希望屋 ~ren_ka ci=set~

twitterは @renka76139925 です。

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第9話

2007年12月04日 21時03分48秒 | └ドラマ ネギま!
年に何度か鬱期に入っているren.です。
最近、ちょっと精神的ショックの強いことが続きすぎたようです。
落ち込むわぁ。


第9話 バ・カ・レンジャー
一見、ZENピクチャーズかと思うようなトンデモな話に見えて、実際は特撮スタッフによるセルフパロディ、といった趣の一本。

戦隊ヒーローの撮影ではおなじみの砕石所ロケ
OPではセメント発破カラー発破の2連発。
ナパーム発破がなかったのが残念。
で、あの怪人達は何か設定はあるんでしょうか(w

バカレンジャー5人の見得切りのキレも抜群でした。
ビシッと動きが止まる見得は、ヒーロー役者が最初に苦労するところ。
「仮面ライダークウガ」のオダギリジョーも、当初は変身ポーズの大特訓を受けていましたっけ。

でもま、本編では特にヒーローらしいところはまったくなく。
最後にゴレンジャーストームのパロディはありましたけどね。
つか、あれは本当にしずな先生の下着なのか(w


脚本の完成度の高さもあって、今回はどこでも絶賛されているようです。
確かに、今までの回と違って原作を生かしつつ、実写特撮の持ち味も十分に発揮するという、実写化のお手本のような出来映えでした。

明日菜の「集中力が切れた」と、ネギ部屋捜索ドタバタでみられた繰り返しギャグも、インパクトがそこそこありながらもしつこくもない、アメリカンコメディドラマの雰囲気を感じました。

それにしても、今回登場のバカ5人(失礼)は、本当に演技が達者。
みんなかわいいですしねぇ。
実は、思わず誰が何回「バカ」と言っているか、カウントしようかと思ったのですが、途中で数え飽きました(w


ちなみに、夕映が言っていたカレー好きなイエローとは、「秘密戦隊ゴレンジャー」の1代目キレンジャー(2代目は甘味好き)と、「太陽戦隊サンバルカン」のバルパンサーです。
「ジャッカー電撃隊」のジョーカーって、カレーが好きだったっけか。炊事係の玉三郎がカレーを作っていたのは覚えているけれど。
まあ、夕映が言っているんだから、そうなんでしょう(w

あと、なぜ「ウォン・フェイフォン」が黄色なのかは、漢字で「飛鴻」と書くから。
リー・リンチェイ(ジェット・リー)がその役を演じたのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズで、その他にジャッキーチェンも「酔拳」シリーズで、サモ・ハン・キンポーは「燃えよデブゴン7」で演じています。


スモークと逆光の効果を見ると、リドリー・スコット的と思ってしまうのは、私の悪い癖。……早くブレランFC観たいなぁ。

なお、「かわいいジェニー」は、まだニコニコしてないので、明日以降に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第8話

2007年11月27日 20時04分51秒 | └ドラマ ネギま!
「かわいいジェニー」をニコニコ出来なかったren.です。
なので、そちら後日に。

あと、ご覧の通りテンプレを変えました。
この方が文字も大きいし、目にも優しい下地。



第8話 スキ・キス・ドキドキ
先週の冒険から一転、また原作準拠でベーシックな話でした。
期待していただけに、その点はちょっと残念。
しかし、原作への忠実度でいえば、今回は第1話並みの完成度だったでしょう。
もちろん、実写化のために表現を変えざるを得なかった箇所もありましたけど。

泣き番は、もちろんのどか。
初期の頃は、過去の泣き顔を引きずる少女が、笑顔になるというモチーフが使われていましたが、第5話の朝倉辺りからははそのパターンも崩れつつありますね。

失恋=髪きり(ヘアースタイル変更)っていうのは、ちょっと安直すぎかもなと感じましたが。
各所で話題の今後の髪形についてですが、次回普通に戻っていても、別に問題はないと思います(w


私が今回一番感心したのは、ハルナ役の渡辺あゆみさん
外見の似せ具合と、多くの舞台キャリアを感じさせる演技は、やはり各所で賞賛されているようですね。
私も観ていて"パルらしいウザさ"の完全表現ぶりに感動(w
あの押し付けがましいところは、原作のイメージそのままです。

あとは、各所に挿入されていた水音
「ぴちょーん」とか「かぽーん」とか「ごぽごぽ……」とか。
静かさや深さ、そして泡沫さを表していると感じましたが、いかが?

そして、それに合わせる様に、部屋の窓には大雨が。
……5時40分にしては、ずいぶん暗いですが(w
そういえばこの作品、季節はいつとして描かれてるんでしょうかね。


それにしても……ショタとのキスと女の子同士のキス……。
どっちがよりタブーでしょうかねぇ(w
なんだか、ものすごくインモラルなものを感じてしまいましたよ。
この先、パク展開ではどうなってしまうんだか。

そういえば、魔法バレしなかったなぁ。


それにしても、明日菜の足といい、次回予告での無音のザジといい、なかなかキャラクターが立ってきましたね。
今後、出番の少ないキャラクター達も、一瞬のインパクトを狙っていって欲しいところです。

……って、撮影は終わったんだったけか(w



毎度のドラネギレビューサイト観察記。
嫌悪感からの叩きや、脚本や演出への文句も納まり、最近はむしろ「よくがんばってる」などと、同情されつつある雰囲気(w

まあ、ここにきてまだ文句を言っている人は、ツンデレでしかないんでしょうけど。
観ない自由を選択しなかった以上、ドラネギにとって大切な視聴者です。
楽しみ方は人それぞれですしね。

女優さんたちがドラネギ出演を黒歴史化するんじゃないか、といわれていますが、そんなのは特撮番組では毎度のお話。
藤岡弘、ですら、一時期は仮面ライダー出演を臥せていたほどですしね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第7話

2007年11月20日 21時36分25秒 | └ドラマ ネギま!
最近、生活時間帯を変えた所為で、視聴予定の番組をかなり観わすれているren.です。

「キューティーハニー」はミキ登場以来観てないし、「相棒」なんて2話以降の放送をすっかり忘れていたし、「モップガール」を1話見逃しているのを2週間後に思い出したし(w

そんなわけで、ドラネギもここ2回分の録画に失敗しています。
あぁ……せっかく全話保存しようと思っていたのに……。
まあ、ニコニコしてますけど。


第7話 サン・ポ・テクテク
いやはや、今回はなかなか挑戦的な一本でした。
おかげでかなり、レビュアーの意見も割れていたようですね。

私が見回ったところ、放送後早くに感想を上げる方ほど否定的で、2日くらい時間を置いている方ほど肯定的に感じました。
悩み熟考して、納得したということなのでしょうか(w

もう一つの傾向としては、大手のレビューサイトさん、「ネギま!」サイトさんほど、比較的否定的なようでした。
そういう方々は、そろそろ「"ネギま!"だから観る」という視聴姿勢では限界なのではないでしょうか?

おそらく5話までで、多くの熱心な「ネギま!」ファンは振り落とされているはずです(w
つまり、残されているのは、ドラネギを楽しむ覚悟のある人たち。
ならばそろそろ、ドラマスタッフや出演者達が、ドラネギとしての本領を発揮し始めるのは当然です。

いうなれば、これからがドラネギの本番、でしょう。


今回の一番の驚きは、まず、さんぽ部しか出ていないことでしょう。
主人公たるネギも、ヒロイン(?)たる明日菜も出ないという、なかなかに思い切った脚本。

原作でも13時間目ぐらいしか登場していないさんぽ部。
幼げな二人と、忍者が一人という、妙な取り合わせの不思議な部活(?)。
ドラネギではその実態に迫りった!……と言った所でしょうか。

ただ遊んでいるようでも、そこには彼女達の純粋さが見て取れます。
"物心の声"のようなものを、馬鹿にするようになったのは、何歳くらいになってからでしょうか。
昔は私も、見えないものや聞こえないものを感じていた時があった……はずです(w


ノスタルジーを感じさせる画面作りは、大林宣彦の映画を感じさせます。
彼の作品も、思春期の少年少女を郷愁的にに表現する作風でした。

各所で「手抜き」といわれてしまったフォトコラージュ風の表現は、いまだとCGで作れるとはいえ、今までのドラネギの中では、間違いなく一番手間のかかっているカットでした。

ちなみに、竹本泉の「ねこめ~わく」の単行本の表紙では、昔からこの技法が使われており、主婦と生活社から最初に出た1巻では、実際にケント紙に描いた絵を切り取り、ジオラマのようにしてカメラで撮影されていました。
  
百合子にピントが合って、手前のシマちゃんや、奥のヘンリヒとクロちゃんがピンボケになっているのが分かるでしょうか。
降格・標準レンズでは無理ですが、望遠レンズだと、こういうことができるんですよ。


閑話休題


そんな、どこか虚構の世界の出来事が、最後の楓の言葉によって現実に引き戻される
そんな物悲しさが、今回のお話の根底にはありました。

そこが、今回がこんな形式だった意図なのではないでしょうか。
もちろん、これは私の勝手な予測ですけれど。

漫画やアニメでは表現できない現実感が実写の武器なのだとしたら、魔法使いや忍者、吸血鬼にアンドロイド、そのほかたくさんの漫画的キャラクター達に、どんな現実味を与えていくのか。
そこがドラネギの表現としての見所だと感じました。

まあ……そこが原作漫画やアニメ寄りの人には受け入れられない要因なのかもしれませんけどね(w
実写特撮作品の楽しさは、その虚構と現実のない混ぜさなのですが。


ともかく、今回はドラネギにとって重要な回であったことは間違いないでしょう。
私個人としては、ただただ感服の極み。



さてさて、毎度同時レビューの「かわいいジェニー」。
もちろんニコニコしました。

今回の脚本家は川端信也さん。
どうやらアニメ「英国戀物語 エマ」や「美鳥の日々」などの脚本を手がけた方のようです。すみません、両方とも未見です。
今までの面々に比べると、おとなしめなお話?……に感じるのは、すでに麻痺しているんだろうなぁ(w


ここ最近、ジェニー=野川さんは、ちょいと叫びすぎではなかろうか(w
また、アキラ=小林と、なでしこ=桑谷のアドリブであろうガヤ芸が利き所になっています。
今回はBパート16話には、シスターB=モモーイは登場しなかったなぁ。

モモーイといえば、ニコニコ動画にこんなものが、桃井はるこさん自身の手によってアップされていました。
いやはや、やはり彼女は天才ですな。
D's Garage21の頃は、おもろいおねーちゃん程度にしか思っていませんでした、ごめんなさい(w
ちなみに彼女のサイトがダグ手打ちというのは有名。


なお、Yahoo!動画では、放送的にも教育的にもメーカー的にも問題な第9話「「エンジェル解散?」と、特撮の真骨頂なメカ登場の第10話「大空のジェニー」が公開中。
ぜひぜひ、あなたも伝説を目にしてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第6話

2007年11月13日 21時23分04秒 | └ドラマ ネギま!
泣き果てて、泣き疲れて寝ていたren.です。
いつまでもグジグジしていたら、むしろ失礼でしょうから、今日からは今までどおり……も、それはそれでグジグジしてるか(w



第6話 ユ・ラリ・ユラユラ
音声が不調のビデオデッキを、予備のデッキに交換したら、タイマー予約するの忘れてた、テヘッ。
まあ、すでにニコニコしてましたけど。


今回の泣き番は、もちろんさよ

演ずるは西田麻衣さん。ベーシックなセーラー服の印象もあって、とても可憐。
でも、経歴を検索して最初に飛び込んできたのは、これ(w 各所で話題にはなっていましたが、Fだって。
ふぁんたすてぃっく、ふぉるつぁ、ふる・ぶらっでっど・いたりあんず。


全体的に、特撮らしい特撮回であったと思います。
さよの幽霊エフェクトはもちろん、原作そのままのゴーストバスターズパロディ、龍宮の射撃シーンなど、見所が多くて大満足。

今回、もう一人スポットライトがあたったのは、龍宮隊長
使用していた銃は原作と同じくデザートイーグル
銃 = アメリカ、という発想なのか、怪しげな英語使いにアレンジされていますが、これはこれでキャラ立ちしていて分かりやすい。ドラマでは巫女服姿は見られるんだろうかね。

特技プロップとしては、今までで一番大掛かりと思われる除霊銃
原作の和風カラクリっぽいデザインではなく、メカニカルなものにアレンジさていました。なかなかかっこよかったんじゃないでしょうか。
ハカセは、かわいいよなぁ。真田さんしてたし(w

原作でもドタバタ感の強いさよのエピソードでしたが、その雰囲気は十分再現されていたと思います。オチの無理やり具合も、同様ですし(w
なお、私は評判の高い第1期アニメは観ておりませんので、比較は出来ません。



さて毎度、希望屋レビューらしい、豆知識と難癖をつけていってみましょう(w

全ての「ネギま!」作品で、さよは朝倉のカメラ(ファインダー)ごしには姿が認められるようになっています。
これは、心霊写真のイメージからの発想でしょう。


さて……私は、心霊写真などありえない、という立場をとっています。

祖父の代からの写真マニア(カメラマニアではない)、中学の頃から父のオリンパス・ペンFを持ち歩き、高校の頃にはペンタックスSF-Xを手に入れ、その後2台を使いつぶし、気が付けば写真屋で働いていたという経歴を持つ私。

そんな私も、小学校の頃には「恐怖の心霊写真集(中岡俊哉)」にドキドキしたものです。
実際、高校の写真部時代には、北海道庁・赤レンガの窓に謎の人影を撮ってしまい、暗室で現像した帰り道、私を含む部員が次々と自転車事故に遭遇するという怪現象が起きたりしました。現在、そのネガには何も映っていません……。


しかし、私はそもそもリアリスト。
幽霊というものに対して、基本的に否定的です。
さらに、非物質的存在である幽霊が、光学機器を通してフィルムに焼きつくなど、理屈で信じることができません(w

機械的な絞りを通して無機物のレンズには映るのに、人間の眼球に映らないというのは、どう考えてもおかしいでしょう。
フィルムに写る以上、そこには存在しているのですから。


しかし、現実ではない漫画やアニメなどに幽霊が存在することはファンタジーであり、むしろ私も「あってほしい」とあこがれる部分があります。
さよのような幽霊ならば、そりゃ、お近づきになりたいというものです(w

ではなぜ、さよは朝倉のカメラには写るのかを、漫画的理屈で納得してみましょう。
……まあ、大上段に構える必要もないほど、たいした理屈ではないのですが。


原作のネギが集めている魔法的アンティーク
ドラネギでの、つるを擦ると杖の現れるネギの眼鏡も、これに当てはまるものと思われます。いいよね、あの表現。

ああしたものは、恐らく魔法使いに近しい職人さんが作るものなのでしょう。
しかし、その様相は近代や未来に向かうにつれ、変わっていることが作中で伺えます。どんどんと、工業製品に近くなっているようなのです。
"未来人"超の持っていたカシオペアも、こうした魔法器具の未来形でしょう。

それならば、デジカメ型の魔法器具があっても、なんら不思議ではありません。

つまり、朝倉のカメラは魔法器具です。
事実、作中で朝倉のカメラ以外に、さよが写るシーンはありません(少なくとも単行本ではw)。

どういう経路で、この魔法デジカメが朝倉の手に渡ったのか(本人も気づかないうちに)、それは謎です。
どこかで流出してしまったものなのか、偶然顕現してしまった産物なのか、朝倉本人の"力"によるものなのか。

想像してみるのも面白いんじゃないでしょうか?



では、毎度セットレビューの「かわいいジェニー」です。

今回の脚本は、やはり浦沢さんとともに「パワパフZ」や「カブトボーグ」を手がけた、下山健人さん
やはり、この作品の方向性は、そういうことのようです(w

それに増して、どんどんと声優陣の暴走具合も加速してきたようです。
特に、野川さんとモモーイの声の力の入れようは、無表情なドールに過剰なまでの感情を感じさせています。つか、喉を壊しそうで心配だ。


しかし、まさかここまでジェニーたちとMr.クラウンの仲がこじれるとは。
すでに労使交渉とかのレベルではなく、単なる親子喧嘩の様相を呈していますけれど(w

そして、やはりエイブランはいい人(熊)ぞろいっぷり。
第3話でのジェニーたちの行動からすると、すでに善悪陣営の立場は逆転していると言えます。まあ、結局は台無しになってますけれど(w

つか、ヒロインが前科者になるって、タカラトミー的にはどうなのよ?!wwww


すでに全26話分の撮影は終了した模様。
……最終回の展開がまったく予想付かない(w

そういえば「パワパフZ」でも、最終回間際に登場するダイナモZが、後期OPでバレていた、という現象が起きていましたが、「かわいいジェニー」のOPでも、カシマCがネタバレされてしまいました。

まあ、公式ブログですでにバラされていたんですけれど。
このくらいでは、大して驚かなくなってしまっているのも、ジェニーファンの強さ。だって、本編のほうが驚愕的なんだもの、ねぇ(w


Yahoo!動画では、ついにスーパーヒロインドラマを捨てた第8話と、絶叫野川な第7話が公開されています。

そろそろ上級者向け不条理ギャグドールラマとなっておりますが、ぜひ伝説を目にしていただきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第5話

2007年11月06日 21時35分23秒 | └ドラマ ネギま!
祝・「宇宙船」復活! ども、ren.です。

今思えば、この雑誌の休刊の頃から、朝日ソノラマは危なかったのかもしれませんね。
同時期刊行の「特撮ニュータイプ」や「東映ヒーローMAX」がその後も安泰でいるということは、特撮誌が売れないわけではないのでしょうし。

4月復刊ということは、「ドラネギ」の掲載は微妙かな。


第5話 パッ・パラ・パパラッチ
今回の泣き番は朝倉……と思ったら、泣きのシーンはありませんでしたね。

朝倉役の近藤未穂子さんは、公式サイトでwebラジオを放送中。活剌としていて、好感度の高い役者さんです。

さて、どんな朝倉像を見せてくれるのか……。
原作の初期にもみられた、スクープ偏重記者のイメージを推し進めた、なかなかに黒い朝倉でした(w

よく「"ネギま!"はこんな暗い話じゃないだろ!」という意見を聞きますが、よくよく原作を読むと、話の根底はえらくダークな話ですよ、実際。ある意味、仇討ちの話ですし。
明るい筆致やお色気シーンに薄められて、そう感じにくくはなっていますけれどね。

それにしても、最近は妙に報道批判的なモチーフのドラマが多いような気がします。「相棒」第6シーズンスタートSPもそうでしたし、「モップガール」第4話にもそんなエピソードが。


朝倉が尊敬しているロバート・キャパは、私も尊敬する人物の一人。
代表的な写真は、「崩れ落ちる兵士」。

'36年、スペイン内戦に従軍した際に撮られた、有名な写真。
キャパは'54年、インドシナ戦争の取材中に地雷を踏み、帰らぬ人となりました。

こうした戦地や紛争地帯に潜入するカメラマンを従軍カメラマン戦争カメラマンといいますが、恐らくカメラマンの中でももっとも過酷な種類の仕事でしょう。

日本人では、映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」のモチーフ、一之瀬泰造や、ベトナム戦争の写真でピューリッツァー賞を取った沢田教一が有名でしょうか。
どちらもカンボジアで、一之瀬はポル・ポト派により処刑、沢田は狙撃され死亡しています。

最近では、ミャンマーの反政府デモを取材中だった長井健司氏が射殺される瞬間が、ニュースで流れ衝撃を与えました。
彼の持っていたカメラを巡り、現在もミャンマー政府に対して係争が行われています。

彼らはなぜ、自らの命を危険に晒してまで、紛争の最前線に立とうとするのか。
そこにあるジャーナリズムとはなんなのか。
……難しい話になるので、ここでは省略~(w


そんなわけで、朝倉が過去の妄執から解き放たれるという内容だった、第5話。こうした過去との決別というものが、ここまで全話に共通したテーマのようですね。
"骸の王"とやらが、今後の伏線なのかどうかが気になるところ。最後に朝倉へと物が倒れたのは、超常現象めいていますしね。

骸の王を装った朝倉をネギが見破った理由が、彼女の自体や文体を覚えていたというところが、着実に出来る先生へと成長しているのを感じさせましたね。
飲んだくれてるしずな先生と対比していいのだろうか(w



さて、なぜか毎度、並行してご紹介の「かわいいジェニー」。

1/6ドールが労使交渉を続けているというシュールな展開も、差して気にならなくなってきたではないでしょうか(w
アキラが言うとおり、「放送的にも、教育的にも、スポンサー的にも問題」じゃないのか、観ている方がハラハラさせられます。

それにしても、第6回第11、12話目ともなると、声優陣もこなれてくるもの。
新アヴァンでのジェニー=野川さくらさんの激しい憤りっぷり、アキラ=小林ゆうさんのいじられ上手っぷり、なでしこ=桑谷夏子さんの真っ黒っぷりも、ずいぶんと板についてきました。

今回の脚本は浦沢さんの弟子、大和屋暁さん
師匠に負けず劣らず、なかなかに投げっぱなしのオチに驚愕するやら、安心するやら(w

DVDは全7巻。1巻目は2話収録で2940円。
以降は4話収録になるようです。いくらになるんだろう。金額によっては、何とか全巻揃えたいところなのですが。

Yahoo!動画では、8日までが問題作「宇宙人のペット」「ビーチバレー」を視聴できます。9日には次の回に進んでしまいますので、ぜひご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第4話

2007年10月30日 20時46分25秒 | └ドラマ ネギま!
昨夜の「伊集院光の深夜の馬鹿力」は、久々の真っ黒伊集院で、大爆笑した反面、ちょっと引いたren.です(w

まあ、自分が好きなものが変わってしまったことに対して、複雑な気持ちになる心境は、かなり同情できますけれどねぇ。

でも、多くの道民を敵に回したのは間違いないだろうな(w



第4話 コイ・スル・オトメ
始まったとたんに百合百合しくて、思わず悶えました(w
ま、このせつ話じゃしかたがないか。
個人的にコテコテの百合話は苦手なのですが、これに限ってはさわやかに感じましたよ。


今回の泣き番は刹那。
血化粧とは、なんともマニアックなシーンです(を

この回想シーンに登場した金平糖は白一色でしたが、現在のこのかが落とした金平糖は色付き
この変化には「成長」や「穢れ」といった比喩が含まれていると、私は感じました。だとすればこの演出は、なかなかに深いと思いますが、どうでしょうか。

ほかに、図書館組の会話シーンで足元だけを映すのと、終盤のこのかと刹那の会話シーンで目を映さないのが、どちらも本心を隠すという演出意図があったと思われます。
その2つのシーンの微妙な差異に、これまた深みを感じました。
……考えすぎ?(w



さて、北海道は放送が遅いため、すでに放送された地域の方々のレビューを拝見することが出来ました。
そこで見られた意見に、"演技がうまくなってきている"というものが多くありました。

これ、特撮ファンからすると、当たり前の現象なんですよね(w


近年の特撮番組では、ファッションモデル上がりの俳優・女優が多いので、そもそもの演技力が不足しているという問題があります。
仮面ライタークウガ」の葛山信吾ジュノンボーイ俳優の走りでしょうかね。

そうした素人俳優(失礼な言い方ですが)が、番組の中で成長していくのを温かく見守るのも、最近の特撮ファンの楽しみの一つといえます。
一昔前は"ジャリ番(子供向け番組の蔑称)"と蔑まされ、"俳優の流刑地"とも呼ばれた特撮番組に出演してくれる俳優さんは、特撮ファンにとって大切でありがた~い存在なのです(w


また、劇場映画ならば事前に長くの準備期間が用意され、役作りや出演者・スタッフ同士のディスカッションも出来るのですが、たいていのTV特撮はそうした時間がほとんどなく、オーディションから即撮影ということも少なくありません。

そのため、自分の演じるキャラクターを理解し、自分なりに咀嚼するのは、撮影中のリアルタイムということになります。
監督や演出家など(特撮によっては、変身後の自分を演じてくれるスーツアクター)と、演技と演出の意図をすり合わせるのも、現場ということがほとんどのようです。


こうしたことから、初回より2回目、2回目よりも3回目と、ドラマの早い回のうちに熟練していくという速成栽培現象が発生するのです。
……逆にいえば、初期の頃は惨憺たる状態のことが多いということなのですが(w

そんな中、早いうちからキャラを掴んでいる人には注目が集まります。
「ドラネギ」でいえば、いいんちょ役のおおつか麗衣さんは、その一人ではないでしょうか。今回、教室でネギに詰め寄る際、出席簿をそっと脇にどかしているところ辺り、すばらしい演技・演出だなと感心しました。

恐らく出演側も演出側もキャラクターを理解するために、原作コミックや2作あるアニメを参考にしていると思われますが、「ドラネギ」は「ドラネギ」ですから、独自の解釈でキャラクターを作り上げて欲しいなと、私は思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第3話

2007年10月23日 20時26分49秒 | └ドラマ ネギま!
ニンテンドーDSは持っていないren.です。
PS2までの主要ハード(3DOやピピンは主要ちゃうw)は、ほぼ全て持っているんですけれどね。

いや、「るぷぷキューブ ルプ☆さらだ」の公式サイトが公開されていたもので。
ソフトだけ買っちゃおうかなぁ。



第3話 ドギ・マギ・アイドル
なにが普通だというのか……という、なんとも哲学的なテーマの今回。

原作では唯一ともいえる世間一般的な常識を持つリアリストの千雨。しかし、その裏の姿はNO1ネットアイドル
……そうね、その設定はやっぱり普通じゃない(w とくに、実写ドラマになればその異常さは、さらに浮き立つというもの。

個人的に今回の話は、もうちょっと原作を崩してもよかったんじゃないかと思いましたね。どちらにしろ、普通であればあるほど、このクラスでは浮いている存在なわけです、それを魅力に出来るキャラなんですから。

今回もやはりあった、泣きのシーン。やはりこれがドラマ版のテンプレですね。
にしても、毎度この泣き顔がリアル。今回の千雨が初の女優本人による泣き顔だったわけですが、この難しい泣きの演技に今後挑戦していくのはどんな面々なのか?


それにしても、原作もそうですけれど、どうして千雨は一人部屋なんでしょうかね。「!?」ではハカセと同室だったと思いましたけど。

あと、眼鏡をかけた明日菜が妙にかわいかったですね。ドキッとしました。
もちろん、うさ耳&めんそーれなネギのかわいさは一級品でしたが。



そして、毎度ニコニコ「かわいいジェニー」。

ついにフェアリーテクター登場せず!!(w

その分、浦沢度280%でおなかいっぱいです。
日常生活であまり使わない語句を、キャラクター達が連呼するっていう演出、浦沢作品では多いですよね。"今時珍しい苦学生"なんて、今まで生きてきて言ったことないよ(w

次回はついに、OP飛行メカが登場!
毎回パイロットスーツ姿のジェニー達を観ると、「鳥人戦隊ジェットマン」のジェットイカロス訓練シーンを思い出します。我ながら古いねw

Yahoo!動画で1、2話を無料公開中。みんな観ようぜZE!!
とりあえず、私はDVDを予約しちゃったZE!!(を
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第2話

2007年10月16日 21時35分00秒 | └ドラマ ネギま!
本格的に寒い札幌から、ren.です。
ついに霜が降りてしまいましたしね。今日は一日、冷たい雨が降り続いていましたよ。

※誤字訂正済み


第2話 オトメ・ノ・リョウイキ
2話目にして、ドラマ版の狙いがはっきりとしてきた感じですね。

魔法使いとしてだけでなく、先生どころか人間としても半人前にも満たない10歳の少年が、年上の女の子達に翻弄されながらも、次第に認められていくための物語。

……なのでしょう。

私事ですが、江戸君に強く勧められるまで(というか、6巻までを強制的に押し付けられるまでw)、実は私は「ネギま!」という作品を、多分そんな話なのだろうと勘違いしていました。

実際に読んでみて、当初はあまりに簡単に素性の知れない少年先生であるネギを受け入れた2-A(当時)の生徒達には、違和感すら感じたものです。まあ、その辺は漫画だから、と割り切りましたが。

そういう経験がある私としては、この一見、学校崩壊とも取れるようなドラマの教室風景に、とても感動を覚えました。そうそうそう、これが普通なんだよなぁ!
おそらく、製作側も私と同じ感想を持ったんでしょうね。

今はネギを小馬鹿にしているようなクラスメートたちが、回を重ねるごとに理解しあっていき、原作以上にメンタリティがお子ちゃまのネギも、しっかりとした先生へと成長していくのでしょうね。

いわば「ネギま!」的「金八先生」という感じかな?いや「熱中時代」か、「教師びんびん物語」か(古

その仕掛けが、必ず挿入される泣く少女のシーンに現れているのではないでしょうか。まあ、次回以降あるかは知りませんが(w
思えば、第1話でネギは、「僕の魔法で生徒さんたちを幸せにしてあげられるよう……」と謳っています。
それは、少年魔法使いとしての驕りでもありますが、つまりは生徒達と理解しあうことが、ネギの幸せにも繋がる、ということなんですね。

ガンダムのニュータイプではありませんが、人と理解しあえる力こそ大魔法使いの条件、というのではないでしょうか。
カモがメンター的役割を担う立場となっているのも、そうした現れでしょうし、だからこそ野沢雅子さんという大物声優の起用なのでしょう。

そうした物語を見せる以上、原作と同じ展開には出来ませんから、今回の「いいんちょの弟」エピのように、あくまでフレーバーとして原作エピはアレンジされるのだと思われます。

ネギ以外の全員が、いいんちょの弟のことを知っていてのバカ騒ぎだったという今回のエピソード。クラスメートも、いいんちょ本人が言わない話をネギに言うほど、野暮じゃないでしょうから、ああいう態度も納得できます。
まあ、タカミチかしずな先生が教えてあげればよかったのに、とは思いますが、それもやっぱりネギの成長のためにあえてなんでしょうね。

……ん~……やっぱり私は、好意的に観すぎなのかなぁ(w


さて、ここからは、「魔女の宅急便」を観たときも、箒にまたがるのは股間が痛いだろうなぁと思っていた私が、今回観ていて気づいた小ネタを(w

ネギの眼鏡ですが、弦の部分がネギの杖の意匠になっているんですね。コレは面白いデザインですし、かっこいい。
それにしても、ネギ役の柏幸奈ちゃんは、本当にかわいいなぁ。「仮面ライダー電王」のコハナちゃん(松元環季ちゃん)といい、今年の特撮は子役の当たり年。

冒頭の体育館でのにらみ合い。
ユエジュースが登場していますが、私のテレビでは銘柄までは確認できませんでした。なんか、男の顔のアップがプリントされているようにも見えるのですが、なんなんだろうか。

前回にも片鱗がありましたが、明日菜vsいいんちょの殺陣は、放送前の情報どおりなかなかの迫力ですね。明日菜の方がいいんちょよりも背が高いのには、ちょっと慣れませんが(w
ワイヤーアクションって、ハリウッド俳優でも事前に特訓するくらいですから、この完成度にはすごさをうかがえます。

茶々丸が動く時の駆動音、さよが登場する際の風鳴り音といった、音の演出に気が使われている印象。
風花・武装解除も、風のエフェクトや千雨の股下を通るカメラに惑わされぎみですが(w、こちらもいい音が出ています。シュポンッ。

ただ、龍宮が持っていたのは原作どおりデザートイーグルでしたが、音はマグナム弾の音ではありませんでしたね。
ところで今後、ガン=カタの出番はあるのでしょうかね。ワクワク。

次回予告の「誰を?」がかなりツボにはまりました。
このノリを続けて欲しいなぁ。



さて、奇しくもボール合成がかぶった「かわいいジェニー」(ニコ)。

今回も浦沢節炸裂!!というより、すでにカオス。

美少女戦麗舞パンシャーヌ」の時に、自分が伝説を目の当たりにしている感じがしたものでしたが、コレに比べればかわいいものだった!!(w

今回は川北特技監督お得意の、戦車部隊と、合成によるヘリ編隊も登場。まさか、ジェニーたちに蹴散らされる現用兵器群を見ることができるとは思ってもみませんでした(w

いやぁ、コレもDVDで揃えたい作品だなぁ。常にBGVとして流し続けたい一品ですよ。……誰もうちに遊びに来なくなるだろうぁ(w
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 放送開始

2007年10月09日 22時07分40秒 | └ドラマ ネギま!
どぶウサギさんの新作を聞いて吹き出したren.です。
かっぱっぱー かっぱっぱー にーとりー(ニコ)


さて、ついに昨夜から北海道(一部地域)でも「ドラネギ」の放送が始まりました。ネット鑑賞時のファーストインプレッション以降、色々と情報を得ていましたので、今回は細かいところをよくよく観てみました。

まずOP。
一人一人、ちゃんと立ち居地ポーズが考えられていますねぇ。
人気キャラのエヴァが、あえて茶々丸の背後に姿を潜ませていたりとか、このかの前に立ちはだかる刹那とか、画角を気にする朝倉とか。

まず冒頭、ネギが明日菜の記憶を消すためにを振るうシーン。
ちょっと杖に重みを感じないのが惜しいですが、エフェクトが「牙狼」まんまでちょっと笑ってしまいました。かっこいい(w
同様に、ネギの卒業証書に文字が浮かぶシーンも、「牙狼」番犬所の指令書から浮かぶ文字っぽいエフェクトでした。

続いて挿入された麻帆良学園都市の遠景
何気ないシーンですが、ちゃんと遠くに世界樹を望み、凱旋門風アーチなどの特徴的なオブジェが見えます。なんとなく色合いが「三丁目の夕日」ですけれど(w

授業シーン。
明日菜に水を向けられる前後のシーンで、鳴滝姉妹の席順が変わっています。史伽役の山本真菜香さんのブログによると……

 原作の双子ファンの方は知っていると思いますが
 たまにイタズラで席が入れ替わってるんです。

 風香「せっかくぼくらがイタズラしたのに
     レオタードまき絵にもってかれたぁ」
 史伽「お姉ちゃん、勝手に席変わっちゃダメですぅ」

ということらしいです。実際のところ、単なるごまかしかもしれませんが、この受け流しができるのはえらい!

赤松先生曰く「居酒屋風の進路指導室」ですが、あれはどういう意図なんでしょうかねぇ。つか、常にビン牛乳が温まっているのがシュール。
まあ、私の学生時代にも、美術準備室にコーヒーセットが充実してて、喫茶店みたいになってましたけど(w

終盤、ネギと明日菜の告白練習シーン。
ちゃんと原作どおり、明日菜の「あんた今から高畑先生ね」に対し、ネギが「あ あい」と言っているのに感心。細かい配慮だけど、誰が気づくんだ(俺

今回、ドラマを見ながら単行本も参照していたのですが、そうした配慮を感じるところが、結構ありましたね。
で、ネット界隈では「ドラマ明日菜は暴力的過ぎる」という意見がありましたけど、原作だと消しゴムミサイルで狙撃したり、もっとひどいぞ(w 実際、私が原作を観始めたとき、明日菜のイメージはそういう感じでしたし。


野沢ボイスでしゃべるカモワッペンはもちろん、どうもこのドラマではネギの眼鏡が特殊アイテムのように扱われているのかな?
卒業式で眼鏡をかけるシーンがあったり、魔法発動で光ったり、形状自体もちょっと変わっていますよね。

気になるのは台詞の滑舌よりも、ネギのスペル詠唱の発音ですね。単語が意識されていないのか、ちょっと違和感を感じます。
今後は魔法のシーンも増えるでしょうから、その辺が気にかかります。


今後は、テレビ放送後のレビューの方をメインとしていこうと思っています。ネタバレ回避のために、ネット視聴が先にはなるでしょうけれど。

北海道では「ウルトラセブンX」は放送されていないのですが、今夜から「キューティーハニー THE LIVE」は始まります。なんだかにわかに、テレビ特撮が盛り上がっていて嬉しい限りですね。


なお、「ドラネギ」と並んで今期注目作の「かわいいジェニー」(ニコ)は今週も快調でしたねぇ。もう、何でもありだなっ!!(w

アキラの「革命か!?」は、「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決戦」の台詞ですね。あまりの唐突な東宝映画リスペクト。でも前話でも「うどん食べて寝よっと」とか、浦沢節炸裂しまくり。
先週まで「上級者向け番組」といわれていましたが、今週「達人向け番組」に昇格されてました(w
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ版 魔法先生 ネギま! 第1話

2007年10月05日 19時55分54秒 | └ドラマ ネギま!
「ダイヤブロックでネギま!」の新作製作に失敗したren.です。
やはり、×××××をそのままブロックモデル化するのは、無理だったか……。もう一度練り直し。


さて、すでに内地では放送され、各所で反響を呼んでいる「ドラマ版 ネギま!」。一応タイトルは「Parallel」が正式らしいですけれど、実作に使われてないですよね?

北海道での放送は、来週月曜深夜からなのですが、ガマン出来ずにニコニコ動画で観てしまいました。ネタバレを回避できそうになかったのと、話題に乗り遅れるのが癪で(w


まず、通して観た感想としてはお見事の一言。
製作側の本気さが、画面からひしひしと伝ってくる出来栄えだったのではないでしょうか。
特に、舞台装置(バスや教室といった背景)の力の入りようは、かなりの異常事態ですね(w ほぼ原作の雰囲気そのままだったのではないでしょうか。

実際、放送前の情報では不安も感じたキャストでしたが、しっかりと物怖じせず演じていて、正直びっくりしました。
個人的には、演技のつたなさがむしろ朴訥さに繋がっているネギ、アクションの一つ一つが切れる明日菜には感心しました。

普通、第1話から撮影しているでしょうから、どうしてもキャラクターを探っている雰囲気を感じるものですが、それをほとんど感じませんでしたよ。この辺、全体で意思統一がされているのがわかります。


ストーリーの流れも、原作の序盤をうまく1話にまとめ、主要人物の顔見せがなされていました。

原作読者から観ると、少々詰め込みすぎに感じて「これ、一見さんにはつらいんじゃない?」と気になりましたが、ネットでの噂を聞くとそうでもないようです。むしろ、勢いに巻き込んで、心を掴む結果になっているかと。

まずは、ネギ、明日菜、タカミチ、そして失格のまきえは、初見の方に対して印象が強かったのではないでしょうか(w


ストップモーションが印象的なOPは、地味にカメラの動きが不思議で、いい映像ですよね。今後、毎回見るたびに、何か新しい要素を見つけられそうな雰囲気がします。

金田監督の前作である「牙狼 -GARO-」のOPも、センスがあってかっこよかったですよね。まあ、「SF・サムライフィクション」のオマージュっぽいですけれど(w
ちなみにネギ役の柏幸奈さんと超役の渡辺けあきさんは、「牙狼」で三神官のローズとケイルの役も勤めていました。



と、個人的には絶賛できる作品でした。
苦言を少々言わせてもらえば……

 この作品に文句をつけている人は 贅沢すぎだ!

……とは思うのですが、これって私が特撮ファンだからなんでしょうねぇ。

マンガの実写化、実写作品のコミカライズ、それらのイメージの違和感や、新人俳優の起用による演技のつたなさへの苛立ちなんて経験は、数限りなくしていますし。

特に後者はオンドゥルを超えてれば、ビクともしない!(w 参考映像;
前者の場合、最近は特撮よりも9時台ドラマファンの方が、経験が多いんじゃなかろうか。

ま、今後も気負わず「ドラネギ」を楽しめるのは、特撮ファンの特権ということで……うらやましいだろ(w



もう一つ、北海道で観られないためにニコ動で観た作品に、こちらがあります。

▼ スーパー・ドールラマ Kawaii!JeNny ~かわいいジェニー
東映不思議コメディーの父・浦沢義雄さんが本気で脚本し、ゴジラで有名な特技監督・川北紘一さんが本気で撮っている、ジェニー人形による特撮ドラマ。OP;

驚くべきなのは人形ドラマなのに、ストップモーションアニメやCGではなく、操演によって動かされているところ。それなのに、まったく動きに違和感がありません。

ストーリーも浦沢脚本らしい、緩いのに超展開っぷり(w
つか、ジェニーでやる必要、まったくないだろ!!wwwww

考えてみればこの脚本・監督コンビって、超展開特撮の最高峰超星艦隊セイザーX」の黄金ユニットなんですよね。
特に浦沢さんはここ最近、「出ました!パワパフガールズZ」「美少女戦麗舞パンシャーヌ」と、ヒットを連発していてすごい。

「ネギま!」ファンならば、アキラ役の小林ゆうさん、なでしこ役の桑谷夏子さんが入り口になるでしょう。

ぜひ、このカオスな作品を一度、目にして欲しい!!(w (ニコニコ動画)


なお、私は当初、アキラは男の子だと思っており、変身したら女装だと興奮したのは内緒だ(w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生 ネギま!実写ドラマ化

2007年07月04日 22時21分04秒 | └ドラマ ネギま!
あちこちから阿鼻叫喚が聞こえてきますが、ren.です。
その原因は実写化された「魔法先生ネギま!」。公式サイトがオープンしたようなので、私も少し語りましょうか。江戸君も触れてますし。


キャストについては、まあ、こうして並べられただけではなんとも、ねぇ。ドラマは動いて喋ってもらってなんぼですし。
2次元のキャラクターそのままのイメージの女優を31人も集めるのは、物理的に不可能でしょうし。そもそも原作でも、中学生というには違和感を感じる者が半数はいます(w

あとは各人がキャラクターを愛して、再現してくれればいいんじゃないでしょうか。とはいえ、原作でも出番が少ない面々は、ドラマでも活躍が見込めなさそうなのが、少々哀愁を感じたりして(w

ところで、ネギはCG合成?(w


脚本の荒川稔久さんは「仮面ライダークウガ」などの熱く説教くさい特撮作品もつくれれば、「鋼鉄天使くるみ」のようなはちゃめちゃ萌え系アニメもつくれる人で、それぞれに深いテーマやメッセージ性を感じさせてくれる方です。
根っからのアイドルファンというのも、ある意味「実写ネギ」向け?(w

監督の金田龍さんは映像化の難しい雨宮慶太の世界観を再現した「牙狼 ~GARO~」に参加しており、他にもメディアミックス作品の経験が多いので、これもいい人選ではないでしょうか。

ともかく、出来はともかく、参加する関係者には他の作品が目に入らないほど没頭して制作してくれることを望みます。そうした情熱こそが、視聴者に伝わるものだと思うのです。


ここからは、我々観る側です。

まず、私個人の「実写ネギ」に対してのスタンスですが、歓迎です。
一時期の特撮ブームに比べて、今の冷え込んだ状況を打破するために、原作モノも致し方なしだと思うので。

しかしネット上での「実写ネギ」の評判は、まったく否定的で受け入れられていないようです(w まあ、それも今のオタク文化の中では致し方なし、かな。

最近、新作は放送前から叩き、始まれば斜に構えて観て、感想は否定的にする事がオタクらしいと思われているようなので。中には、「みんなが叩いているから、自分も叩いておく」という主体性のない人もいるようですし。そもそもそうした人たちは、本当にみんな「ネギま!」が好きなのだろうか?

まあ、今に始まったことではないんだけどね。

これを思い出しました。


ここからはかなり苦言が入りますので、お気に触った方はお聞き逃しを。

実写は見た目がしょぼい?二次元最高?
そんなことを言う人は、これを観なさいっ!
……茶々丸がこんなだったら、みんな泣き叫ぶだろうなぁ(w

なお、これはパイロット版の「マグマ大使」ですけれどね。
ニコニコ動画版はこちら

その「マグマ大使」などのピープロ作品が、まもなくスカパー!で放送されます。それに当たり「素晴らしきピープロ特撮の世界」が放送されていました。

その中では「ライオン丸G」をプロデュースした大月俊倫さんも登場し、魅力を語っています。「ネギま!」アニメ2作でもおなじみの方ですね。


ここからが本題。

番組では唐沢俊一さんが、こんなことを語っています。

 日本の特撮は「見立て」や「様式」である。

ハリウッドVFXと視聴者は、「だまそう」「見破ろう」と勝負しているのに対して、日本特撮には視聴者側の「そのように観てあげよう」という参加意識があるというのです。

なるほど、確かにその通り。

「ウルトラマン」でも「仮面ライダー」でも、私たち子供は心のどこかで気づいていながらも「ウルトラマンは身長40m!」「仮面ライダーのジャンプ力は48.7m!」と思って観ていたものです(w

考えてみれば、今だってジブリ映画や「ファイナルファンタジー」の登場人物はどう見ても日本人顔なのに「異世界の住人である!」と脳内で補完してしまっているわけですよね。


だから、いいですか。「実写ネギ」を観るときは……

「彼女はロボットだ!」
「彼女は日本人ではない!」
「そもそも全員中学生!」

など、そう信じて観るようにしましょう。

「ネギま!」の原作漫画に対してだって、知らずにそうして見ているわけなんだよなぁ。人間って、かなりいい加減だね(w




……まあ、正直な話をすれば、小太郎の登場は絶望的でしょうから、そういう意味では期待はずれなんですけどね(w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする