「ブルース・リーを探せ!」
原題:天皇巨星/Exit the Dragon, Enter the Tiger
1976年 台湾 84分
■監督:
李作楠(リー・ツォナム)
■出演:
黎小龍(ブルース・リィ)
龍飛(ロン・フェイ)
山茅(サン・マオ)
金剛(カム・カン)
張翼(チャン・イー)
陳森林(チェン・サムラム)
●あらすじ
そっくりさん映画で日本に来ている映画。
1979年春に公開されたから、すでに見た人がいるはずだ。
「ブリンクス」と2本立てになった。
ブルース・リーの親友が、急死した死因をふしぎに思い、麻薬シンジケートへ潜入して真相をしらべる。
ブルース・リイ主演。
(ドラゴン大全科より)
★感想など
これまた「ドラゴン大全科」で観たかった作品。
上記は日野康一先生の原文ママですが、同時上映は「ブリンクス」ではなくて「ゾンビ」ですね。
それとも「ブリンクス」と2本立てで上映していた地域もあるのかな?
それはさておき、今まで観てきたそっくりさん映画の中では、かなり面白い部類だと思う。
普通に観ることができたし。
ストーリーがワン・アイデアではなくて、いくつか話が転がるのと
当時の台湾功夫映画は、とりあえず格闘シーンを入れとけの発想なので
格闘シーンと格闘シーンをストーリーが繋いでいるようなものだが、その話が転がるので割と飽きないのだ。
そして肝心の格闘シーンも、色々とバリエーションを持たせようとしているのも悪くない。
また主演の黎小龍(ブルース・リィ)もこれから売り出そうという時期だと思うが
元体操選手なのを生かしたのか、体育館で体操器具を使った功夫アクションを取り入れているのも
スタッフたちが黎小龍の良さを生かそうとしてあげたからなのかと考えてしまう。
これは「新死亡遊戯/七人のカンフー」においても同様だったが
他に出演しているメンバーを見ていると、どう考えてもジミーさんをトップにした
台湾やくざ関連の制作会社だろうに、そんな優しさがあったんだなあとビックリする。
やくざと言えば、本作に陳森林(チェン・サムラム)が出演していたのに驚いた。
彼は典型的なヤクザ顔なのだが、倉田さんが当時の台湾映画の悪役は本物のヤクザがやっていたと言っているので
顔からしても陳森林はやっぱりそうだったんだなと、本作を見てそう思ったね。
何故かって?
だって本作にはジミーさんが・・・・・・
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