「カイジ 人生逆転ゲーム」
2009年 日本 130分
■監督:
佐藤東弥
■出演:
藤原竜也
天海祐希
山本太郎
光石研
吉高由里子
鈴木亮平
福本伸行
もたいまさこ
松山ケンイチ
佐藤慶
香川照之
●あらすじ
福本伸行の大ヒットコミックを藤原竜也主演で映画化。
その日暮らしの自堕落な生活を送るフリーターのカイジ。
ある日多額の借金を抱えた彼は、遠藤と名乗る悪徳金融会社の社長に誘われるまま、
あるゲームに参加するため謎の船に乗り込むことに。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
カ、カイジの実写版を、とうとう観てしまった。
ざわ・・・ ざわ・・・
でも別に悪く無かったよ。
原作と比較してしまうとそりゃアレだが、一本の映画として見れば十分に面白い作品になっている。
と言っても、カイジがやたら状況を説明する台詞が多かったなとは感じたが。
しかし主演の藤原竜也は才能に溢れた実力者なので、必死に叫ぶカイジ像も藤原竜也版カイジって感じで全然良かった。
原作とは性別が変わった遠藤役の天海祐希も、これは原作の遠藤とは全然違うなと思うくらい
立場も性格も全然違っているのだが、映画版は独自の魅力に溢れるキャラクターになっていて
これも一重に天海祐希の実力であろう。
ストーリーの方は130分もあるのに異様なくらいの駆け足で物語が進んでいく。
恐らく脚本家の方が原作好きで、あれもこれも入れたい。
でもこれだけは絶対に外せない!(キンキンに冷えてやがる。とか)とか、
原作愛に溢れまっている気がして、何だか嬉しくなってきてしまう。
その中でも個人的に一番気にいったのは、ブレイブ・メン・ロードの映像だねえ。
高所恐怖症の私からすると、上から下を映す映像は本当に恐怖映像でしかない。
あのインパクトは本当に凄いね。
そしてEカードのシーンは、藤原竜也と香川照之の名演技対決による白熱の名シーンであった。
全体的に原作好きからすると、映画化するにあたってマイルドにせざるを得ないところなどを加味して
非常に良く出来た映画化だと思う。
それ以外にも、黒服役で鈴木亮平が出演していたり、友情出演で松山ケンイチも出ているなど
脇役陣も色々な発見があって楽しい。
本作には総じて満足できました。
映画版はこの後も続き、パート3まであるらしいから、その内楽しみにして観る事にしよう。
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