熱は順調に下がってる?、ren.です。
とにかく今は、なんとか治すことに専念します。
かれこれもう、2週間以上ですからね。
来週は本屋通いが続きそうだし(そこかw
「ケータイ捜査官7」のレビューは少々お待ちください。
体調のいいときに書き上げますので。
それより、今日話したいのはこちら。
Wiiの「プロゴルファー猿」がファミ通史上最低スコアを叩きだす (痛いニュースさん)
普段は「ファミ通のレビューなんて信用できない」といいつつ、こういうときはこぞって叩くダブルスタンダード。
いったい何人の人が、実際にこのゲームを触ったのでしょうか。
まあ、中にはレビューどおりにひどいゲームもありますけれどね。
PS「修羅の門」は、連載終了後の思い出をズタズタにしてくれましたし(w
それも、実際に遊んでみたからこそ納得のひどさです。
しかし、このレビューによって正当な評価がされていないゲームが多いのも確か。
特に、この手の話題で必ず取り上げられる次のゲームに関しては、私は「決してクソゲーでは無い」と太鼓判を叩きたいと思っています。
なお、某SIMPLEシリーズコレクターさんも、同じようなエントリを書いていました。
でも久々の「マイユー」として書く(w
● 「SIMPLE2000 vol.83 THE昆虫採集」 PS2/D3パブリッシャー(2005) ニコニコ動画を観られる方は
こちらをどうぞ。
やはり罵詈雑言に埋め尽くされていますね。
しかし、それはゲーム自体よりも、キャラに対してのようですが……。
このゲームのゲーム部分は、かなり硬派でリアルな"昆虫採集シミュレータ"です。
子供のころに、近所の空き地を捕虫網を持って走り回ったり、キャンプで樹に蜜を塗っては明け方がっかりしてみたりした経験のある人には、たまらないゲームです。
逆にいえば、そうした経験がないと行動の一つ一つがつまらないゲームでしょう。
リアルさは徹底されていて、背景に対しての昆虫のスケールが実寸で見つけづらかったり、安易なレーダーの要素もありません。
数種の網、ランタン、腐敗バナナ、そして素手によって昆虫をゲットします。
殺虫剤なんてアイテムもありますけれど(w
その説得力が増すのは、昆虫のCGモデルのリアルさ。
大型のカミキリムシなんて、ちょっと手でつまむのは気がひけるほど(w
動きも負けずリアルさに事かきません。
さすが、監修が多摩動物園と
六本脚なだけあります。
システムは手っ取り早くいえばFPS。
ただし、銃ではなく網。
しかしFPSなら当然なんある照準は無く、網と虫の距離は感と経験にまかされます。
たとえばアゲハチョウが飛んでいたら、左スティックで身体ごと移動し網を寄せ、素早く右スティックで絡め採る、といった行動が必要になります。
ミズスマシをタモで掬うのも、そうしたコツが必要になります。
そうした昆虫採集部分のどきどき感は、まさに少年時代のそれ。
明け方の腐敗バナナに群がる大量の甲虫に背筋を凍らせてみたり、バッタを追いかけてたらポチャリと川に追い込み殺してしまったり……。
ただ、画面酔いを起こす揺れだけは何とかしてほしかった(w
そんな地味な作業ゲームですから、他で刺激的な部分を作らなければいけません。
叩かれぎみなキャラクター部分も、そうしたインパクトの要素といえるでしょう。
そして、その"電波"で"シュール"なところを"馬鹿"で"クソ"と捉えてしまっては、その裏に隠された、それなりに深刻なストーリーを感じ取れません。
パヤンはただの性格の悪いいじめっ子ではありません。
それはストーリーを進めていけば感じ取れるはずです。
"ツンデレ"なんて軽い言葉じゃ、彼を表現することはできません。
私など、あまりに惚れ込んでしまって、彼のような少年がなぜ、博士とただ二人、島に残されているのか邪推までしてしまいます。
ぶっちゃけ、お稚児さんだよね。
だって、そう考えると、彼の行動が全て納得できるんですよ。
彼は友達になりたい以上に、翔太(主人公・PL)を守ろうとしている。
多分みさきも、その辺は知っているんだと思います。
いや、だから勝手な私の妄想ですよ(w
そういうわけで、楽しめるプレイヤーをかなり選び、楽しむには多少の慣れと熟練が必要なゲームですが、私のようにこのゲームを愛している人は少なからずいます。
もし、あなたも興味があるならば、
こちらの攻略Wikiを参考にがんばってみてください。
それでもファミ通のレビュー程度の価値しか見い出せなければ……ごめんなさい(w