞で水に浮くため流れ着いたものと言われている。

 

 

巨大なグリーンの豆のさやが見えるだろうか?

英國のおとぎ話ジャックと豆の木は此の豆のツルの太さから考えられたものではないかと言われている。

山の麓で、此の上に滝があるから行ってらっしゃいと言われて傘をさしながら、カメラを持って山へいってきた。 フナンギョの滝という。

こうして自然観察にまわった後、バス停に行く途中のみちすじでスーパーに寄りサトウキビから作った焼酎をお土産に買い、此の夜の食事を買い、宿に戻った。

翌朝バス停まで送ってもらい、空港まで約1時間ほどバスに揺られ、12時5分発大阪行のJALに乗った。

民宿Guest in Shallman のおじさんには本当にお世話になったが、奄美の皆さん誰もが皆親切だった。

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20年ぶりのニッポンー奄美の民宿

2025-04-21 05:37:01 | 旅行

奄美へ行くまでの羽田でのことを書いた ニッポンDay 1 という記事を書いてリリースしていなかったので、もう一度前に遡ってご覧いただければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

空港の観光案内所で連絡していただいた民宿のおじさんは87歳の元気なお年寄り。

奄美パークから電話して今からバスに乗ると伝えたら奄美市の中心街名瀬のしまバス本社前まで車で迎えにきてくださった。

このお家は奥さんが生前では美容院を経営されていて

内装は美容院のまま、そこにバンクベッドをおいて民宿にしたもの。

とっても気さくで話よく、まるで以前からの知り合いのようになってイーメールの交換もしてきた。お家の中はあらゆるものがひしめいていて2-3年後に福岡へ移られるとのこと、引越荷物がたいへんだろうと思う。

小雨の中を家の外へ写真を撮りに行き、珍しい草花を撮ってみた。

この黄色の花は大きな木一面に真っ黄色になって咲き、どんな遠くからでもすぐ目に入る。

さすが熱帯雨林の様子でこんなパパイアが実をつけていた。

こんな片田舎のお店もないようなところで自動販売機があちこち見られて驚いた。

熱帯雨林の山は内地の山と違い木々がふさふさ、自由気ままに成長している気がする。

1年の内300日は雨という、私の2泊3日の内毎日雨だったのも頷ける。熱帯というから熱くて泳げるかと思って水着も2枚持っていったのに、気温は15度前後。

2日め近くにカレーのお店があると聞いてお昼をそこでと思ったのに、閉まっていて、結局おじさんのお家でご飯と大根のブリのあら煮をごちそうになった。

また田中一村以外の観光など考えてもいなかったので、車でいたるところへ連れて行っていただき珍しいものを色々見てきた。

3日めの朝、小雨の中を急いで家の近くを見て歩いていたらこの島では一番キレイな鳥と言われるルリカケスが飛んできた。上の写真は観光案内所の絵をコピーしたもの。下のは私が写した。

 

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20年ぶりのニッポンー奄美大島

2025-04-20 17:33:25 | 旅行

羽田から奄美は飛行時間2時間ー午後1時半には到着。奄美の地図をもらおうと立ち寄った観光案内所ではとっても親切にしていただき、あらゆるインフォメーションから今夜宿泊の民宿のおじさんにまで連絡していただき、バスで2駅の奄美パーク・田中一村記念美術館へいった。

よく手入れされたパークの玄関は南国のプランツが茂り

パーク本館から渡り廊下で一村の博物館へはヤシの木が茂っている。

ここが長年夢見た一村の美術館。バケッツリストの1つが叶った。

展示場は写真禁止のためここに載せることはできないがこの入口の記念品売り場での写真を載せることにする。

 

彼の大胆な構図と繊細な絵は感激物。ただ一枚だけ日展で入賞したという巨大な白い花と言う絵は写真を買って来た。

彼は自信作の出展した絵が入賞せずこの白い花が入賞したことで怒り、入賞を取り消したという。ニッポンのゴッホと言われるくらい、生前は貧しく辛い生活をしたという。骨皮になっても絵筆を捨てなかった写真が残っていて、本当に気の毒だった。

展示された絵の中に私が壁にかけてある絵が2枚入っていてやっぱりとっても素敵だと感銘。まだまだ他所で展示されているのだろうと全部見たものだと思った。

 

 

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20年ぶりのニッポン Day 1

2025-04-20 16:25:54 | 旅行

3月29日午後5時半羽田空港に着いた。

日本航空プレミアム・エコノミーは素晴らしい。料金も日本円で約64万円(日本円換算レート194円)もするから、ロンドンのヒースロー空港のBAラウンジでは食べ放題、飲み放題。

羽田空港のクロネコヤマトで大きなスーツケース2個のうち大きい方を金沢に送り、モノレールと山手線で品川プリンスホテルに着いた。

ロンドンにいる間に聞いたインフォメーションでは英國で使用しているスマホの電話が通じない。ニッポンのSIMカードはコンビニで売っていると言われてきたので、ホテル周辺のコンビニを3軒回ってどこでも空港に売っていると言われた。

この品川プリンスホテルは1泊朝食付きで2万681円 もちろん一人部屋でシングルベッドとその横50センチくらい通路の幅しかない狭い細長い部屋。朝食は小さなパン1個とひと皿のサラダ、コーヒー1杯。

7時にはコンビニでパン2個を買って空港へ急いだ。

ターミナル1のインフォメーションでSIMカードを売っているお店を聞くとこのターミナルにはあるがこの日はお店が閉まっていてターミナル2へ行けと言われた。

ターミナル2は1からながーい廊下を通ってエレベーターで上った2階の奥にそのお店は有った。ところがここには2週間1万1千円のしかなくて、3週間いるにはどうする? 結局3-4週間有効のSIMカードはターミナル3へと言われ、空港内サービスのシャトルバスで、ターミナル3へ。重いスーツケースを引っ張っての移動でほとほと嫌になった。

ターミナル3の3階片隅にあるお店でやっと4週間9,900円というのを買って入れてもらったが、セキュリティが邪魔してなかなかうまく稼働しない。4人の男性たちが協力してやっとうまく使えるようになった。

11時に奄美大島向けに出発するのに後1時間くらいしかない。焦ってターミナル1へシャトルバスで行き、長い行列の後についてイライラしながら待って、やっと飛行機に乗ることができた。

 

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後1日で日本へ !!!

2025-03-28 02:37:45 | 日記

今日は最高の春たけなわ。朝から晴天で桜もモクレンもこぶしも花びら1枚落ちていないほど満開。

通りの巨大なモクレンも今が最高の見どころ。これが花びらが落ちだすと大変。歩道が汚くなる。

これも近所のヒメツバキ、なんてかわいい花だろう。

昨日公園前のバス停で待ってる間に柵の向こうに素晴らしい雪割りいちげを見つけた。高い木々に囲まれたこの一角にすごい群生。

もう10年ほど前、プラムの木に接ぎ木されたグリーンゲイジの木を買ってきた。

プラムは枝も小さく大きくならないがグリーンゲイジはすくすく育ち高さの4倍位になって今は花盛り。ところが花の数には程遠い実が少なく、昨年も2-3個食べただけ、その他は憎きリスにやられてしまった。

小さなプラムの方は昨年はたくさんなってリスにも食べられす、娘がプラムプディングにしたら美味しかったと大喜び。

ブロ友さんの梅の木に枯れかけた木に大きな声で切ってしまうと言ったところ、新しく芽が出てきて実もたくさんなったと。 私も今年は大きな声で切ってしまうと脅かそう。

明日の飛行機は夕方6時、24人分くらいのお土産で2個のスーツケースはいっぱい。考えるだけで疲れてきた。エキサイティング!!!!

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母の日、花、花、花々

2025-03-25 00:44:07 | 英国内のこの頃

英國の母の日は今週週末。日本とはちがう。

それでポストボックスの3月アートギャラリーは、母の日に送るプレゼント。

かわいいお花とお母さんありがとうの メッセージ、箱入りのチョコレート

 

美味しそうなケーキ

そして何が何でも カップ オブ ティ (Cup of Tea) もちろんミルク入り。

このポストボックスのすぐ近くのアートクラスはよっぽどゴッホに心酔しているのか素晴らしいデコレーション。

この1週間であらゆる花が咲きだした。

通りの前庭に巨大な紫木蓮

オキナグサ、野生の花は絶滅という。スエーデンの作家ヨハン・テオリンの推理小説(4部作)で場所はスエーデン南西部のエーランド島の四季を描いた中( 赤く微笑む春)の野原一面にこの花が咲くと言う。想像しただけでも羨ましい。行ってみたいものだ。

高さ1メーターくらいのミニチェリー。

ピンクのこぶし。

毎年しっかり手入れされているらしいウインタークレマチス。

 

なんて優雅な貴婦人のような椿

巨大な木に咲く白椿。

愛らしい乙女椿

そしてなんといっても今が真っ盛りの桜。種類は3種、名前はわからないがソメイヨシノではない。

我が屋周辺の2-3通りの街路樹には今が盛の早咲き桜。

この白い桜も咲き始めたばかり

咲き始めたばかりで花はグリーンのインコに食い荒らされて、悲惨な有り様。

この白い花が咲き出す前はピンクの花にも集まっていたインコは、今では白の花が大好き。

私の一番親しい友達、アンの前庭。まるで星がまたたいているよう。

 

 

 

 

 

 

 

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Ideal Home Exhibition と 千秋楽

2025-03-23 21:06:07 | 独り言

今朝7時に目覚まし時計をかけて目覚めた。最近睡眠時間が少なくなってきている。昨夜も12時にはベッドへ入ったのに、一眠りして目醒たのは3時、仕方ないから1時間ほど本を読んでまた一眠り。

今日千秋楽の大阪場所、テレビでは7時半から9時まで実況放送してくれるから見逃せない。以前から高安のファンだったけれど、今回はなんとしても大の里に勝ってほしいと祈るような気持ちで見ていた。

優勝が決まって内閣総理大臣賞をもらった後の、観客席はもうガラガラ、次から次と観客が席を立っていく。見ているこちらが恥ずかしくなってきた。

娘の家に同居しているウクライナのおばあさんと孫にあおにしきが貴方の国の力士と言ってから興味を持ち始めたらしく、今日は彼女の娘宅で泊まっているそうでパトリックがヴィデオに録って見せるそうだ。

先週金曜日、友達とロンドン西方面にある巨大な展覧会場での Ideal Home Exhibition  へ行ってきた。10時半に入場したときはたいしてお客はあまりないと思っていたが、午後1時を過ぎた頃からもの凄い人出、午後3時過ぎには疲れ切って電車3回乗り継いで帰ってきた。

今日はそこでどんなものが売られているか、写真をいっぱい写して来た。

厚さ25センチ位長さ8メータくらいの一枚板で作られたテーブル。これだけではなく大きな素晴らしいテーブルが展示販売されていて、写真を何枚も写したから、お金持ちの日本人バイヤーだと思われたらしく、セールスマンがやっていたので慌てて離れた。こんなテーブルを置くところがあるのはよっぽどの豪邸だろう。

お屋敷の前庭の敷石でまるで粟おこしみたい。

これは何だとよく見れば、水のパワーを調節できるシャワーヘッド。

高級フライパンや鍋のセット。デモンストレーションが面白くしっかり見て、会場一廻りした後、やっぱりこれが一番素晴らしいと中サイズフライパン1つ55ポンド(約1万1千円)で買ってしまった。

こんなにたくさんの甘いもの、チョコレートなどたった1軒のお菓子屋さん? で感激、買わないで写真で我慢。

人口絵画の額縁入り。あまりきれいだから写真だけ写したが、これを買って飾っていたとしても飽きるだろうなと思った。

 

2階の回廊から会場を写したもの。家具も素晴らしいけど、ほとんど皆持っているはず。買う人がいるのだろうか?

トルコのランプ、最近ではよく見られるようになった。

いろいろなチェスセット、ジュードがチェスクラブに入っている。

こんなに楽しいクッション。さすが Ideal  !!!

 

色とりどりのスカーフ絹の手触りも素晴らしい。

靴下だけのお店。

サングラスの店。

チョコレートのお店かと思ってみたらなんといろいろな種類の石だった。

会場が広くて、最後に行き着いたところが食べ物ばかりのストール、どこも長い行列で、友達が持ってきてくれたサンドイッチとラーガーハーフパイントで満腹,帰宅。疲れ切った。

 

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20年ぶりに帰国します。

2025-03-20 22:15:40 | 日記

来週金曜日から3週間、ちょうどジュードのイースターホリディーになるので、1ヶ月ほど前にJALを予約しました。

私のバケツリストの一つ、奄美大島の田中一村美術館へ行くのがまず最初。

この絵はもう30年ほど前、日本の企業が彼の絵6枚をカレンダーにしたもので、好きな絵を額縁に入れて、ベッドルームに飾ってある。今回実際の絵を見てみたく、羽田に着いた翌日には奄美大島へ飛ぶことにした。

はじめは九州から北海道まで新幹線で旅して最後の1週間に金沢と輪島へ行く予定を立てた。九州には今年93歳になる親しくしていた婦長さんがいて、連絡するとやっと家の中だけ歩けるという。電話したときは気分が悪くてとのことだったから、私が会いに行って無理をさせてはいけないと、訪問中止。

もう60年以上も昔の福井日赤の看護学生だった頃の友達は、死んだ人あり、今は寝付いた人あり、病院通いをしている人たちで、70歳の頃に来てほしかった。と言われてしまった。それで福井もアウト。

同級生がこの調子、年上の友達や親戚の人たちも皆どこか悪い。これでは観光旅行で遊んでおれないと心改め、奄美大島から大阪へ飛び、京都の友達、名古屋の友達、鳥羽の友達に会って金沢へ帰ることにした。

金沢も父母も兄も亡くなり、今は体の悪い兄嫁だけが私の行ける場所。こうなると本当に今帰国しないとみんなあの世にと焦ってしまう。

すべての旅程も組んで後は出発を待つばかりにしている。

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こちらロンドンは数日前にはあられにみぞれの寒い日が有ったと思うに3日前から素晴らしい晴天まるで夏のように20度を超えた。

2月半ばから咲き始めた我が家のオカメザクラは、日陰の多い裏庭に置いてあるせいかいつまでも花が咲いていて最近やっと散り始めた。

数日前に通った街路樹の桜は蕾がこんなに膨らんで、もうすぐだね。とひとりごと。

そして今日3月20日またリュック一杯の日本語の本や漫画をセント・ジョン・ウッドの図書館へ持っていき、帰りに明るい温かのストリートを歩いて帰ってきたら

2本の桜の木が8分咲、しばし立ち止まって写真を写し、花を愛でていた。

我が家の前庭に数年前に植えたプリムラもこの陽気、手入れをしなくても立派に咲いてくれた。

このプリムローズはどこからか勝手に飛んできたらしく、前後の庭にだんだん株が増えて花が咲いている。

 

 

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春のロンドン

2025-03-12 17:25:24 | 英国内のこの頃

2月27日から3月9日まで毎日晴天が続いた。暖かくて冬装束でショッピングに出かけると、途中で着ている衣服の1枚を脱がないと行けないくらいの暑さだった。

 

 

 

 

街路樹の花が綺麗で、桜の蕾も膨らんできているし、赤いモクレンの花が咲きだした。月曜日から急に寒くなり、また冬の戻った感覚だけど、花は次々咲きほころびてきている。

前庭の古いライラックの木に猛烈なツタが絡みついて、昨年からあまり花が咲かなくなっていた。この晴天の日、2日かかってあらゆる道具(鎌、ノミ。金槌。ノコギリなど)を総動員してはしごを掛けて全部取り除いた。地面に生えている根はとっても取れないが,木を締め付け、木の外皮にしっかりと根をはびこらしていたのを皮ごと取り除いた。大きな庭用ゴミ箱3杯がいっぱいになった。

毎月出てくるポストボックスのアートギャラリーでは、3月はWorld Book Day と言う。いろいろな子どもの本のキャラクターを編み物で表したもの。

子どもの本を見なくなってもう何十年になるか。ここにでているキャラクターの中で知っているのはミスターマンと醜いアヒルの子くらいそしてピーターラビッツ。孫には英語でおむすびコロリンを話してあげたくらいで、英語の本は私が読んでも今では孫にバカにされる。

 

この3冊の本は塩野七海さんの3部作、2月にコーンウォールへ行った5日の間に全部読んだ。ローマが最終だったのにはじめに読んだのがそれで、ストーリーが前後してしまったけれど、歴史や各国の政治状態は変わらずノンフィクションの中に主人公のヴェニスの若い貴族と高級遊女のオリンピアだけが塩野さんの創作。

特にヴェニスの政治と経済の仕組みが非常によく書かれていて素晴らしい本だと思った。

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孫の学校のインターナショナル・フェアー

2025-03-08 22:54:53 | 日記

先週孫の学校でインターナショナル・フェアーを開くから孫のジュードに男の子の着物をと頼まれ、黒っぽい大人の着物をほどいて、一切切らずに幅と丈を縮み10歳男児の着物を作った。これがジュードは大変気に行ってほしいというから、この着物が小さくなったら返してくれるよう約束した。

この日は朝から子どもたちは各国の民族衣装で行ったと言う。もちろんジュードも着物を着て行ったそうで、先生がとっても喜んでいたそうだ。

このフェアーは午後3時開催とのことだが、それまでに会場の下準備があるので、娘と2時には出かけた。

ジュードの学校は5歳から11歳までの私立の学校で、授業料も昨年9月から労働党が政府の返り咲きしてから、税金を徴収するようになって、今までより500ポンドくらいは高くなった。

それにしても壁に貼られた子どもたちの親の出身国がこんなに有ってすごいと思った。アメリカ・カナダを除く他の国で多国籍の集まり。

壁に貼られたジュードの絵では半分がアイルランド、残り半分はイギリスと日本、最近自分の名前だけ日本語で書けると自慢していた。

さて午後3時近くになると、各国の親たちが各自の民族衣装に各自の食べ物を持参でテーブルに並べだして大賑わい。

ここはブラジルのテーブル

ロシアのテーブル

会場の真ん中では3月 インターナショナルのBook Day にちなんで子どもたちの新刊書が売りに出された。

 

 

日本のテーブルの横マレーシアの夫婦がたくさんの食べ物を買って持ってきた。

娘が作った巻き寿司といなり寿司は、昨今の寿司ブーム、もちろん完売。若い日本人女性がチキンのから揚げを作ってきた。ある中年女性はよっぽど好きだったと見えて3回もやってきていくつも食べ最後には弁当箱を持ってくるから全部欲しいとか言っていたが、彼女の来る前に完売した。

 

ウエールズのテーブル。

ブラジルのマーシャルアートのグループが、音楽に合わせて空手のようなものを見せたりで、結構楽しませてくれた。

それにしてもこの小さな小学校でこんなにたくさんの外国人の親によるイヴェントが開催され、とっても楽しいひとときだったし、いろいろの国の珍しい食べ物を試食して満腹で帰宅したので夕食は入らなかった。

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ウエスト・ウィッタリング(West wittering)

2025-03-02 06:12:03 | 日記

この3日間青空で洗濯物が乾く日和になった。昨夜ジュードとパトリックが電話してきて、海へボディボーディングに行くから一緒にと言うお誘い。

今朝娘に電話してみると、生徒の宿題の採点が溜まっていてどこにも行けないと言う。だから私に手伝ってほしくて誘われたのだと知った。

3人分のサンドイッチを作り熱いオニオンスープをフラスコに入れ、もしかして海から上がって寒かったらと熱湯を2リッター入りのフラスコに入れタオルをたくさん持った。聞けば今日行くところは67マイル(107KM)も遠くの聞いたこともない海辺。彼らは今年1月2日に来たことがあるという。

朝は霧がかかって晴れるか曇るかと思っていたのに、モォーターウエー(高速道路)を走り出した頃には青空が広がり気持ちのよい天気になった。ちなみに高速道路は無料。

我が家では桜が咲き始めたというのに英国南西のサッセックス州の田舎道では花らしいものは一切なく、若葉もでていないほとんど茶色の世界だった。

聞いたこともないWest witteringの駐車場はほとんど満員。やっと車を止め、防風林を通ると

たくさんの人々がそれぞれのスタイルで太陽を楽しんでいる。

この海辺にもビーチハットと呼ばれる小さな小屋が並んでいて、これは多分カウンシルから買ったものだろう。中は電気がついていて電気でクッキングやお湯が沸かせるくらい、着替えができるくらいで宿泊してはいけない。それでいてこの小屋は以前から相当値上がりしていると言う。

犬を連れた人たちが多く、思う存分走れる犬たちでとっても嬉しそう。

ここまで来る間の車の中で、ジュードは車酔いしそうとか、気分が悪いと言ってパトリックを心配させ、ボディボードをやる気がなさそう。

砂山の草原でパトリックをリクライニングシートの代わりに使って、二人で戯れている。

娘がDaddy’s Boy (お父さん子)と呼ぶのが判る。

ビーチバレーボールをしている若者たち。

戦時中のウォッチタワーかと思ったが、違うようだった。

午後になると人出はもっと多くなった。

3日前まで雨が多い天気だったからこの牧草地には水たまりが多い。

一時大群のこの鳥たちが砂浜から見える上空を旋回していたので、一体どんな鳥だろうと牧場まで見に行った。

 

鴨の種類なのだろうが近寄ってみるとガアガアうるさい。

写真を取りに来たのは私を含めて3人だけ。他の人達は鳥などには興味がないのだろう。

ドーバーからブライトンにかけての海は石ころばかりで、砂浜がない。この長い砂浜はポーツマス(Portsmouth  )まで続いているに違いない。

海で泳いでいた人は2人だけ、子どもたちは足を濡らすくらいで水の中でも駆け回っていたのが犬ばかり。それでもこんなに多くの人たちが広い砂浜を歩き回って太陽を楽しんでいる。素晴らしい良い日だった。

 

 

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グリニッチ クイーンズ・ハウス(Queen's House)

2025-03-01 06:03:45 | 英國名所

グリニッチの海洋博物館のとなりのこじんまりとしたこの建物は、17世紀のはじめキングジェムス1世のクイーン・アン(デンマークから輿入れ)のために建設されたが、クイーン・アンはここに住む以前に肺病で亡くなった。

この建物で住んだクイーンはチャールス1世のフランス人のクイーンでヘンリエッタ・マリアと言う。イニゴ・ジョーンズが1616年設計プランをオーダーされた。

この建物もユネスコ世界遺産に登録されている。

入場無料で予約無しで入館できる。

たまたま入ったすぐの2階の大広間ではフルートとハープのコンサートが行われていて、親切な会場係の男性が中程の椅子を勧めてくれて座って1分ほどで終わってしまった。プログラムにHaru no Umi と有ったのでフルートの女性にこれは日本の琴の曲をアレンジしたものかと聞くとYesとのこと。残念聞き逃した。

 

ウインザー城 遠景 1690年

エリザベス女王のおじいさんに当たるキング・ジョージII世 大変厳しい方だったそう。

ここでもネルソン提督の肖像画

悪名高き?ヘンリー8世

クイーンエリザベス1世の肖像画

これだけ飾り立てていたら重くて歩けなかっただろうなと話し合った。

この建物で有名なチューリップの階段、フランス人クイーンヘンリエッタを記念して作られた英国初の支柱なしの階段。上から見下ろしたところ。

下から見上げたところ。

 

 

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グリニッチ ペインテッド・ホール(The Painted Hall)

2025-02-28 05:41:21 | 英國名所

カティサークの後、訪れたのが600年の歴史を誇るペインテッド・ホール。

この建物は英國第一人者であるサー・クリストファー・レンにとってデザインされ、現在ではユネスコ世界遺産に登録されている。

この建物は過去の英国海軍士官のダイニングルームの目的で作られた天井の高い石造りの建物である。

このビルディングはペインテッド・ホールの真向かいのチャペル(Chapel)であるが外見はペインテッド・ホールと全く同じ。

正面玄関入口(現在は完全に閉まっている)の天井画

この直径7メーターのヘリオス(Helios)ーギリシャ神話の太陽の神ーはこの1月からこのホールに展示されている。アーティスト・ルーク・ジェラム(Luke Jerram)の作品。

私は過去2-30年の間に2回くらいはここを訪れたことが有ったが、当時は入場無料だった。この度は入口も変わっていて、グランドフロアーには食事をするスペースも有り、お土産の店まで完備されていた。

大ホールの奥左にある小部屋は1805年ネルソン提督がトラファルガーの海戦で亡くなった後、このホールに安置され、多数の弔問客が訪れたとのこと。当時ネルソン提督は国民の大英雄であった。

このヘリオスの表面模様は49万枚の太陽の写真から描かれたもので、表面は生きている如くわずかづつうごきがみられる。

 

高い天井に立派な柱は神殿を思わせる。

この立派なクイーン・アン・コートは現在ではグリニッチ大学になっている。

左の建物キング・チャールス・コートは トリニティ・カレッジの音楽とダンスの教室になっている。

クイーンの門の向こうにはクイーンズ・ハウスと後ろの高台にグリニッチ天文台が見える。

 

 

 

 

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グリニッチのカティサーク (Cutty Sark)

2025-02-27 05:50:58 | 英國名所

もう英國に住み着いて53年にもなるがかの有名な帆船カティサークの中に入ったことがなかった。

今日はこの中を見学しようと友達と待ち合わせ、入場チケットを購入。もう数年メンバーシップを払っているアートパースで半額になり11ポンド(約2200円)全額の22ポンドだったら高い!!!と入らなかったかも。

カティサークは1869年スコットランドで建造されたTea Clipper (お茶を積荷にした帆船)で同年スエズ運河開通で中国との最速商船として活躍、図のように船倉にお茶の箱を積んで航海していた。

お茶の箱はこのように可愛い。

船乗りならば必ず習得するのがロープの結び方、こんなにも多くの結び方がある

1880年代はオーストラリアの羊毛を積んでの航海をしていた。

カティサークは1895年ポルトガルに売りはらわれた。

1922年キャプテン ウイルフレッド・ドウマンがコーンウォールのファルマス(Falmouth)でトレーニング の目的で買い戻した。

 

1938年この船はテームズ河に移されテームズ・トレーニング・カレッジに買い戻されて、1954年ドライドックに揚げられ現在の博物館になった。

帆船では大小の綱が重要なのがよく分かる。

キャプテンのベッドルームと

キャプテン専用のトイレ。

キャプテン用の応接間並びに仕事場だった。真ん中に吊り下がっている丸い台に丸い穴が空いているのは、この中にインク壺や飲み物のグラスなどを入れて、船の揺れに対して液体が溢れないように工夫されている。

ドライドックの下はレストランになっている。

 

全長64.77メータ、こうしてみると本当に大きいのがよく分かる。

 

ドライドックの後方に並んでいるのが、船首像(Figurehead)と呼ばれるもので

このカティサークの船首像はナニーと呼ばれた。この魔女ナニーはスコットランドの作曲家ロバート・バーンズの詩の中から作られたもので、酔っぱらいの百姓Tom o'Shanter が馬で逃げるのを追いかけて尻尾を取ってしまった。

オリジナルのナニーはとっても恐ろしい顔をしているが、新しく2021年に作られたナニーは可愛い顔になった。ナニーが来ている下着がカティ・サークと呼ばれるもので彼女のニックネームがカティ・サークだったところからこの船が命名された。

それで改装なったこのカティサークの船首像ナニーも、馬の尻尾を持っている。

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桜が咲きだした。

2025-02-27 05:35:09 | 日記

先週コーンウォールから帰ってきたばかり、裏庭の鉢植えのオカメ桜がさきだしていた。

今年は寒い日も有ったが1月は暖冬だったと言われる。たしかにそう思ったのはキッチンの隅で死んでいたナメクジを見た時。また今年もナメクジとカタツムリに悩まされるのか、うんざり。

数年前、道端で咲いていたこの花の茎を2本取ってきて増えたもの。まだ紫色のは蕾も出てきていない。

前庭のボタンの木の下。毎年ながら春はこの野生のクロッカスが咲かないと春の感じがしない。

 

 

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