レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

西遊記~はじまりのはじまり~

2021年10月03日 14時51分18秒 | SF/ファンタジー

「西遊記~はじまりのはじまり~」
原題:西游降魔篇/Journey to the West: Conquering the Demons
2013年 中国 110分
■監督:
 周星馳(チャウ・シンチー)
 郭子健(デレク・クォック)
■出演:
 文章(ウェン・ジャン)
 舒淇(スー・チー)
 黃渤(ホアン・ボー)

●あらすじ
「少林サッカー」「カンフーハッスル」のチャウ・シンチー監督が“西遊記”をモチーフに描く奇想天外冒険活劇。
主演はスー・チーとウェン・ジャン。三蔵法師がまだ玄奘という名の冴えない妖怪ハンターの若者だった頃。
彼は川に出没する謎の妖怪(後の沙悟浄)を退治しようと悪戦苦闘中。
そこへ、美人の妖怪ハンター段が現われ、妖怪を鮮やかに退治する。
山奥の料理屋にやって来た玄奘は、またしても謎の妖怪(後の猪八戒)相手に苦戦しているところを、突然現われた段に救われる。
しかし一度は生け捕りにしたものの、豚から巨大なイノシシに姿を変え逃げられてしまう。
やがて師匠から“あの妖怪を倒せるのは、五指山のふもとに閉じ込められた孫悟空だけ”と教えられ、五指山へと向かう玄奘だったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
周星馳が出演せず監督しただけの作品。
この後に「西遊記」や「孫悟空」とかのタイトルが付いたDVDが沢山出ているところを見ると、影響力は強かったのだろう。
周星馳が日本の漫画好きなのは有名な話で、「少林サッカー」の時は「キャプテン翼」だったが
本作は「ドラゴンボール」らしく、ラストの戦いで孫悟空が大猿に変身するのは、サイヤ人が大猿に変身するアレか。
映画としてはOPから「カンフーハッスル」の豚小屋砦みたいな小屋が出てきたり、師匠からいかにも使えなさそうな経典をもらうとか
なんだか監督としては「カンフーハッスル」の頃から成長してないような感じがしたが、どうなんだろう。
ラストの千年愛すの台詞も「チャイニーズ・オデッセイ」まんまだし。
ちょっとグロいシーンも多いけど、作りとしてはいつもの周星馳映画って感じなので
その辺に慣れている人なら問題ないだろう。
主役のウェン・ジャンはちょっと若い頃の張學友(ジャッキー・チュン)に似ていて悪くないが
やっぱり本作の主役は舒淇(スー・チー)だと感じる。
周星馳映画はヒロインがいつもヒドイ目に遭わされるのが定番だが、本作の舒淇はむしろ自分から全力投球で頑張っている。
まさしく泣いて笑って泥だらけになり、縦横無尽に大活躍する。
ラストの曲が何故「Gメン’75」なのか不明だが、観ている間は楽しませてくれるのは流石と言えよう。
続編は評判悪いけど実際どうなのかな。
でも「西遊記」を観ていると、やっぱりまちゃあきと夏目雅子の「西遊記」が観たくなってくるよね!
コメント
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