レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

空飛ぶ十字剣

2025年01月27日 20時09分35秒 | 功夫/空手/武侠片

「空飛ぶ十字剣」
原題:千刀萬里追/DYNASTY
1977年 台湾 96分
■監督:
 張美君(チャン・メイチュン)
■出演:
 譚道良(タン・トゥリャン)
 白鷹(パイ・イン)
 唐威(タン・ウェイ)
 金剛(カム・カン)
 李文泰(リー・マンチン)

●あらすじ
3D映画というのは映画史的に見て、何度かブームを起こしているが、
これはそういったブームの狭間に突如出現した台湾製クンフー・アクション。
時は明王朝末期、暴君に師匠を殺された弟子の復讐を描くが、
この際ストーリーはどうでもよく、評価は、いかに立体効果が発揮されたアクション・シーンが
堪能できるかにかかってくる。
そういった意味では、肉体アクションだけに終始せず、
様々な形状をした武器を続々と登場させて生み出した、画面の手前に突き出される立体効果は、
なかなか工夫を凝らしていると言えよう。
特に、クロス状の鎖帷子を気合い一閃振り回して変身させる"空飛ぶ十字剣"は効果・威力ともに壮絶。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
これは昔から観たかった作品なんだよねえ。
何せ私のレレレ人生の起点となった「ドラゴン大全科」で紹介されていた映画であり
そこに紹介されている写真を何度眺めながら実際の映画を観たいと思っていたことか。
さてそんな長年の夢を叶えた鑑賞後の感想と言えば、まずタイトルにもある"空飛ぶ十字剣"が
主人公側の武器ではなくて、悪の大ボスが使用している事に驚いた。
てっきりサモ・ハンの「燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳」で登場した、
無敵の銀チョッキみたいな感じだと思っていたからね。
ストーリーの方はこれ以上なくいらいに単純なんだけど、1970年代の台湾映画ってほとんどそんな風である。
代わりに功夫シーンを一杯入れるのが特徴で、観客が若い時分には丁度良い作り方だと思う。
全体的に主役の譚道良(タン・トゥリャン)よりも、悪役の金剛(カム・カン)の方が印象に残ったり
肝心の"空飛ぶ十字剣"がラストまで全く登場しないとか色々あるが
当時の香港功夫映画の中でも異色作なのは間違いない本作。
好きな人にはオススメですぞ。

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