レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ZOMBIO/死霊のしたたり

2021年10月01日 22時52分33秒 | ホラー

「ZOMBIO/死霊のしたたり」
原題:RE-ANIMATOR
1985年 アメリカ 85分
■監督:
 スチュアート・ゴードン
■出演:
 ジェフリー・コムズ
 ブルース・アボット
 バーバラ・クランプトン
 ロバート・サンプソン
 デヴィッド・ゲイル

●あらすじ
死体蘇生薬を開発した学生ハーバート・ウェストの狂気の実験が巻き起こす恐怖を描く。
怪奇小説の大家H・P・ラブクラフトの原作(『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』)を、
これが監督デビューのS・ゴードンがユーモアを交えながら奇妙な味付けで映画化。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
大昔から、それこそレレレに目覚めた頃から知っている有名タイトル。
今さらと言うかやっと観てみたが
いや、マジで面白かった!
もっと早く観ておけば良かったと後悔したねえ。
まずOPが秀逸。名作「サイコ」の曲をポップ調にしたようですが、これが中々軽快で素晴らしい。
一回で気に入ってしまうレベルです。と言いつつオリジナルの「サイコ」の曲なんて全然覚えてないんだけど(笑)
全体的な画もちょうど良い塩梅のうす暗さが、80年代の低予算ホラーに多い感じなので嬉しい。
これは80年代低予算ホラーを沢山観ると、なんとなく分かります。70年代の映画観た方がはやいかな。
ストーリーはかなりブットンでいて、まず変態しか出てきません。
突き抜けたマッド君なハーバート・ウェストは、一目見ただけでヤバイ感じ満載。これは役者の力だね。
このハーバート・ウェスト君は、生死の観点が完全にイカれており、蘇生薬なんて作れちゃったもんだから、簡単に人を殺します。
もちろん罪悪感なんてゼロ。殺したって蘇生薬で生き返らせればいいんだろってな感じなので。
しかしこれに輪を掛けた変態がヒル教授で、ヒロインである学生の娘が気に入っているロリコンで
ヒロインのナプキンとか髪の毛とか拾って集めているド変態。
ハーバート・ウェスト君の発明である蘇生薬の秘密を知ると、彼を逮捕させることも出来るぞと脅し
蘇生薬を自分の発明として世に発表し名声を得ようとする、学者としてはクズ極まりない行動に出ようとする。
しかしウェスト君に首を切断されて殺されてしまうどころか、ウェスト君が興味本位で生首と胴体の両方に蘇生薬を注射すると
見事生き返り、自らの首を首が無い胴体が持ち運ぶようになると言う
まさかのリアル『ブロッケン伯爵』が観れるとは!
しかしこのブロッケン伯爵は変態だから、ヒロインをゾンビにした父親に誘拐させてきて全裸にし
首のない胴体でおっぱいを愛撫して生首がうっとりすると言う馬鹿シーンの後は
胴体が生首を持って、生首がおっぱいや股間を舐めまわすと言う、
こちらが想像出来ないゾンビ描写を見せてくれる!
とまあこれがデビュー作であるスチュアート・ゴードン監督の他の作品。そう言えば大昔観たねえ。
「フロム・ビヨンド」「ドールズ」「ロボ・ジョックス」
どれもエンパイア・ピクチャーズと言う映画会社と共に”面白い”と記憶していた映画たちだねえ。
思うにレレレの始まりは、エンパイア・ピクチャーズ、ゴールデン・ハーベスト、キャノン・フィルムズ辺りで構成されていた気がする。
懐かしい感覚を思い出させてくれたよ。満足、満足。
ちなみに本作には続編が3まであります。
内容的に登場する役者は全員入れ替わり、名前だけの続編(「13日の金曜日」みたいなね)かと思いきや
本作の登場人物たちが出続ける続編らしい!
それは別の意味で楽しみだな!
コメント
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