どうも、ren.です。
特に何事もない一日。
さても素材をキャプってきたので、こちらを紹介(w
■ THE SINKING CITY
steamのセールで購入。
クトゥルフ神話をモチーフとしたオープンワールド推理ゲーム。
物語は1920年代後半。
元軍人のチャールズ・W・リードは、米軍潜水艦勤務中の事故・遭難から異常な体験をし、退役後はボストンで私立探偵を営んでいます。
しかし、それ以来、幻覚や悪夢に苛まれており、それがアメリカ各地で多くの人が体験している謎の現象で、その原因がマサチューセッツ州・オークモントという港湾都市にあると行きつくところから、物語は始まります。
なぜか地図に載っていないオークモントは、半年前に嵐による洪水に見舞われており、それ以来、街の各所は陥没したり水没したりしてしまっています。
水中には謎の人喰いウナギが生息しており、ボートで渡らなければいけません。
洪水以来、街には人の死体をバラバラにした後に複数を適当につなぎ合わせたような化け物が現れるようになっています。
また、近隣の港町・インスマスが警察による焼き討ちにより壊滅し、そこの漁民が難民として押し寄せており、様々な要素で市民の生活は破綻しています。
街を支配する有力者の血筋。
暗躍するダゴン秘密教団。
近海に存在する謎の遺跡。
様々な謎が渦巻き、狂気を呼び起こす。
チャールズはこの街で、何を解明し、何を知るのか。
そして、その行く末は……。
と、そんなストーリー。
このゲーム、何より探偵として謎を紐解くシステムが面白い。
ストーリーはその積み重ねで解き明かされていくわけです。
メインクエストだけでなく、豊富なサブクエストもあります。
ここで、その捜査の例を、チュートリアルの次のメインクエストで紹介します。
街の有力者・スログモートン氏から、息子が参加していた海底調査隊について調べてくれと依頼されます。
その依頼内容の中にあると地名と、地図を比較してみると……
どうやらこの辺であることがわかります。
とりあえず推測のピン(青いアイコン)を置いておきましょう。
街を移動し、その場所に行ってみると……
"侵入可能"(斜めになったHのような目印が扉についている)な建物を発見。
入ってみると、やはりここが目的地でした。
無人の調査本部の中を調べていると、荒らされている様子がわかります。
調査可能なマーキングを調べていきます。
さてチャールズですが、異常体験の所為か、幻覚のおかげなのか、"心の眼"という幻視や過去視の超能力を持っているのです!
散乱した書類に"心の眼"を使うと……
幻覚の鳥が現れ、何らかの"魔術"によって隠された地下への階段を発見することが出来ます。
"心の眼"は、隠ぺいする幻の壁を消し去ったり、物品に関わる出来事を覗き見ることも可能です。
しかし、その能力を使うと正気さは減っていき、視界は歪み、幻聴や幻覚を覚え始め、やがて黒い幻の怪物が襲ってきたりします(w
こうして状況証拠が集まると、過去視を行うことが出来ます。
この霧の門のような場所を潜り抜けると……
周囲のポイントで3か所以上の再現シーンを観ることが出来ます。
その時系列を推理して順番を決めていくと、事件のあらましがわかるのです。
推理から新たな推測が浮かび上がります。
この場合、新聞に手掛かりがありそうです。
そこで新聞社に赴き……
過去の新聞のアーカイブを調べさせてもらうことにします。
膨大な新聞から3つの検索条件を推理すると……
ビンゴ!
更なる調査の手掛かりが手に入りました。
こうして初めは右も左もわからない状況ですが、"自分で手掛かりを探していく"という作業がとにかく面白い。
自分自身で探偵業をこなしていく疑似体験ができるのですよ。
時には探し当てた場所が化け物に占拠されていたり、狂人に襲われたりして戦う羽目になったりもします。
銃器や格闘によって道を切り開くことになります。
ハードボイルドとホラーが見事に融合した良ゲーでした。
ちなみに最終セーブポイントから3つのエンディング全てを観ることが出来ますよ。
まあ、クトゥルフモノなので、碌な結末は用意されてませんが(w