レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

少林寺拳法

2021年10月07日 12時48分25秒 | 功夫/空手/武侠片

「少林寺拳法」
1975年 日本 87分
■監督:
 鈴木則文
■出演:
 千葉真一
 志穂美悦子
 誠直也
 佐藤允
 中島ゆたか
 小池朝雄
 名和宏
 室田日出男
 安岡力也
 丹波哲郎

●あらすじ
60万もの拳士の頂点に立つ少林寺拳法師家・宗道臣が
少林寺拳法を創設するまでの波乱の半生をダイナミックに描いた実録アクション映画。
喧嘩坊主と言われた若き日の宗道臣を体当たりで演じるのは千葉真一。
監督は「トラック野郎」シリーズの鈴木則文。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
子供の頃は功夫映画ブームだった。
TVを付ければ70年代の香港功夫映画を中心に、最新の香港映画のみならず香港のTVシリーズまで放送するくらいブームだった。
私のレレレの種モミであった秋田書店の「ドラゴン大全科」と共に「少林寺拳法入門大百科」と言う本も持ってたんだよね。
(ちなみに両方ともまだ持ってます(笑)
この本が最高に楽しくて、2/3は少林寺拳法の技を子供向けに紹介しているのだが、内容が少林寺拳法を習っている子供(10歳くらい)が
街でさまざまなトラブルにあった際は、少林寺拳法のこの技が使えるぞ! みたいな感じなのだがそのトラブルのあい方がもうハンパなくて!
・友達と映画を観に街に行くと不良に絡まれる
・犬を散歩させていると、大人が自分の飼い犬を蹴ってくる
・川原で座禅そしていると、突然胸倉をつかまれる
・女の子が街を歩いていると、突然二人の男に両手を捕まれ連れ去られる
・女の子が髪を二つに縛っていると、髪の毛を引っ張られる
・学校では喧嘩が日常茶飯事
とてもじゃないが安心して住めないレベルのトラブルばかりなのだ!
その辺の一部はネットで「少林寺拳法入門大百科」と画像検索してみるといくつか見ることが出来るので、一度検索してみてください。
きっと読みたくなってきますよ(笑)
閑話休題
さてそんな最高な少林寺拳法を創設した宗道臣の半生を千葉真一で描いた本作。
その半生は漫画で読んでいたのとほぼ同じだったけど、戦後まもなくの荒れた街ではやくざや進駐軍が好き勝手に暴れる無法地帯。
か弱き市民はどんなにヒドイ目にあわされても耐えるしかなかったところ、宗道臣は少林寺拳法で市民を守る。
と言ったヒーローものなんだが、戦後すぐが舞台とあってほとんで「仁義なき戦い」の最初の方のような雰囲気が強い。
宗道臣も千葉真一が演じているせいもあるが、どちらがやくざかわからないくらいの暴力拳法で
やくざたちを容赦なく血みどろの海に沈めていく。
映画の最後に少林寺拳法の「正義をともなわない力は暴力なり。力をともなわない正義は無力なり」の名台詞が出てくるが
超暴力描写のあとにこれを見せられても、ねえ(笑)
ただこの映画、物凄く面白いです!
そう言えばふと感じたんだけど、千葉真一は少林寺拳法師家・宗道臣や、極真カラテの大山倍達など
実在の拳法家を複数演じているなあと気付いた時、古装片ブームの時に実在の武術家を演じまくった
李連杰(リー・リンチェイ)と同じだなあと思ったね。
この辺も時代を先取りしていた千葉ちゃんは流石だね!
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キング・オブ・ゾンビ

2021年10月07日 00時30分07秒 | ホラー

「キング・オブ・ゾンビ」
原題:THE ZOMBIE KING
2013年 イギリス 85分
■監督:
 エイダン・ベリザイア
■出演:
 エドワード・ファーロング
 コリー・フェルドマン
 ジョージ・マクラスキー

●あらすじ
エドワード・ファーロング主演によるゾンビホラー。
妻を生き返らせたい一心でブードゥー教に手を出したサミュエル・ピーター。
悪の神・カルフと出会いゾンビキングとなった彼は、妻と永遠の命を手に入れ世界征服を目論む。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
どうしてゾンビ映画と言うのは、9割はつまらないんだろう!
本作は「T2」のエドワード・ファーロングと、「スタンド・バイ・ミー」のコリー・フェルドマンが共演とあって
レレレ好きにはたまらない顔合わせであり、結構楽しみにしながら観始めたのだが、その期待は無残に打ち砕かれた。。。
まずエドワード・ファーロングとコリー・フェルドマンの二人が画面に映る時間が少なく、話のほとんどは知らないひとたち。
この人たちとか周りの風景がいかにもイギリスって感じでその辺は悪くないんだが、
いかんせんこの人たちが全員中年なのが、盛り上がらないことこのうえない。
しかもその途中途中にエドワード・ファーロングの回想シーンがかなりぶつ切りで挿入され
テンポが悪過ぎてしょうがない。
さらに全編ほとんど音楽が流れない。
80年代の映画ってほとんどどんなジャンルの映画でも、終始音楽がガンガン流れていたような気がする。
これかなり重要な要素で、画面も物語もつまらなくても、効果的なBGMがずっと流れていると結構最後まで観れたりするんだよね。
無音の画面って緊迫感を出すには効果的だけど、関係ないシーンでもずっと無音でいられると疲れる。
そしてつまらない。邦画がそんな感じだよね。
そんな無音画面の中で、輪をかけてひどいのが役者たちの演技。
スローリーでテンポが悪くて緊張感が無さ過ぎて、それでいて他人の揚げ足ばかり取って観ていてこちらがイラついてくるなどなど。
まあそんな映画ですが、興味がある人は。
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