レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

醒拳

2022年07月28日 08時50分23秒 | 功夫/空手/武侠片

「醒拳」
原題:龍騰虎躍/Fearless Hyena Part II
1983年 香港 91分
■監督:
 陳全(チェン・チュアン)
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 惠天賜(ウァイ・ティンチ)
 任世官(ヤム・サイクン)
 田俊(ジェームス・ティエン)
 陳慧樓(チェン・ウェイロー)
 韓國材(ハン・クォツァイ)
 石天(ディーン・セキ)
 林銀珠(リン・インジュ)

●あらすじ
ジャッキ・チェンによるカンフー・アクション。
カンフーの名手である青年ロンとズボラな従兄のヤスは、醒拳の達人であるそれぞれの父親から特訓を受けていたが、
中々身に入らずいい加減な日々を過ごしていた。
そんなある日、彼らの父親たちが宿敵である天鬼拳の極悪兄弟に無残にも殺されてしまう。
復讐を誓い、壮絶な特訓の末に必殺の醒拳をマスターしたロンとヤスは、天鬼拳一派に最後の闘いを挑むが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々ヒドイ映画だった。
「必殺鉄指拳」と同じく、他の映画にジャッキーの未公開フィルムを使い、
残りのシーンは偽ジャッキーが変装してジャッキーと思わせるパチモン作品。
「必殺鉄指拳」は「燃えよ!ジャッキー拳」をベースに後から色々なシーンを付け足していたので、まだ内容に整合性もあったが
本作はちょろっと撮影だけしていた映画のシーンと、「笑拳」のNGシーン。さらに「拳精」のシーンと偽ジャッキーで作っている。
ただ「必殺鉄指拳」と違ってパーツを組み合わせているので話の軸が定まっていない印象がある。
功夫映画には全くあっていないBGMも含めて、前半40分くらいは絶望的なくらいにつまらなかった!
あの「ちむどんどん」を超えるクソ脚本かと思ったけど、やっぱり「ちむどんどん」の方がクソだなと言うことで落ち着いた。
BGMと言えば「悪漢探偵」の音楽とか勝手に使っているので、前半の変なコメディチックなBGMも何かの映画からのパクリなのかも。
なんかこの頃の台湾映画ってBGMのパクリが多い印象がある。香港映画もかな?
ヒドイと言えば、お決まりの修行シーンが無いのも肩透かしだ。
この頃のジャッキー功夫映画と言えば修行も一つのテイストだったはず。
「笑拳」の師匠とかも出てるんだから「笑拳」の修行シーンとか入れればいいのにそれもなし。
いきなりラストバトル。
この辺のセンスの無さが羅維(ロー・ウェイ)がBIGになれなかった原因なんだろうな。
と言う訳でちょっとジャッキーが好きくらいの人には全くオススメできません。
香港映画と言えば大細目くらいのハードな方ならいけるでしょう。

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