どうも、ren.です。
部屋の窓から見える電線に、丸々と太った白い鳥が留まっていました。
何かと思って、よく観察してみたらコムクドリのメス。
そうか、そろそろ渡りの時期だから食いだめてるのか。
● 「スターイクシオン」 PS/ナムコ(1999)
と言うことで、すっかり書いたと思っていたこのゲームを紹介。
「マギウシュー製作記」などで、ちょくちょくこのブログでは名前を出していましたがね。
話は1985年にさかのぼります。
この年にナムコットからFCで発売されたのが「スターラスター」でした。
FCでは初の本格3DSTGであり、RTS要素も兼ねそろえていた脅威のSFゲーム。
しかし、説明書だけではゲームの進め方や、クリアの要素がわかりづらかったのも確か。
当時はまだ攻略情報が雑誌くらいしかなかった時代。
子供たちのほとんどは、ゲームの意図をつかめずに「クソゲー」扱いしました。
私も友人に「変なゲームがある」と教えられ、遊ばせてもらったのが最初。
確かになにをすればいいのかはわかりませんでしたが、その画面にほれ込みました。
漆黒の闇に流れる星、縦横無尽に飛び回る敵との追いかけあい、そしてワープの美しさ。
でも結局、本編である"ADVENTURE"をクリアしたのは、ずいぶん後になってからでした。
それから14年後。
PSでリメイクされたのが、この「スターイクシオン」です。
大阪花博で登場した「ギャラクシアン^3」以来、ナムコは自社ゲームのSF世界を"U.G.S.F戦記"として統合、再編集していく動きがありました。
「スターイクシオン」は、その決定版ともいえ、「スターラスター」だけでなく「ギャラガ」「ボスコニアン」「ギャプラス」「スターブレード」「ギャラクシアン^3」を統合しており、それらの作品から自機や敵が登場し、激しい戦いを繰り広げます。
メインモードは「スターラスター」の"ADVENTURE"にあたる"CONQUEST"。
18×18のマス目に区切られたマップにある惑星や人口施設に対し、敵種族がリアルタイムで次々と押し寄せてくるのを、ワープで戦闘エリアに移動して撃退します。
条件を得ることで各種族のボスが登場することもあり、最終的に全ての種族を撃破し、人口施設を多く残すことが目的となります。
また、このモードではNPCパイロットが加入し、一緒に戦ってくれます。
10名のNPCには、それぞれと食い・不得意な種族があり、ゲームにはランダムで3人が出場。
ただし、死んでしまう場合もあるので注意。
もうひとつのゲームモードは"COMMAND"。
全30(+3)ステージの面クリア型ミッションで、それぞれのマップは"守る惑星・基地"と"攻めて来る敵"が決まっています。
ぶっちゃけこっちの方が難しい(w
しかし、リタイアなしでクリアできれば、"ADVENTURE"でオプション装備が最初から使用できるという特典が得られます。
どちらのモードでも、敵がどちらに動き、どの施設を狙ってくるか予測していきます。
敵部隊は複数の機数で構成されており、中には強力な戦艦がいる場合も。
しかし、部隊の構成機数を少なくすれば、それだけ施設への攻撃能力も減ります。
一気に部隊を撃滅させるか、複数の部隊を少しずつ削り経戦能力を低くするか、その判断がリアルタイムで必要になってきます。
もちろん、「スターラスター」同様にマップ画面ではフォトン(光子魚雷)も撃てますし、"ADVENTURE"ではNPCに敵部隊の攻撃を任せることも出来ます。
このヒリヒリ感がたまらない。
当然主体となる宇宙戦闘(3DSTG)シーンですが、動きは軽快で良好です。
普通のPSパッドでも何の支障もありません。
フライトSTGと違うのは、ヨーではなくローリングがL・Rボタンになっていることくらいか。
自機性能がダイレクトに反映されているので、選択や装備に好みが反映されます。
敵機はそこそこ賢いので、ドッグファイト距離での追いかけあいは、なかなか熱いです。
まあ、時間がかかるから、リジャンプ(同じエリアにワープしなおすこと)するけど(w
「スターラスター」でネックとされていたレーダー画面は、敵との相対上下位置が見た目でわかるようになったため、使いやすくなっています。
距離レンジも×0.5~×4まで4種類が使い分けられ、その切り替えも戦略で重要に。
基地や衛星とのランデブーもしやすくなっています。バッツーラキー渡せよ、コラ。
で、まあ。
ぶっちゃけ、「スターラスター」同様、面白さが心に刺さる人は少数だったようです(w
売り上げは1万7千本だったそうですが、同年は「ポケモン金銀」が362万本以上、「FF8」が350万本売れた年ですから、まあ、お察しというところ。
あっという間に値崩れし、ワゴンの常連となっていきました。
私の周囲の友人も、ほとんどが前の週に発売された「マクロスVF-X2」を買ってました。
悔しかったので、いまだにそっちは遊んでいない(w
3DSで「スターラスター」がVCで配信されたとき、「スターイクシオンのリメイク来るか?!」と淡い期待を持ったものです。
絶対に3D映えするだろうになぁ。
関連グッズも紹介しておきましょう。
まず攻略本。
アスペクトから"ファミ通責任編集"で発売されました。
まあ、ここのお約束どおり、ほとんどがデータの羅列だけ。
一応、攻略のヒントも書かれていたりしますが、"COMMAND"マップが上下逆になっていたり(w
なので、結局役に立つのはNPCパイロットのデータと、得点計算式くらいです。
次に音楽CD。
実は、このゲームは音楽が特筆するべきなほど素晴らしい。
各登場ゲームのアレンジが主体ですが、全てがオーケストラアレンジされており、生声のコーラスも合わさって壮大なスペースオペラの雰囲気を盛りたてています。
また、企画では出場が予定されていた「ゼビウス」のNG曲も収録されています。
ゲームサントラではおまけとしてSE集が収録されていますが、このCDにもゲーム中の射撃音などが次々と流れるトラックがあります。
よく聞くと各元ゲームのSEが使われていたりするので、わかる人は喜べ(w