「死霊のしたたり2」
原題:BRIDE OF RE-ANIMATOR
1989年 アメリカ 90分
■監督:
ブライアン・ユズナ
■出演:
ジェフリー・コムズ
ブルース・アボット
クロード・アール・ジョーンズ
デヴィッド・ゲイル
●あらすじ
前作から1年後、ハーバードが起こした死体蘇生事件のほとぼりも冷めたかに思われたころ、
彼が軍医として訪れたペルーで、又も死体蘇生役を発見!?
すると彼は、毎夜死体を盗み出し、それ縫い合わせて理想の女性を創ろうと目論むが・・・。
ラストに出現する、大阪出身、ハリウッドの特殊メイクアップアーティスト
“スクリーミング・マッド・ジョージ”の手によるクリーチャー達は圧巻!
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
名前だけの続編ではなく、前作のキャストがそのまま続投する正統続編。
今回は前作のような重苦しさはなく、代わりに変なクリーチャーを作り出すトンデモ映画になっていた。
テーマが「フランケンシュタインの花嫁」と言うかまんまパクリなため、死体の色々なパーツを集めて合体させ
一人の女性(前作で死んだヒロイン)を創り出そうと言うのが狙いだが
その過程で、とりあえず思いつきでバラバラのパーツを適当にくっ付けて死体蘇生薬を振り掛けると
途端に死体が動き出すからあらビックリ。
最初はバラバラの5本の指と目玉をくっ付けたら、クモみたいに動く気持ち悪いクリーチャーが出来上がり
膝から下の片足と肘から下の片腕をくっつけて見たり、生首に片腕か片足だかどっちかをくっつけたり
片足が無くなった犬に、人間の腕をくっ付けたりとかもう無茶苦茶。
だがこのイカれたセンスは、日本人ながらハリウッドで活躍していたスクリーミング・マッド・ジョージの功績だろう。
しかし最高にイカれてるのは、前作であしゅら男爵になっていたヒル教授で
胴体がないため自由がきかないのを何とかするために
生首にコウモリの翼をつけて飛び回るおかしさっぷりを見せてくれる!
とまあ前作とはまた違った面白さで楽しませてくれる本作も必見ですね!