「グリーンブック」
原題:GREEN BOOK
2018年 アメリカ 130分
■監督:
ピーター・ファレリー
■出演:
ヴィゴ・モーテンセン
マハーシャラ・アリ
リンダ・カーデリーニ
●あらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、
ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。
彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、
なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。
二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。
(Amazon Prime Videoより)
★感想など
前からあらすじが気になっていた作品で、クリスマスだから何か良質のドラマ作品でも観ようと思って鑑賞してみました。
そうしたら結構話に引き込まれていき、寝る時間を過ぎていたのは分かっていたが、それでも最後まで一気に観てしまった。
性格やキャラクターが正反対の二人が一緒に過ごしていくうちに、段々と打ち解けていき
仲良くなっていくのは、こういった話では王道だが、本作もその王道に則った作りになっており
またその王道っぷりが、大変心地良くこちらの心に染みてくる。
とは言え親切な作りになっているわけではなく、二人のキャラクターのベースとなる部分や、
そこを踏まえた上での、二人の距離が近づいていくところなどを、じっくりと分かりやすくは描いていない。
触れてないわけではないんだけど、特に強調はしてこないので、軽い気持ちで観ているとさらっと通り過ぎていきそうだ。
まあ仮にそうだったとしても、エンドクレジットの本物の二人のその後のエピソードでぐわっと胸が熱くなる。
ラストはクリスマスの夜で終わるので、鑑賞したタイミングもバッチリだった。
良い映画でした。