今日も気が遠くなるほど暑かった!
どうも、ren.です。
外からは「北海子供盆歌」がきこえます。
夏真っ盛りだなぁ。
では、ツーレポの続きを。
■ '11 キャンプツーリング Day.2 女満別~知床~留辺蕊
(地図引用 Map Fan web)
夜半に冷え込んだものの、よく眠れた朝。
6時前には目が覚めました
テントを出て見たところ……
網走湖はミルク色の霧に包まれていました。
煙る湖面をシジミ漁船のシルエットが走っていく、幻想的な風景に目を奪われました。
テントサイトもうっすらと霧に包まれています。
確かに朝の冷気ではありますが、気分の悪くない涼しさです。
朝食は熱いコーヒーに、コンビニで買っておいた調理パン。
やはり同じ頃に起きてきた、長野からのご夫婦と朝の挨拶をしつつ、お互いに撤収作業。
先に発たれたのはあちらでした。
去りゆく姿に、手を振り合います。
……。
8時。
2日目の出発。
天気は曇り空。
まずは昨日も顔を出した女満別の道の駅へ戻り、すぐ近くの「メルヘンの丘」を訪れました。
国道沿いに駐車スペースがあるため、愛機と写真も撮れる人気撮影スポットです。
畑の広がる丘に、ポツリポツリと樹の立つ姿は、いかにも絵になります。
……が、実は写真のフレームに納まる範囲の脇には、すぐ農家の倉庫などが建ち、ちょっと詐欺っぽい(w
そのまま網走湖沿いを国道39号線を進み、予定では宿泊するはずだった呼人浦へ。
昨夜はそんなに混んでいなかったみたい(w
手を振りつつ脇を走ると、すぐ近くにあった休憩駐車場が目に入りました。
そこには、50台ほどの黒塗りの高級乗用車各種が整列しています。
そして、以下にも恰幅のいい男性たちが談笑する姿も。
ちょっとびっくりしつつも、網走市内へ。
さて、朝のうちに網走刑務所に行き、鏡橋とあわよくばゲート前で記念写真を撮りましょうか。
……直前の出来事で、予想するべきでした。
黒塗りの大型高級車が数台停まり、黒背広のいかつい男達と、刑務所職員達が刑務所に続く小さな橋の前で対峙しています。
こ……これは、どうやら……
大物さんの出所だぁぁぁぁぁ!!!
もちろん、ブレーキをかけることもなくUターンしましたよ(w
網走の道の駅「流氷街道」に向かう道すがらでも、そこかしこに黒い車が走っています。
怖えぇよ、さすがは網走番外地。
道の駅でトイレを済ませて、とっとと網走を出発してしまいましょう。
斜里へ向かう、海沿いの国道244号線。
道にあった気温表示によると、20度。
走行体感気温となると、5さらに度は下がります。
途中、目に入ったこちらの駐車場へ。
巨大二ポポ人形。
紋別のカニの爪やら、別海にある巨大シャケの頭やら、巨大"牛"文字やら。
オホーツク文化圏は巨大建築文明かと。
でも、にポポ人形が大好きな私は、大変喜んだという(w
ちなみに、今年は新たなにポポ人形を買うことが出来なかったので、この写真でがまんします。
小清水の道の駅「はなやか小清水」でスタンプを押し、、釧網本線沿いに国道を反れて、止別(やむべつ)駅へ。
この小さな駅舎はラーメン屋になっています。
国道に戻り、東進。
この辺のバス停は、近くの家の人名がつけられていました。
自分の名前のバス停が欲しい方、ぜひ移住を(w
斜里の道の駅で休憩。
神奈川からXRで来たという男性と談笑。
この後、ウトロまで抜きつ抜かれつすることになりました(w
いよいよ、世界遺産・知床を走る国道334号線に乗りました。
これは帰りに撮った写真ですが、海沿いの"知床国道"に続く道は、とにかくまっすぐ。
この写真を撮った場所より、さらにまっすぐな場所もあります。
知床国道は、やはり海風が冷たい。
車の流れ良いため、快調に走れます。
逆に、気軽に路肩に停めての写真撮影が出来ないんだけれどね。
岸の岩にはカワウ、浅瀬にはアオサギ。
意外にウミネコなどのカモメ類は少なく感じました。
それよりも多く感じたのは、アマツバメ。
時折、そんなツバメの乱舞を見上げていたところ、オジロワシの若鳥の姿を発見!
と、鳥ばかりは豊富に見られたのですが、せっかくの知床なのに、クマやシカはおろか、キツネすら現れないorz
相変わらずの動物遭遇運のなさを嘆いていたのですが、その夜、ちょうど同じ時間に同じ場所を走っていた方とキャンプ場でお話をしたところ、「国道沿いに普通に小熊がいたし、角が立派な牡鹿もいたよ」とのこと。
うん、やはりこの悪運は本物だo...rz
途中、オシンコシンの滝で休憩。
国道沿いの谷を流れる幅広の滝。
滝沿いの階段を50mほど上って、近くまで行くことが出来ます。
そう、大きな滝ではないのですが、岩肌で跳ねる姿が美しい滝です。
夏場にどんなに暑い日でも、この場所は涼しいくらい。
ついでに、駐車場の売店でお土産を物色。
そこで私の目を引いたのが、これでした。
ぬいぐるみは、名古屋製でした(w
でも、大きさも値段も手ごろで、旅の同行者にぴったりです。
現地レポでも書いたとおり、TRPG「ウィッチクエスト」リプレイより、ミチ君と命名。
下の4つは、木彫りのマグネットマスコット。
手作りだけに、微妙に造詣が異なります。
尻尾部分が後ろに可動する構造になっており、座らせることも可能です。
こちらもお値段お手ごろな上によく出来ているので、友人達向けに大量購入。
キツネ型以外にも、シマフクロウ型のモノも買いました。
満足。
そう遠くない場所にあるウトロの道の駅「うとろ シリエトク」に到着。
12時前だったので、ついでに昼食。
案内で聞いたところ、近所に蕎麦屋は無いというので、ここで食べたのですが……。
まあ、専門店じゃなきゃ、こんなもんだよな、という感じ。
おまけで一緒に付いてきたヨーグルトはおいしかったけどね。
さて、それではいよいよ、去年の雪辱を晴らすとき!
知床峠に向かいます。
……しかし、すでに麓の段階で、羅臼岳に大きく雲がかかっていることは確認できます。
まちがいなく、眺望は期待できません。
だからと言って、ここで引き返せるかよぉぉぉぉぉぉ!! (トミノ風に)
きつい峠道は、やはりマグナ50では2速でないと上れません。
荒い息をつくようなエンジン音を立てつつ上っていくと、次第に白樺の林が切れ、低木が多くなってきます。
空に多く飛んでいたアマツバメの姿もなくなり、風は絡みつくような冷たさに。
そして……
ついに知床峠
征服!
↑本来、ここに羅臼岳が聳え立っています
なにも見えなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!
わかってはいた!
しかし、淡い期待はした!!(w
まあ、仕方がない。
ここに来たという事実は揺るがんさ。
やはり落胆する大阪から来たハーレー兄さんと、横浜から来たチャリダー兄ちゃんと嘆息。
来た道を戻り、再びウトロへ。
ちょっとだけ、国道から港側に下りてみます。
前から、見たいと思っていた奇岩が、ウトロ港にあるんですよ。
それがこの、ゴジラ岩。
港から上陸し、ウトロの町を蹂躙しようとしているかのような姿。
……というけれど、形的にはレッドキングだよな。
と思って、「ウトロ ゴジラ岩 レッドキング」でググったら、そう思う人多数みたい(W
この段階で13時を回りました。
予定では、来た道を戻る途中から根北(こんぽく)峠側に曲がり、その道沿いにある有形文化財で鉄道遺産の第一幾品川橋梁跡(越川橋梁)を写真に撮ろうと思っていたのですが、断腸の思いでパス。
次のリベンジでは、ここも必ず来よう。
そのときは、知床五湖やカムイワッカの滝にも足を伸ばしたいな。
今日の泊地である、留辺蘂に向かうために西に向かいます。
途中、ちょっとだけ寄り道して、札弦(さっつる)の道の駅「パパスランドさっつる」でスタンプ。
帰ってからググってみたら、"パパス"って、スペイン語で"ジャガイモ"という意味らしいです。
ドラクエじゃなかったのか(w
昨日、女満別に向かった国道39号線まで戻り、西に向かいます。
「そう言えば、昨日はここまで先導してもらって助かったなぁ」
そんなことを思いつつ、北見市街へ。
明日の石北峠抜けに向けて給油しておこうと入ったGSで、ミラクル回収!
なんと、前日道案内をしてくれたスズキ乗りのIさんの職場でした!
驚いたのなんのって。
あまりの驚きに、前日の感謝の言葉もそこそこになってしまいました。
ごめんなさい、そして改めててお世話になりました!!
それにしても、いくら地元で、バイクつながりがあったとしても、GSは数多あるわけでどんだけ低確率なんだか。
しかし、ミラクルはこれだけでは終わらなかったのだった(w
ま、そんな驚きの再開の後、留辺蕊のつつじ公園キャンプ場についたのは、17時半。
うん、やはり越川橋梁は行かなくて正解だったな。
このキャンプ場は、今回で4回目の利用だったかな。
大江本家さんでお風呂をいただいたところ、チケット式入浴になっていて驚いた。
お風呂から上がると、雨がパラパラ。
あわてて近所の生協で朝食用のパンなどを買い、キャンプ場へ。
バイクにブルーシートをかけ、テントに避難。
まあ、幸い2時間ほどの通り雨だったので、大してなにも濡れませんでしたがね。
2日目の総走行距離、306.7km。
到達時間(休憩時間等含む)は約9時間半でした。
Day.3に続く。