昨晩は、伝統のモナコGPを観戦していた。
結局、私が大好きなウィリアムズは、2台ともリタイア。今年は(も?)不遇だなぁと、涙を呑んだ。
私はF1の観戦のためだけに、スカパー!のフジテレビに加入しているほど、F1が大好きだ。だって、地上波は物足りないんだモノ。やっぱりF1は川井ちゃんと今宮さんに限る。
観始めたのは'90年のF1ブームの頃。流行真っ只中のあの頃のF1は、まさにドラマチックで、テレビに釘付けになったものだ。
話題の中心は、やはりアイルトン・セナ。とにかく速い。
しかし、私が惚れたのはナイジェル・マンセル。レースでの強さもさることながら、その人柄やエピソードから、セナよりも人間味を感じたのだ。
セナが常勝の神様なら、マンセルはがむしゃらなおじさんだった。
セナとマンセルといえば、F1を知るものなら誰しもが語りつくしたいのが'92年のモナコGP。
当時、遠方へ就職してしまった知り合いと、長距離電話で話しながらテレビ観戦するのが、F1ウイークの楽しみだった。
その電話越しに、2人で「すげー!すげー!」と叫びながら見た、終盤のデッドヒート。
「
ここはモナコ、モンテカルロ。絶対に抜けない!」
まるで一台のように連なる2人のマシン。いつ接触して両者共倒れになるかわからない。興奮が300km/hで走り抜けていく、美しい町並み。そして、コントロールラインを通過したとたんに壊れるセナ=マクラーレンホンダエンジン。
とにかく、このレースを観ておいてよかった。F1ファンでよかったと思ったレースだった。
それにしても、今回ためしにペイントを、ちゃちゃちゃっと5分ほどいじってみたわけだけど、これだけで誰のなんのマシンかわかっちゃうところあたり、やっぱり、セナとマルボロ・マクラーレンって一つのモニュメントだなと感じました。