まだ風邪を引いているren.です。
それでも、朝方起きてすぐは平熱まで下がるようになり(夜にかけて上がっていくけど)、ひどかった鼻づまりもなくなったので、幾分すごしやすくなりました。
今日は雪かきの心配もなかったので、ゆっくり出来ましたし。
そんな体調ではありましたが、Amazonから支払いメールが来たので、近所のコンビにまで。
支払いを済ませて帰りに、ちょっと本屋に寄ったら、今、注文したばかりの本が並んでいてがっかり(w
まあ、あるあるネタですな。
まだ風邪を引いているren.です。
それでも、朝方起きてすぐは平熱まで下がるようになり(夜にかけて上がっていくけど)、ひどかった鼻づまりもなくなったので、幾分すごしやすくなりました。
今日は雪かきの心配もなかったので、ゆっくり出来ましたし。
そんな体調ではありましたが、Amazonから支払いメールが来たので、近所のコンビにまで。
支払いを済ませて帰りに、ちょっと本屋に寄ったら、今、注文したばかりの本が並んでいてがっかり(w
まあ、あるあるネタですな。
寝込んでいるren.です。
汗をかいて起きると、それなりに熱が下がりますが、油断してテレビを見ていたりすると、また37度前後まで上がる。
明日は雪かきしなきゃいけなそうだから、今夜中に治したいんだけどなぁ。
風邪が悪化しているren.です。
鼻がつまりすぎて、具合が悪い。
でも、あまり鼻ばかりかんでいると、また急性難聴になりかねないからなぁ。
そんな中、今朝はまたも大雪で、体調最悪な中で雪かき。
なんか、ランナーズハイみたいなものなのか、一瞬体調が回復(w
平熱以下にまで下がったのですが、揺り戻しがきましたねぇ。
明日は雪かきの心配がなさそうだけど、終末にはまた大雪の予報だから、早めに治さないと。
見事に風邪を引いたren.です。
寒気、鼻水、腹下し、そして頭痛。
しかし雪かきは待ってくれないorz
そんな体調の中、今日はアカデミー賞を観ていました。
結果はこちら。
いやぁ、「アルゴ」と「ライフ・オブ・パイ」が大健闘でしたね。
ぶっちゃけ「アルゴ」は、CMで観ただけではネタ映画かと思ってました(w
あと、「テッド」のリアルタイム合成出演は、さすがの技術力と感心しました。
さて、第10回MMD杯の動画も揃い、現在はすでにEXが始まっています。
今回は良作が多く、私がマイリストした動画は、厳選して26作品。
その中から、いくつか紹介してみましょう。
▼ 夢の、頂へ。
世界観的には前作の続編。
動画的には、X68000のF1ゲーム「OVER TAKE」のオープニングパロディ。
ゲームの製作会社であるZOOMは、札幌の会社だったんですよねぇ。
動画ではF1ではなく、鳥人にまたがったオートバイレースといった雰囲気になってますね。
こういう架空レースゲームって、少なくなったよなぁ。
▼ リベルニア-After Centuries-
架空映ドラマの予告編風の作品。
こちらもMMD世界のリベルニア公国が舞台ですね。
個人的には、レンが二人というのが、やっぱりツボ(w
本編を期待したいですが、これだけでも妄想が広がります。
▼ドルフィン・イン・ザ・スカイ
今回もいくつかのエアショー動画が作られていましたが、本物っぽさではこれが一番か。
別動画として、地上視点で見たものもアップされています。
それにしても、モデリングの細かさもさることながら、ラダーや計器まで動いているってすごいなぁ。
久しぶりに実物のブルーインパルスを観たくなるなぁ。
▼サンダーバードごっこ
今回、最も推したい作品。
比較動画で再確認できる、ごっこ遊びのレベルを超えた再現度。
そして、見た目がミク達でもわかる、元ネタのかっこよさ。
「サンダーバード」第1話は再放送の回数も多かったので、最も観なおしましたからねぇ。
▼ たいようのそら
予選での予告と、まったく違う雰囲気となった東方動画。
ちびキャラなのに迫力があり、まるで手描き絵本のような雰囲気も素敵です。
それにしても、Win初代作の1面ボスが、いまだにこうして愛され活躍しているって、すごいことですよね。
つまり、東方キャラに空気なし(w
▼ サイバーサンダーサザビー
とにかくこだわって作られた、サザビー vs Hi-νのモビルスーツ戦闘動画。
解説動画やMS解説と合わせて観ると、より、細かいこだわりが際立ちます。
今回もロボット動画はたくさんありましたが、これは一線を画していました。
おそらく、何らかの賞には輝くでしょうね。
▼ 戦場アイドル春香さん
ちょっとだけ残酷表現に注意。
TPS風アイドルマスター動画。
やっていることはかなり地味なのですが、表現や動き、空気感がリアルこの上ない。
色合いも褪せた感じで、まるで洋ゲーFPSのプレイ動画みたいです。
これも入賞は確実でしょう。
最近は「gdgd妖精s」や「直球表題ロボットアニメ」といった、MMDを使用していることを前面に出している商業作品も増えてきましたし、この先、MMD界隈からとんでもない作品や人材が続々生まれてきそうですね。
大雪に戦々恐々としているren.です。
今夜はかなり大きな寒気団が来そうだけど、冷え込むだけなら我慢する(w
それにしても、本多知恵子さんの訃報は私もショックだった。
上のブログタイトル下にも書きましたが、ちょうど「ガンダム無双2」をやっているのでねぇ。
しかも、好きなMSだから、キュベレイばっかり使っているし……パイロットはロランだけど(w
● シューティングゲームサイド vol.06
今月号はワンタイトル特集で、ナムコの「ドラゴンスピリット」。
裏表紙は当時のキャラクターデザインだったtatsuyaさんの書き下ろしイラスト。
仕方がないとはいえ、絵、変わったねぇ。
大きくは変わっていない、冨士宏さんとかの方が珍しいんだろうな。
毎月楽しみにしている「シューティング考現学」は、アーケードゲームのインカムについて。
この雑誌で大きく取り扱われている「ダライアスバースト」ですが、やはりインカムは悪かったんだ。
まあ、人気自体は高く、移植や続編も出ていますから、タイトーとしてはプロジェクト的に成功なんでしょうね。
ただ、ゲームセンターにお金が落ちないのは、やっぱり問題ですね。
同人ゲームで紹介されている「REVOLVER360」。
80MSPということで、私も買ってみました。
これは確かに短時間に集中できて、いいSTGですね。
ただ、ちょっと画面が見づらいのと、得点システムがわかりづらいのが難点かな。
今回気になった記事は、「ギンガフォース」と「それゆけ!ぶるにゃんマン」。
前者は家庭用ゲームとして特化したSTGであること。
後者は萌えキャラSTGの最新作として。
STGってアーケードからの移植はともかく、なぜか家庭用としての新作でも、基本的には最終ステージに向けて順番に一本道で進むものばかりなんですよね。
もちろん、それがSTGの様式美であり、そうでないものは変り種といわれるものです。
コレだけ長い歴史の中で、そのパターンにすがり付いているからこそ、STGに変化は起きなかったのでしょう。
それがよいことか、悪いことかは別として。
萌えSTGについては、記事内でも例が出されていますが、ある意味ひとつのSTGジャンルのひとつ。
そして、そういう女の子がかわいいSTGほど鬼難しいという(w
今号ではAndroidアプリSTG「魔法少女まどかマギカ TPS」が紹介されていますが、昔からアニメや漫画のゲーム化といえばSTGかACTでした(まあ、16bit時代くらいまでですが)。
しかし、こちらも同じセオリーを守っているものばかりでした。
もちろん、STGファンが望んでいないといわれればそこまでですが、私はもっと変り種が遊びたかった。
RPG・ADV要素のあった「スーパーゼビウス」や、ADV・SIM要素のあった「ディーヴァ」。
なかなかそういうものはありません。
個人的に、高校の頃から脳内で思い浮かべている変り種STGがあります。
主人公は小隊の隊長で、同時に発生するステージのどこに、どのチームの人員を向かわせ、自分はどこに向かうかを決める。
プレイヤーの活躍はもとより、チームメンバーの適性によって戦果も変わる。
その戦果(スコア)や、本部でのコミュニケーションによって、能力的な成長だけでなく、人間関係も変わる。
主人公とエレメントを組むメンバーには指示ができるが、相性や人間関係が悪いと反抗される。
ステージによってはメンバーのストーリーでフラグが立ち、選択を迫られることもある。
最終局面ステージに誰と向かうかによって、エンディングも変わる。
STG以外だと、「サクラ大戦」「ガンパレードマーチ」「いつか、重なり合う未来へ」「エラン」みたいなゲーム。
ストイックにも、キャラ萌え的にも、ストーリー目当てにも、繰り返しプレイできるゲームになるんじゃないかと妄想しています(w
まあ、私にゲームを作る能力はありませんので、せめて妄想やTRPGで遊ぶしかないのですがね。
あと、もうひとつ今号で気になったこと。
ミュージッククリエイターのインタビューが多すぎだろう!(w
ゲームサイド時代以前から、この雑誌ではゲームミュージックの取り扱いは高かったですが、今号でいうと、インタビュー15記事のうち、半分を超える8記事が音楽関連(内、ドラスピのイベントトークはtatsuyaさんと共同)。
まあ、STGは音楽の演出が最も影響するゲームジャンルです。
強制スクロールのタイミングに合わせて音楽の展開をシンクロできるので、心にも残りやすいですよね。
そういう意味では記事の多さも納得できますが、新作ゲームは聴いてもいない音楽のこと書かれる事になるからわからんよなぁ(w
昨日の疲れを癒すため静養していたren.です。
幸い、今日に疲れをひきずることはありませんでしたが、歳的に明日以降来る可能性も(w
さて、先日Amazonで買い物をした際に、値段合わせにnaoblockミニコレクションを1つ買いました。
▼ nanoblock アサギマダラ
パッケージにも表記されていますが、2千キロもの渡りを行う蝶として有名。
nanoblockの昆虫はいくつか出ていますが、最も実物大に近いのではないかしら。
一番の特徴である、翅の鮮やかなライトブルーの模様が再現されています。
まあ、実物はもっと白っぽくて、黒い部分が少ないけれど。
翅の再現はともかく、ちょっと身体と頭の造形はnaoblockの限界か、雑。
前・後翅とも可動部分に面取りブロック(1×3)が使われています。
なので、こうしてたたむことも可能。
ただし、こういう形でのバランスはうまく取れていないので、自立性は悪いです。
広げているときは問題ありませんけど。
ライトブルーの細かいブロックが欲しくて買いましたが、まあまあの量かな。
ある程度の量を押さえたいなら、やはり部品注文がよさそう。
でも、出来れば各色のブロックは、キットで手に入りやすくして欲しいなぁ。
どちらが安いかはともかく。
くぅ~疲れましたw
……いや、マジで。
どうも、ren.です。
今朝の雪は、この冬一番きつかった。
おかしいなぁ……夜2時に寝た時に確認したら、まったく積もっていなかったのに、5時間寝て起きたら20cm以上だもん。
しかも、微妙な湿り気で重いくせに、さらさら崩れる。
そのため、雪山に貼り付けて雪かきしていくわけにもいかない。
なので、ひたすらスノーダンプで山登り。
その所為で、まるで低山登山をしたかのように、膝が笑いました。
ようやく雪かきを終えて、疲れたので昼過ぎから泥のように眠りましたが、おかげで筋肉痛スタート(w
今は、無駄に心地よい疲労感で動きたくありません。
なので、今日はコレだけ。
床屋に行って来たren.です。
バスが渋滞につかまって遅れ、床屋が混んでいたら帰りのバスに乗れないと心配に。
幸い混んでいませんでしたが、帰りのバスも機材繰りで遅れたという(w
● 「生徒会役員共 8巻」 氏家ト全 講談社/マガジンKC
新キャラ、生徒会OGの古谷さんが早速表紙に。
つか、制服着ているということはコスプレ?(w
死語を使うキャラの古谷さんですが、それもなぜか1990年代以前の死語。
言葉の古さだけでなく、いたずらグッズもブーブークッションとか下手をすると70年代。
まあ、そろばんは時代関係ないと思うけど(w
ところで、死語といえば嗜虐的にそれを使う際に"死語、埋葬済み"という表現があります。
これ自体が死語だというのはともかく(w
検索してみると、いまだに結構使われているようですがね。
それはともかく、この言葉、語源はなんでしたかねぇ。
ファンロード誌上で広まったような気がするのですが、元々はマンガかなにかで使われていたはずなんだけど。
ちょっと思い出せなかった。
古谷さんの通う大学の学園祭に出かけた生徒会役員共。
学祭イベントとして出演していたのが、「アイドルのあかほん」のトリプルブッキング。
そういえば、アニメでは氏家作品が全てコラボしているらしいですね。
こちらでは放送されなかったので、観ることはできませんでしたが……。
どうも、ren.です。
今朝も雪かき行軍してきたのですが、昼前に家に帰ってきたところ、飛んできた猛禽の姿が電線に止まりました。
ハイタカだと思ったのですが、尾が短いし、頭が大きい。
では、前に見かけたチゴハヤブサかとも思ったのですが、それほどスマートではない。
とりあえず、カメラを最大望遠にして、手振れ防止機能頼りに数枚シャッターを切りました。
すると、5枚中3枚が比較的きれいに写り、種類も判明しました。
曇天、逆光という撮影には向かない状況でしたので、あまりいい写真ではありませんが、こちら。
正体は、コチョウゲンボウの♀。
タカ目ハヤブサ科。
日本には冬鳥として大陸側から渡ってきますが、個体数は少なく希少です。
私も小学校の頃から鳥を観てきましたが、初めて観ました(w
こういう経験があるから、バードウォッチングは楽しい。
大きさはハトくらい。
丸い頭にワシタカとしては小さめのクチバシ。
短い尾に、猛禽らしい鋭い爪を持つ黄色い大きな足。
♂は灰色の背と翼を持ちますが、♀は茶褐色のモノトーン。
お腹の鍵裂き模様がハヤブサっぽく、横縞のハイタカとは違います。
いやぁ、喉元とお尻のモフモフがとてもかわいいですねぇ。
元旦にネズミかなにかをつかんで飛んでいったのも、こいつだったのかな。
♂も観てみたいけど、日本では繁殖しないようだから、つがいで来ているわけじゃないのかしら。
昨日の雪かきで、右手首を捻挫してしまったren.です。
湿布をして痛みに耐えながら生活していますが、こうなると意外に普段、手首を使う生活をしていることに気付かされますね。
思いもよらなかったのは、ポットのポンプを押すときと、ドアを閉めながら入室するとき。
PCでは手首を使うマウスではなく、指先操作のトラックボールでよかった(w
● 「ととある日のクル」 竹本泉 大都コミックス
竹本泉の飼い猫漫画、3巻目。
「ある日のツヴァイ」「とある日のクル」に続くタイトルなのはわかるけど「ととある」ってなんだ(w
読んでいて気づくのは、やはり、途中から奥様がいなくなってしまうこと。
「お仏壇の水は飲んじゃだめ」っていうさらりとしたセリフが哀しい。
クルも年齢不肖な高齢猫だから、この先心配。
デジイチを買ったそうですが、その選択がSONY α nex 5シリーズ。
安易にエントリーモデルとして有名なEOS Kissを買わないところが、さすが(w
私はデジタルカメラになってからは、もっぱらコンデジ派になってしまいました。
コンデジでも、露出やシャッタースピードは変えられるんだけれど、いちいちメニュー画面を表示させなければいけないので、その辺がダイヤルでのアナログ操作の出来るデジイチが、やっぱりうらやましい。
さて、次の巻が出る頃、カラーイラストもデジタルになってたりして(w
腕が痛いren.です。
今朝も変わらず雪かき行軍だったのですが、その所為ではなく、久しぶりに肘を強く打ちまして(w
的確な場所に、これ以上ないほどの打撃が加わり、まさにクリティカルヒット。
しばらく悶絶した後も、いまだにダメージを引きずっています。
さて、始まった第10回MMD杯。
なんか、今回はメモリアルもあってか、初参加者が多いためなのか、投稿開始の昨夜21時から、ものすごい勢いで大量にアップされてますね。
拾い拾い観ていても、軽く四半日が吹っ飛んでいきました(w
しかも、クオリティの高いものが多くてうれしい悲鳴。
これは投票マイリスト数を絞るのも大変だわ。
ところで昨夜のこと。
ここ最近、ことあるごとにニコ動のログインが解除されて気になっていたのですが、何気なく視聴履歴をみたところ、私が観た記憶のない動画がずらりと並んでいてゾッとしました。
複数のPCやブラウザで同一のアカウントを使用すると、一つ前のログインが解除されるのが、ニコ動の仕様。
つまり、私のアカウントで、何者かが動画を観ていたということですね。
すぐにパスワードを変更したところ、ログアウトが発生しなくなりました。
偶然なのか、どこかでパスワード等が漏れたのか……。
まさか、今話題のPC遠隔操作じゃないでしょうけれど(w
なんにしろ、こういうことって実際に起きるものなんだなと、驚いたやら、怖かったやら。
と、ここで、犯人と原因が判明しました。
詳しくは秘密(w
ロシアの隕石爆発ニュースに驚いたren.です。
ツングースカ大爆発といい、やはり国土が大きいと、そういう事件もおきやすいのかもね。
動画で爆発時の音を聞きましたが、複数回爆発しているみたいですね。
というか、先日、真夜中に起きた雷の音が、これにそっくりだったぞ(w
この週末は第10回MMD杯の投稿が始まりますね。
今回も視聴者として大変楽しみです。
▼ 【第10回MMD杯】MikuMikuDanceCup X 【本選開幕告知】
いまいちさんと観光庁の審査員参加で笑ってしまいました。
鴫野彰さんの紹介は、山本正行さんが参加するのかと勘違いしましたが(w
投票のために、マイリストを整理しておかなきゃ。
三日月が冴え渡る中、雪かきをしてきたren.です。
月明かりの具合から、冷え込んでいるのかと思ったら、意外に雪が重くて汗だくになっちゃったよ(w
月が笑ってらぁ。
結局出かけなかったren.です。
昼前まで準備をしていたのですが、ちょっと急な用事が入ったため。
明日以降は雪かきで忙しくなりそうだしなぁ。
まあ、イベントは3月末までやってるから、また機会を探そう。
そういえば、確定申告の書類が来ていました。
今年も書き入れる箇所はたいしてないから、とっとと書いて出そう(w
明日までは天気がよさそうな札幌から、ren.です。
やっぱり、雪祭りが終わると天気が安定するなぁ(w
明日まだ様子がよかったら、近代美術館に「Ainu Art」展を観てこようかしら。
さて、今日はこちら。
● 「未完少女ラヴクラフト」 黒史郎 スマッシュ文庫
クトゥルフ神話をご存知の方なら、必ず完全に表紙買いするはず(w
知らない方のために、こちらもどうぞ。
● 「ラヴクラフト全集」 創元推理文庫
あとがきで作者さんも、この表紙について言及しています。
さらに、帯にも。
でも、この表紙じゃなかったら、私は絶対に店頭で見落としていたと思うから、正解かと(w
せっかくなので背表紙の色も変えて欲しかったけれど、そこまでは高望みですな。
ちなみに、こちらでは、表紙と帯のネタで遊ばれています。
しかし、ただの遊びではなく、ラヴクラフト関連著作の帯コレクションという、資料的価値も。
本作中でも言及されている、ラヴクラフトの女装姿もちらり(w
さて、本の中身について。
「妖神グルメ」から「ニャル子さん」にいたるまで、和製クトゥルフ神話の血族は、本格怪奇小説からライトノベルまで、脈々と文学界を侵食し続けてきましたが、意外に誰も手を出さなかった(出せなかった?)のがラヴクラフト本人の美少女化です。
本作はそれに挑戦するだけでなく、一発ネタではない理由をクトゥルフ神話原典や派生作品、そして元ネタとなる古代神話にいたるまでにしっかりと求められており、ラヴクラフトファンも納得できる設定になっています。
内容もラノベ特有のジュブナイルのラインは守りつつ、「未知なるカダスを夢に求めて」のような狂気的な異世界冒険譚が題材。
全体的には「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」のような読み進めやすい筋立てで、しかし、もちろん出会うのはウサギやカカシではなく、化け物とも一口に名状しがたきモノ共達。
クトゥルフ神話のエッセンスがそこかしこに潜み、ファンを喜ばせるだけでなく、脚注には簡潔な説明書きも用意されており、初心者の入門書としてもお勧めできます。
原典などを読んでから、もう一度読み返すと、さらに理解が深まるでしょう。
主人公は、アーカム(と、地名変更が行われたマサチューセッツ州の町)に住む、美少女と見まごう少年、カンナ。
見た目だけでなく、気も心も弱く、些細なショックで気絶や混乱、失禁してしまうという、SAN基本値の低い彼は、ひょんなことから裏側の世界"スウシャイ"へと迷い込んでしまう。
そこで出遭ったのが、ラヴクラフト本人を名乗る少女、ラヴ。
カンナは元の世界に戻るため、ラヴとともに禁断の知識を求めて旅を始める。
原典の何度も機械翻訳を繰り返したような難解な文章ほどではありませんが、場面によっては脳が理解を拒むような文体をよく再現しており、それがラノベ的なゆるいシーンとのギャップを生んで、より恐怖や奇怪さを感じさせます。
これが狙ってか狙わずか、カンナへの感情移入がしやすくなる仕掛けになっています。
耳慣れないカタカナ語も多く登場しますが、一つ一つが丁寧に表現・解説されているため、読み進めるうちに「ユッグゴッツってなんだっけ?」というようなことはないはずです。
クトゥルフ神話作品だけに気色の悪い場面も多いですが、そこはラノベのお約束。
ネタバレは避けますが、しっかりとしたボーイ・ミーツ・ガールでした……ラヴの中身は面長のおっさんだけど(w