どうも、ren.です。 長く生きていると、歴史の教科書や資料集に載るような事を経験するものだね。 きっと、今は子供でも将来そう思う日が来るでしょう。
さて、今日はsteamで買ったこちらのゲームを紹介。
■ Squad 51 vs. The Flying Saucers (Loomiarts)
ブラジルのゲーム制作会社Loomiartsと映画会社Fehorama Filmesが手を組んで作った"1950年代SF特撮白黒映画風横スクロールSTG"。 何言ってんだという人も、まずはオフィシャルトレーラーをご覧ください。
VIDEO
画の作り、オブジェクトの佇まいや動き、音に至るまで、古き良き白黒映画を再現しています。 洋画で言えば「禁断の惑星」「宇宙水爆戦」「地球の制止する日」、邦画なら当然「ゴジラ」「宇宙人東京に現わる」といった特撮作品ですね。
途中、明らかにゴジラかリドサウルスといった雰囲気の怪獣も現れます。 腕が4本あるところあたり、「とりあえず増やしとけ」というセンスがイカす(w 動きもいかにもハリーハウゼン的ストップモーションアニメな感じです。
ストーリーもお約束の宇宙人侵略モノ。
ザログ大帝が率いるUFO群が現れ、その科学技術力を提供するとして、地球と協力体制を敷く。
しかし、裏では大手マスコミと結託して情報を操作し、人類の労働力を搾取し、いずれは地球を支配することを企んでいた。
企みに気付いたラマルカ元帥は精鋭を集めた空戦部隊"51戦隊(Squad51)"を結成。 ザログの円盤軍に戦いを挑む。 しかし、マスコミは51戦隊をテロリストとして世間に喧伝する。
プレイヤーは51戦隊のコールサイン・フォックス3ことカヤ中尉の立場となり、戦いに挑むことになります。
ゲーム自体は典型的なライフ制の横STG。 自機の上下移動でピッチもわずかに上下し、斜めに攻撃することが出来るのがショット特徴。 これで天井や床にいる砲台を狙い撃つことが出来ます。
ステージ開始時にサブウェポンや強化パーツといったアイテムを取り付けることが可能。 これはゲーム中に獲得される累積ポイントで種類とスロットが増えるので、先に進むほど強くなっていきます。 もちろん、取得したアイテムで強化した状態で、最初から遊ぶことも可能。
ゲーム展開に従って自機の機種が変わっていきます。
機種によりますが、撃墜されないと自然に自機数が増えたりショットがパワーアップしたりします。 見ての通り輸送機の場合、各機銃砲座が起動してちょっとしたガンシップ。 自機下のアイコンはサブウェポンで、時間でパワーがたまるとランプが点灯して使用可能に。
ジェット戦闘機はスマートなのでムービー映えします。 これ、試してないけど、追加装備を変えたら反映されるのかな?
ステージはザコ編隊、中ボス、ステージボス、障害物によるトラップや通路分岐といった、想像以上にクラシックな構成で懐かしさを感じます。
ただ、雰囲気のいい白黒映画風が反面、敵弾が見えづらくなりがち。 自機自体の当たり判定もわかりづらく、きわどく避けたつもりでも被弾します。 当たり判定を小さくするアイテムもありますが、実感しづらい(w 背景と障害物の違いが分かりづらく衝突死することも多いです。
ステージ途中にはチェックポイントがあり、ゲームオーバー後にそこからコンティニューが可能。 しかし、火力が足りずに連続ゲームオーバーになるという状況にも陥りやすいです。
ゲーム中はポルトガル語(英語吹き替えに変更可能)による会話がリアルタイムで行われ、日本語字幕の表示が可能。 まあ、読んでいて事故死ということも起こりますが、ウィットに富んだジョークも飛び交い、洋画の雰囲気満点です。
ムービーも映画会社が作っているだけあって、50年代風とはいえ普通に映画のクオリティ。 登場人物も多く、特撮風CGもよく出来ています。
前述のとおり情報操作で世間的にはテロリスト扱いなので、ゲームオーバーになると新聞で書きたてられます(w
日本語表示だとデカデカと表示される"完"(w
クリアまでsteamでの計測で3.3時間。 1時間程度ずつ、3日かけてクリアしました。
まだアイテムがそろっていませんし、繰り返し遊べそうです。