
「はいからさんが通る」
1987年 日本 90分
■監督:
佐藤雅道
■出演:
南野陽子
阿部寛
柳沢慎吾
丹波哲郎
野際陽子
●あらすじ
大正時代を舞台にハイカラ少女の恋と冒険を描いた、同名コミックスの映画化。
華族の伊集院家で花嫁修業することになったお転婆娘・紅緒。
ところが彼女は、奉公先の伊集院忍と恋に落ちてしまう。
★感想など
本作の主題歌は結構好きだよ。
アイドル全盛時代の南野陽子にはそんなに興味はなかったんだけど、
時間が経って、懐かしくなってきたので、なんとなく観てみた。
感想はイマイチ。
ちなみに原作も読んだ事あるけど、映画版はそのダイジェスト版になってしまっている。
各キャラクターも、原作版との比較で見てしまうと、どの人も全然駄目だね。
唯一原作に近い雰囲気だったのは、野際陽子くらいかな?
原作でも紅緒と如月の絡みは面白いんだから、その辺をもっと膨らまして欲しかった。
そう言えば、原作絡みで言うのなら、伊集院伯爵と紅緒との和解シーンが無かったのが納得イカン!
あのジイさんは、後に紅緒の良き理解者となる所が好きなのに。
まあ後致命的なのは、主役の南野陽子があまり魅力的に見えなかったとこ。
アイドル映画らしく、もっと可愛いいのかと思ってた。
正直、このキャラクターはあってないんじゃないかとさえ思った。
そして相手役の阿部ちゃんは、全く駄目だ。
あれじゃあ、単なる嫌なヤツでしかない!
こいつが出てこなくなるまでの30分くらいは、ほんとにいつ観るの止めようかとずっと考えてた。
それくらいイラっとさせてくれたね。
まあトータルとして、ナンノのファンか、原作好きくらいしか観ないだろうから
こういった映画を真面目に評価してもしょうがないんだが。
だが、エンディング・ロールの最後で、主題歌が終わる途中でぶった切ったのは許せなかったな。
どうせなら、ちゃんと曲の終わりにあわせて映画も終わらせろよ!