レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

刑事物語3 潮騒の詩

2021年09月14日 00時10分50秒 | 功夫/空手/武侠片

「刑事物語3 潮騒の詩」
1984年 日本 105分
■監督:
 杉村六郎
■出演:
 武田鉄矢
 星由里子
 沢口靖子
 佐藤佑介
 ハナ肇

●あらすじ
長崎県、五島列島の五島中央署。
問題児の片山は刑事とは名ばかりの雑用係を命じられていた。
そんなある日、彼は警視庁の刑事たちから、逃亡犯の仁科が故郷のこの島に現われるかもしれないと聞く。
仁科の母親が経営するバーに潜入した彼は、やがて仁科の妻子が民宿を営んでいるという情報を得て、宿を張り込む。
だがその矢先、彼は海に落ちた子どもを助けようとする中で気絶し、宿に担ぎ込まれてそのまま住み込みで働くはめに……。
(WOWOWオンラインより)

★感想など
前作が超ハードな内容だったのに対して、一転本作はコメディ調に変わっていた。
このギャップたるや相当たるもので、ほとんど付いていけないくらいのレベルである。
前作ではニコリともしなかった片山刑事が、本作ではちょっとドジでお人好しなキャラクターになっており
前作がブルース・リーなら、本作はデブゴン・シリーズの時のサモ・ハンって感じである。
敵も「北斗の拳」のケンシロウみたいな服装でボーガンを構え、ホッケーマスクを被った長身の殺し屋と言う
ほとんどギャグとしか思えないヤツが出てきたりと、目茶苦茶さもグレードアップしている。
だが各キャラクターと脚本が噛み合っていないような印象を受けた。
いつもどこかチグハグな感じがして、ぎくしゃくしたまま最後まで行くような感じ。
ただこの変な気持ち悪さも沢口靖子が登場してくると雰囲気が一変する。
思いっきり笑い、はしゃぎ、泣き、悩む彼女の姿はピュアなフレッシュさに溢れかえり
正に若き新人と言う感じで最高にすがすがしい。
流石「東宝シンデレラ」!
コメント
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